7年連続、同じ鳥が同じ時期に飛来!約14万キロの旅を続ける鳥・キアシシギ「C6」
谷津干潟自然観察センター記録更新
千葉県習志野市にある谷津干潟自然観察センター(指定管理者:谷津干潟ワイズユース・パートナーズ、代表企業:西武造園㈱)は、8月3日(金)にキアシシギの刻印付き「C6」という鳥が同じ時期に飛来したことを確認しましたのでお知らせします。
記録更新!キアシシギ「C6」が7年連続谷津干潟に飛来!
「C6」という刻印がついたキアシシギは、2011年9月5日に環境省・山階鳥類研究所が谷津干潟で行った標識調査(渡り鳥のルートを調査するために行う)で刻印入り青フラッグ(小さな旗)と白フラッグ(三角)がつけられました。観察センターでは鳥相調査記録を毎日行っており、この鳥が毎年同じ時期に谷津干潟に渡ってきていることがわかりました。標識をつけられてから今年で7年目。連続して同じ時期に確認したことで観察センターの記録を更新しました。(記録は次ページを参照)
この鳥の飛行距離は、1年間にロシアからオーストラリアの約1万㎞を往復すると仮定した場合、約14万㎞、地球3周分を旅していることになります。
壮大な渡りを行うキアシシギ「C6」を通して、渡り鳥のおもしろさや干潟の保全に関心を持っていただけるよう、貴社にてご紹介いただけると幸いです。また、取材についてはいつでも応じることができます。お気軽にお問い合わせください。
◎キアシシギ「C6」の観察記録(谷津干潟自然観察センター調べ)
標識装着年月日 2011年9月5日 装着場所:谷津干潟(千葉県習志野市)
標識 左すね:青フラッグ 刻印C6、ふしょ:白カットフラッグ、右ふしょ:メタルリング
◎キアシシギ
シギ目シギ科。体長25㎝の黄色い足のシギ。ロシアで繁殖し、オーストラリアで越冬する旅鳥。谷津干潟には4,5月と8,9月に飛来する。主に干潟の泥にすむカニなどの甲殻類を採食する。
◎標識調査
鳥類標識調査とは、1羽1羽の鳥が区別できる記号や番号がついた標識(足環)を鳥につけて放し、その後の回収(標識のついた鳥を見つけ、その番号を確認すること)によって鳥の移動や寿命について正確な知識を得るという調査方法。
<谷津干潟自然観察センター概要>
都会に残された貴重な自然である谷津干潟は、水鳥の生息や水の浄化など様々な働きを持つ干潟などの湿地を保全し、ワイズユース(賢明な利用)することを目指す「ラムサール条約登録湿地」となっています。また、水鳥の保全を目的とする「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」に参加しています。
この谷津干潟に隣接する観察センターは、国境を越えて旅をする水鳥たちが集まる豊かな自然を誰もが楽しめる憩いの場所です。干潟や野鳥に詳しいレンジャーが常駐し、観察案内や様々な自然体験プログラムを行っています。
【谷津干潟自然観察センターホームページ】
http://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/
【入館料】 中学生以下無料、高校生以上370円、65歳以上180円 ※団体割引・年間パスポートあり
【開館時間】 9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/1)
【館内設備】望遠鏡設置(無料)・双眼鏡貸出(館内無料)、多目的トイレ(車椅子、オストメイト、おむつ交換台)、ベビールーム、飲食コーナー、カフェオアシス、売店「ちどり屋」(カフェと売店利用のみの場合は入館無料)
【交通アクセス】
・電車ご利用の方
京成線谷津駅から徒歩約30分、JR京葉線新習志野駅から徒歩約20分、JR京葉線南船橋駅から徒歩約20分
JR総武線「津田沼駅」南口バスのりばから「谷津干潟行き」に乗車。終点「谷津干潟」を下車、徒歩約15分
JR総武線「津田沼駅」南口バスのりばから「新習志野駅行き」に乗車。「津田沼高校」を下車、徒歩約10分
・お車ご利用の方
駐車場入り口は、国道357号線下り車線からお入りください。
千葉方面からお越しの方は、国道357号線の若松交差点をUターンしてお越しください。
【お問合せ】
習志野市谷津干潟自然観察センター
〒275-0025 千葉県習志野市秋津5-1-1
電話:047-454-8416
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