パリ在住の美術家・釘町彰が6mを超える最新作を発表。レトロスペクティブとしての個展を東京にて初開催。
東京・品川のTERRADA ART COMPLEXⅡにあるギャラリーYUKIKOMIZUTANIにて、2025年12月13日(土)-2026年1月17日(土)まで釘町彰による初の大規模個展を開催。

これまで一貫して「風景」を主題とし、日本画材を用いて人間と世界との関係を問う絵画表現を探求してきた美術家・釘町 彰(くぎまち あきら)。このたびの大規模個展では、過去の代表作から最新作までを展示する。
個展「Absentia - 不在の風景 - 」
開催期間:2025年12月13日(土)~2026年1月17日(土)
プレビュー12月12日(金)11時~17時にご取材いただけます。
ご希望の方は下記担当者までお問い合わせください。
*2025年12月27日(土)~2026年1月5日(月)は冬季休廊
場所:YUKIKOMIZUTANI
住所:東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX Ⅱ 1F
開廊時間:火曜~金曜 12時~18時
日曜、月曜、祝日休廊
関連イベント:山本貴光(文筆家/ゲーム作家) × 釘町彰(美術家) クロストーク
2025年12月13日(土) 15:00~16:00 (申込制)
オープニングレセプション:16:00~18:00

釘町彰の制作は、和紙に何層にもわたり墨を重ね、その上から膠で溶いた胡粉を幾度も薄く塗り重ねることから始まります。その行為はまるで虚空の闇から光が立ち上がるようなプロセスです。さらに、揉み紙によって生じる皺の表情を、あるときは抽象的な宙として、またあるときは洞窟壁画の表面を辿るようなテクスチュアとして捉えます。そこには予定調和を超えた荒涼たる雪山や絶壁、雲や霞に包まれた無人の風景が現れ、膨大な死と生の流転を孕んだ「不在」の中の「在」を感じ取ることを示唆しています。
釘町彰プロフィール

1968年 神奈川県生まれ
1993年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業
1995年 多摩美術大学大学院美術研究科日本画専攻修了
1995–1996年 マルセイユ国立美術学校
(École Nationale Supérieure des Beaux-Arts de Marseille)に留学
1999年 パリ第8大学(Université Paris VIII)メディアアート専攻修士課程修了
2000–2002年 文化庁在外研修員として
フランス・パリに滞在
主な収蔵先およびプロジェクト
麻布台ヒルズAMANレジデンス(東京)、セルヌスキ美術館(パリ)、新見美術館(岡山)、ザ・ペニンシュラ東京(東京)、龍源寺(東京)、三菱商事パリ支店(パリ)、高田賢三旧邸(パリ)、西酒造株式会社(鹿児島)。その他、国内外の多数のパブリックコレクションおよびプライベートコレクション。

作家、作品に関して報道関係の方の問い合わせ先
YUKIKOMIZUTANI プレス担当:八神
Mail : office@yukikomizutani.com Tel : 03-6810-3885
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