wolfSSL、ポスト量子暗号に対応

wolfSSL TLSライブラリを利用する組み込み機器でポスト量子暗号による通信が可能に

組み込みシステム向けネットワークセキュリティ専門ベンダのwolfSSL Inc.(本社:米国ワシントン州エドモンズ)は本日、同社の主力製品、組み込みシステム向けセキュリティライブラリであるwolfSSLが、ポスト量子暗号に対応したことを発表しました。これにより、wolfSSLライブラリを自社製品に組み込んで利用するユーザーは、インターネットセキュリティの標準プロトコルであるTLS(Transport Layer Security)の上で、自らのアプリケーションに変更を加える必要なく、ポスト量子暗号による通信が可能になります。

量子コンピューティングの時代が現実になりつつあり、その新たな時代においても、安全なネットワーク通信を確保することが課題として見え始めています。米NISTのポスト量子暗号標準化(Post-Quantum Cryptography Standardization)に向けたコンペティションは、2021年のラウンド3で格子暗号の候補を中心に4つの暗号化/鍵交換アルゴリズム、署名アルゴリズムがファイナリストとして絞られ、まもなく結果が発表される見込みです。オープンソースプロジェクトのオープン量子安全(OQS: Open Quantum Safe)は、このファイナリストのアルゴリズムをライブラリ、liboqsとして提供しています。

今回のwolfSSLのポスト量子暗号サポートは、liboqsの提供するアルゴリズムをTLSライブラリ製品であるwolfSSLに実装し、組み込みシステムで利用できる製品として提供するものです。これにより、wolfSSLを利用するデバイスメーカーは、自社製品の構造や開発環境を変更することなく、簡単にネットワーク接続機能にポスト量子暗号によるプロトコルを組み込むことが可能になります。

現在のwolfSSL最新バージョンである5.2.0で、ポスト量子暗号に対応しています。
TLSでポスト量子暗号を試すサンプルプログラムおよびその使用方法も併せて公開しています。
https://www.wolfssl.jp/post-quantum-support/

wolfSSLのソフトウェアは、オープンソースと商用ライセンスの2つのライセンスモデルで提供しています。wolfSSLの製品をデバイスや商用ソフトウェア製品に組み込む場合、商用版ライセンスの契約が必要です。ライセンスに関するご質問は、info@wolfssl.jp までお問い合わせください。

 

wolfSSLについて
wolfSSL Inc.は、米国ワシントン州エドモンズに本社を持ち、組み込みシステム向けに軽量なセキュリティライブラリを提供しています。スピード、サイズ、移植性、機能、標準への準拠にこだわり、自社の専門エンジニアが開発、サポート、コンサルティングを行っています。米国連邦標準規格FIPS 140-2の認証取得では多くの経験があり、最新FIPS 140-3認証取得も進めています。航空宇宙ではRTCA DO-178CレベルA認証、車載向けではMISRA-Cをサポートします。

 2004年の創業以来世界各国で1,000社を超えるOEMカスタマーに採用されています。社名と同名の組込み向けTLSライブラリであるwolfSSLは、世界初の最新のプロトコルバージョンTLS1.3をサポートする商用版ライブラリです。

 wolfSSL Japan合同会社の技術サポートセンターでは、日本人専任スタッフによるサポートサービス、カスタマイズサービスなどを提供しています。

【お問い合わせ先 】
wolfSSL Japan合同会社 担当: 須賀
Email: info@wolfSSL.jp
TEL: 050-3698-1916
https://www.wolfssl.jp
https://twitter.com/wolfSSL_Japan

 

 

 
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