福岡市のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」にてFutuRocket社のAIカメラ「ManaCam」14台を活用し利用状況把握の実証実験がスタート!
設置工事不要で手軽に使えるAIカメラでオフィスの利用状況の見える化、DXを推進
FukuRocket株式会社はこの実証実験を通じて、新しい働き方が模索されているオフィス空間の利用実態の見える化に取り組み、誰でも手軽にスマートシティー化への取り組みを始めることができる製品を、AIとハードウェアの組み合わせで提供していきます。
誰でも手軽に設置して使えるAIカメラ「ManaCam」でスピード導入
FutuRocket株式会社(読み:フューチャーロケット 本社:東京都品川区、代表取締役社長:美谷広海)は、誰でも手軽に扱えるというコンセプトのAIカメラ「ManaCam」の開発を行っているスタートアップです。
コロナウィルスの世界的な感染拡大、及びそれ以前から生産性の向上の必要性が高まり変革が進められている中で、働き方が大きく変わりだしています。こうした状況の中、手軽に安価でオフィス空間の利用状況、利用状態を把握することができる製品が必要となっているのではないか、と考え、2018年より開発を行ってきた「ManaCam」の製品開発を推進しています。
「ManaCam」は本体価格が11,000円、年間利用料9,900円(いずれも税込)と、手頃な価格のAIカメラです。オープンソース設計のCPUであるRISC-Vマイコンによるエッジコンピューティングデバイスとし、機能を割り切ることで、ラズベリーパイで使われているARMプロセッサベースのものや、クラウドコンピューティングベースのより多機能で高性能な製品よりもお求めやすくシンプルな製品として提供しています。
「ManaCam」では、オープンソースベースの画像認識アルゴリズムにより、カメラで見える範囲の滞在者数を一定間隔おきにクラウドに送信しています。クラウドには人数の情報のみを送信し、画像はクラウドに一切送信しておらず、デバイスにも一切保存しないためセキュリティーの観点からも懸念が少なくご利用いただけます。
送信された人数情報は、専用のダッシュボードから参照することができ、過去にどのくらいの人が利用、滞在していたのか、グラフと数値を簡単に参照することができます。
また「ManaCam」は、USBケーブルによる電源供給以外に、E26の電球ソケットにより給電ができます。これにより、照明用のダクトレールや、ライトスタンドなどを活用し、天井への電源ケーブルの配線工事などを行わなくとも、どなたでも簡単に設置を行うことが可能であり、今回、Fukuoka Growth Nextでは工事を行うことなく低予算での導入を実現しています。
Fukuoka Growth Nextでの実証実験概要
Fukuoka Growth Nextは、福岡市と福岡地所株式会社、さくらインターネット株式会社、GMOペパボ株式会社による官民が連携して運営する創業支援施設です。コワーキングスペースやワークスペース向けのプラットフォーム事業、コンサルティング事業を手掛ける株式会社AnyWhereに、低予算で工事不要で導入可能なAIカメラ「ManaCam」に着目いただき、Fukuoka Growth Nextにて空間の利用状況を把握したいという課題の解決策を検討していたことから、今回の実証実験へと繋がりました。
また株式会社AnyWhere、FutuRocket株式会社の2社はいずれも東京都が運営する全国各地のスタートアップ・ベンチャー企業と、イノベーションの促進に取り組む自治体と企業を結びつける運営施設「NEXs Tokyo」の会員であり、NEXs Tokyoのコミュニティスペースで設置されている「ManaCam」の視察などにより、このマッチングへと繋がりました。
- 導入先:Fukuoka Growth Next(福岡県福岡市中央区大名2-6-11)
- 期間:2021年7月8日から順次開始、2022年6月30日(予定)
- 目的:コワーキング利用スペースの利用状況把握、コワーキングスペースの最適化を検証。
- 収集データ:利用人数カウント、滞在状況
- 実験概要:1階イベントスペース、コワーキングスペース、3階会議室などに合計14台のAIカメラを設置し、各エリアの利用状況を把握する。
(右から AnyWhere社代表取締役斉藤晴久、Fukuoka Growth Next副事務局長池田貴信、FutuRocket社代表美谷広海、AnyWhere社播信太郎)
誰でも手軽にスマートシティ推進に取り組める製品を
AIカメラが世界を大きく変えていますが、顔認証で使える無人コンビニや、行政向けのスマートシティなど、導入にあたっては一定の予算が必要なのが現状です。
FutuRocket社は、小規模事業者や新興国でも手軽に導入できる100ドル前後の価格帯のAIカメラを提供、また業者に設置・配線工事を依頼しなくも個人で設置ができるよう、USB端子以外にも、電球ソケットから給電できるようにしています。
AIを使ったDX(デジタルトランスフォーメーション)に誰でも、手軽に取り組めるようにし、デジタルではページビューなどで当たり前となっている利用者数の把握を、リアルの世界でも、手軽に利用者数の集計ができるようにすることで、小さな取り組みからスマートシティー化への一歩を踏み出せられる製品として開発を推進していきます。
Fukuoka Growth Nextについて
福岡市と民間の企業によって官民が連携して運営されている次世代型の創業支援施設です。
URL:https://growth-next.com/
株式会社AnyWhere社について
株式会社AnyWhereは、「世界中の誰もが、どこでも豊かに働き生きられる社会へ」のビジョンをかかげ、人でつながるワークプレイスプラットフォーム『TeamPlace』を運営しています。また、法人・自治体向けコンサルティング、ワークプレイスの立ち上げから運営までを支援する、ワークプレイスコンサルティング事業を展開しています。
URL:https://anywhere.co.jp/
NEXs Tokyoについて
東京都のスタートアップの全国各地への展開、全国各地のスタートアップの首都圏への展開を、イノベーションに取り組む自治体や企業と結びつけることによって支援する東京都による事業です。
URL:https://nexstokyo.jp/
ManaCamについて
誰でも手軽に扱えるシンプルなAIカメラとして開発されています。設置した場所の人数カウントを行い、過去のデータを遡ってダッシュボードで確認することができます。
ManaCam紹介動画 https://youtu.be/rV2Rf7AvYDE
過去の紹介記事(TechCrunch) https://jp.techcrunch.com/2019/12/26/ai-camera-manacam/
FutuRocket株式会社について
会社名:FutuRocket株式会社(読み:フューチャーロケット)
設立:2017年8月30日
代表者:美谷 広海(みたに ひろうみ)
事業内容:スモールビジネス向けのAIカメラ「ManaCam」及び、スマートIoTトイレットペーパーホルダーManaCamの開発を行っているスタートアップです。Plug and Play Japan, HAX.Tokyoアクセラレータプログラムに採択されています。
URL:http://futurocket.co
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