CALL4、掲出NGとなった幻のポスター「#私たちは声をあげる」を公開
〜東京地方裁判所の最寄り駅、霞が関駅構内に掲出予定だった裁判告知ポスター全5種公開〜 https://www.call4.jp/column/?p=953
日本初の公共訴訟支援に特化したウェブプラットフォームCALL4(コールフォー)(運営:一般社団法人 Citizen’s Platform for Justice、代表:谷口太規)は、東京地方裁判所の最寄り駅である東京メトロ霞ヶ関駅構内に本日より掲出予定であった、裁判告知ポスター「#私たちは声を上げる」をCALL4のコラムにて公開いたします。
CALL4は司法を通じた社会課題の解決を目指す公共訴訟を支援するため、クラウドファンディングや訴訟の背景にある「人の物語」を伝えるストーリーページ、訴訟資料のデータベースなどを提供するウェブプラットフォームを2019年9月に開始いたしました。
これまでCALL4では、同性婚訴訟や羽田空港の新ルートの取消訴訟、検事の取調べ中に不審な死を遂げた外国人遺族による訴訟など様々なケースを取り扱ってまいりました。
この度、9月2日(木)に同性婚訴訟、9月22日(水)に羽田空港訴訟、その他CALL4に掲載している3ケースが9月中に期日告知を迎えるため、より多くの人々に声を上げた人たちを支援すること、また公共訴訟をサポートすることでソーシャルチェンジを実践する意義を伝えるべく、東京地方裁判所の最寄り駅である東京メトロ霞ヶ関駅構内に、訴訟が問いかけるメッセージをポスターにて掲出する予定でした。
しかし、残念ながら本ポスターは幻となりました。東京地下鉄株式会社より意見広告であること、また係争中の案件に該当するためにNGと判断された結果掲出することができませんでした。現在、「#私たちは声をあげる」のCALL4についてのポスターだけが許可され、掲出されています。
そこで、幻のポスターは駅には掲出されませんでしたが、SNSで皆さんがシェアしてくれたら、霞ヶ関駅に掲出した時よりもっと多くの人に届かせることができるかもしれないと考え、この度、幻のポスター「#私たちは声をあげる」をコラム上で公開いたします。
■幻のポスター「#私たちは声をあげる」概要
同性婚訴訟
期日:2021年9月2日(木)
ケースページ:結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000031
不当な扱いを受けた外国人による訴訟
期日:2021年9月17日(金)
ケースページ:クルド難民収容者暴行被害国賠訴訟
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000063
期日:2021年9月24日(金)
ケースページ:ネパール人取調べ中死亡国賠訴訟事件
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000054
精神医療訴訟
期日:2021年9月27日(月)
ケースページ:「鳥は空に魚は水に人は社会に」訴訟
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000068
羽田空港新ルート取り消し訴訟
期日:2021年9月22日(水)
ケースページ:羽田空港新ルート設定の取消訴訟
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000062
グローバルダイニング社によるコロナ特措法違憲訴訟
期日:2021年9月6日(月)
ケースページ:コロナ禍、日本社会の理不尽を問う(コロナ特措法違憲訴訟)
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000071
詳細は以下のページをご確認ください。
https://www.call4.jp/column/?p=953
CALL4代表
谷口太規
プロフィール:弁護士・ソーシャルワーカー・アクティビスト。2006年より公益分野を中心に弁護士活動を行う。2015年ミシガン大学ソーシャルワーク大学院に留学し、コミュニティ作りを学ぶ。2018年に帰国し、日本での弁護士活動を再開。2019年5月より弁護士法人東京パブリック法律事務所代表。
「制度を作るのは政治だけではありません。数々の裁判によって法が修正されたり、その解釈適用が変わってきたりします。政治の機能不全が言われる中、ますます司法の重要性は高まっています。しかし、裁判は公開されているはずなのに、その情報は流通せず、司法と国民は乖離したままです。これを変えることができないかと、おそらく日本初の裁判告知ポスターで霞ヶ関駅をジャックしようとしました。掲載拒否という結果に終わりましたが、これをきっかけに社会問題について声をあげることの難しさや大切さについて考えるきっかけにできたらと思っています。」
クリエイティブ担当
牧野圭太
プロフィール:2009年博報堂入社、コピーライターに配属。2015年独立し、株式会社文鳥社設立。1作品最大1 6ページという「文鳥文庫」を制作。2016年カラス設立、代表取締役就任。2017年エードット取締役、201 9年取締役副社長就任。DEを共同創業。
牧野さんからのメッセージは以下をご覧ください。
「声をあげられなかった広告たち」
https://note.com/copywriterseyes/n/n678b037a2402
■CALL4運営団体について
非営利型一般社団法人Citizen’s Platform for Justiceは、公共訴訟を支援するウェブプラットフォーム「CALL4」の運営のために設立された法人です。CALL4の主な財政は寄付や記事提供等の有償事業によって担われています。
私たちは、非営利をさらに徹底し、多くの市民による活動とするために、特定非営利活動法人CALL4を立ち上げ設立登記を経ています。近日中に同一般社団法人は解散し、CALL4の運営は同NPO法人に移管される予定となっています。法人の理事は弁護士等によって担われています。
現在のCALL4運営団体である一般社団法人Citizen’s Platform for Justiceについては下記をご参照ください。
https://www.call4.jp/info.php?type=profile&id=COMPDATA
設立されたNPO法人CALL4の詳細については下記をご参照ください。
https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/013013736
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