産業分野へのIoT導入を容易にするアナザーウェア社の「OPC UA Toolkit」がイーソルの機能安全リアルタイムOS「eT-Kernel」および「eMCOS®」に対応
~ OPC UA Toolkit for eSOLにより、産業機器やインフラ設備などでセキュリティと安全性を確保したOPC UA導入を強力に支援 ~
株式会社アナザーウェア(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:鈴木 晶、以下アナザーウェア)とイーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、アナザーウェア社製「OPC UA Toolkit」をイーソルの機能安全対応TRONベースリアルタイムOS「eT-Kernel」とスケーラブルリアルタイムOS「eMCOS」に対応させた、「OPC UA Toolkit for eSOL」をリリースしたことを発表します。これにより、産業分野のみならず、水道や石油ガスなどのインフラ分野において、OPC UAに対応したクライアントとサーバを素早く簡単に開発することができるようになります。
FAロボットや産業用機器など産業分野でのIoTやIndustrie 4.0対応が加速度的に進む中、産業オートメーション用のマシン間通信プロトコルの国際標準規格OPC UAがますます注目されています。OPC UAは、異なるベンダの製品間や異なるOS間などにおいて相互運用が可能です。プラットフォーム非依存の環境で、セキュリティを確保しながら安全なデータ交換を実現します。
OPC UA Toolkit for eSOLは、15年以上にわたりOPC事業に携わり、幅広い製品・サービスを提供するOPCテクノロジー分野のマーケットリーダの1社であるSofting社(ドイツ)と技術提携し、アナザーウェア社が開発した、OPC UAのSDK(Software Development Kit)です。イーソルのリアルタイムOSであるeT-KernelやeMCOSを使った環境でOPC UA接続機能を迅速にインテグレーションでき、開発期間を大幅に短縮することが可能になります。また、産業・インフラ分野で求められるリアルタイム性や安全性を確保しながら、新規および既存システムのIoT化を容易かつ迅速に進められます。
従来、産業機器側に実装されるOPC UA Serverに搭載されるOSは汎用OSがメインで、組込み機器を対象としたEmbedded LinuxやWindows Embeddedであっても、Embedded Profile、Micro Profile、Nano Profileなどのサブセットのプロファイルしかサポートされていませんでしたが、OPC UA Toolkit for eSOLは産業分野でのニーズが高まっているStandard Profileもサポートしているため、多くのシステムへの要求に応えることができます。
◇
OPC UA Toolkitは、C/C++を用いたOPC UA対応サーバの開発を迅速かつ低コストで実現できるSDKです。FA機器や装置メーカー、重機メーカーまで幅広い分野への導入実績があります。
イーソルのTRONベースリアルタイムOS「eT-Kernel」およびスケーラブルリアルタイムOS「eMCOS」は、機能安全規格 IEC 61508(産業機器)およびISO 26262(自動車)ともに最高の安全度水準(SIL 4、ASIL D)のプロダクト認証の取得実績を有しています。また、イーソルのリアルタイムOS製品の開発プロセスは、医療機器向け安全規格IEC 62304に準拠していることが認証された実績を有しています。
◇
■ 補足資料
eT-Kernelについて
eT-Kernelは、トロンフォーラム配布のT-Kernelに性能面・機能面で改良・拡張を加えたT-Kernelの拡張版です。リアルタイムOSベンダとしてのイーソルがμITRONで培った技術やノウハウを注ぎ込み、システム起動時間の大幅短縮、高速な割込み応答性、タスク切り替えの高速化、コンフィギュレーションによるメモリフットプリント調整機能、ハードウェア依存部のレイヤー化、モジュール化による移植性の向上などを実現しました。トロンフォーラム配布のT-Kernelとの完全な互換性を保持しています。eT-Kernelには、システム規模と用途にあわせて選択できる、「eT-Kernel Compact」、「eT-Kernel Extended」、「eT-Kernel POSIX」の3つのプロファイルがあります。さらにマルチコアプロセッサに対応した「eT-Kernel MCE(Multi-Core Edition)」があります。
▽ eT-Kernel詳細:https://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html
eMCOSについて
eMCOS(エムコス)は、シングルコアからマルチ・メニーコアプロセッサまでをサポートした商用では世界初の組込みシステム向けスケーラブルリアルタイムOSです。従来のリアルタイムOSとはまったく異なる「分散型マイクロカーネルアーキテクチャ」を採用することで、コア数の違いに加え、マイコンやGPU、FPGAなどアーキテクチャが異なるヘテロジニアスなハードウェア構成をサポートするスケーラビリティを実現しています。さらに、イーソルの独自技術「セミプライオリティベーススケジューリング」(特許 第5734941号、第5945617号)を搭載することで、メニーコアで期待される高いパフォーマンスとスケーラビリティに加えて、組込みシステムに不可欠なリアルタイム性を両立しています。また、シングルコアプロセッサやマルチコアプロセッサと同じプログラミングモデルとインターフェースを利用した、従来の方法でアプリケーションを開発できます。
▽ eMCOS詳細:https://www.esol.co.jp/embedded/emcos.html
株式会社アナザーウェアについて
プロダクトのライフサイクルをマネジメントするPLM、最適な生産制御を行うためのMESとスケジューラ、
設備や機器からのデータをセキュアな通信で共有するためのOPC UA、収集したデータをホワイトボックス型のAIで解析するデータサイエンス。アナザーウェアはスマートファクトリーを実現するための高度で最先端な技術を保有し、お客様の課題解決のためのソリューションをワンストップでご提供できるソフトウェア会社です。
イーソル株式会社について
イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーで豊かなIoT社会を創造する、1975年創業の、組込み・IoT分野のリーディング企業です。リアルタイムOS技術を核とするソフトウェアプラットフォーム製品とプロフェッショナルサービスは、厳しい品質基準が求められる車載システムを筆頭に、FA、人工衛星、デジタル家電を含むあらゆる分野で、世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。
* イーソル、イーソル株式会社、eMCOSおよびエムコスは、イーソル株式会社の日本及びその他の国における登録商標または商標です。
* 記載された社名、団体名および製品名は商標または登録商標です。
OPC UA Toolkit for eSOLは、15年以上にわたりOPC事業に携わり、幅広い製品・サービスを提供するOPCテクノロジー分野のマーケットリーダの1社であるSofting社(ドイツ)と技術提携し、アナザーウェア社が開発した、OPC UAのSDK(Software Development Kit)です。イーソルのリアルタイムOSであるeT-KernelやeMCOSを使った環境でOPC UA接続機能を迅速にインテグレーションでき、開発期間を大幅に短縮することが可能になります。また、産業・インフラ分野で求められるリアルタイム性や安全性を確保しながら、新規および既存システムのIoT化を容易かつ迅速に進められます。
従来、産業機器側に実装されるOPC UA Serverに搭載されるOSは汎用OSがメインで、組込み機器を対象としたEmbedded LinuxやWindows Embeddedであっても、Embedded Profile、Micro Profile、Nano Profileなどのサブセットのプロファイルしかサポートされていませんでしたが、OPC UA Toolkit for eSOLは産業分野でのニーズが高まっているStandard Profileもサポートしているため、多くのシステムへの要求に応えることができます。
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OPC UA Toolkitは、C/C++を用いたOPC UA対応サーバの開発を迅速かつ低コストで実現できるSDKです。FA機器や装置メーカー、重機メーカーまで幅広い分野への導入実績があります。
イーソルのTRONベースリアルタイムOS「eT-Kernel」およびスケーラブルリアルタイムOS「eMCOS」は、機能安全規格 IEC 61508(産業機器)およびISO 26262(自動車)ともに最高の安全度水準(SIL 4、ASIL D)のプロダクト認証の取得実績を有しています。また、イーソルのリアルタイムOS製品の開発プロセスは、医療機器向け安全規格IEC 62304に準拠していることが認証された実績を有しています。
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■ 補足資料
eT-Kernelについて
eT-Kernelは、トロンフォーラム配布のT-Kernelに性能面・機能面で改良・拡張を加えたT-Kernelの拡張版です。リアルタイムOSベンダとしてのイーソルがμITRONで培った技術やノウハウを注ぎ込み、システム起動時間の大幅短縮、高速な割込み応答性、タスク切り替えの高速化、コンフィギュレーションによるメモリフットプリント調整機能、ハードウェア依存部のレイヤー化、モジュール化による移植性の向上などを実現しました。トロンフォーラム配布のT-Kernelとの完全な互換性を保持しています。eT-Kernelには、システム規模と用途にあわせて選択できる、「eT-Kernel Compact」、「eT-Kernel Extended」、「eT-Kernel POSIX」の3つのプロファイルがあります。さらにマルチコアプロセッサに対応した「eT-Kernel MCE(Multi-Core Edition)」があります。
▽ eT-Kernel詳細:https://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html
eMCOSについて
eMCOS(エムコス)は、シングルコアからマルチ・メニーコアプロセッサまでをサポートした商用では世界初の組込みシステム向けスケーラブルリアルタイムOSです。従来のリアルタイムOSとはまったく異なる「分散型マイクロカーネルアーキテクチャ」を採用することで、コア数の違いに加え、マイコンやGPU、FPGAなどアーキテクチャが異なるヘテロジニアスなハードウェア構成をサポートするスケーラビリティを実現しています。さらに、イーソルの独自技術「セミプライオリティベーススケジューリング」(特許 第5734941号、第5945617号)を搭載することで、メニーコアで期待される高いパフォーマンスとスケーラビリティに加えて、組込みシステムに不可欠なリアルタイム性を両立しています。また、シングルコアプロセッサやマルチコアプロセッサと同じプログラミングモデルとインターフェースを利用した、従来の方法でアプリケーションを開発できます。
▽ eMCOS詳細:https://www.esol.co.jp/embedded/emcos.html
株式会社アナザーウェアについて
プロダクトのライフサイクルをマネジメントするPLM、最適な生産制御を行うためのMESとスケジューラ、
設備や機器からのデータをセキュアな通信で共有するためのOPC UA、収集したデータをホワイトボックス型のAIで解析するデータサイエンス。アナザーウェアはスマートファクトリーを実現するための高度で最先端な技術を保有し、お客様の課題解決のためのソリューションをワンストップでご提供できるソフトウェア会社です。
イーソル株式会社について
イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーで豊かなIoT社会を創造する、1975年創業の、組込み・IoT分野のリーディング企業です。リアルタイムOS技術を核とするソフトウェアプラットフォーム製品とプロフェッショナルサービスは、厳しい品質基準が求められる車載システムを筆頭に、FA、人工衛星、デジタル家電を含むあらゆる分野で、世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。
* イーソル、イーソル株式会社、eMCOSおよびエムコスは、イーソル株式会社の日本及びその他の国における登録商標または商標です。
* 記載された社名、団体名および製品名は商標または登録商標です。
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