AIに「病院まで送って」と頼めば自動運転のタクシーが迎えに来る - 平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ社会実験
マクニカおよびコトバデザインと共同で「音声によるマイクロ・ロボットタクシー Mopiの呼び出し」の社会実験を実施
平城宮跡歴史公園(奈良県奈良市)で取り組まれている「スマートチャレンジ」において、PerceptIn Japan合同会社(以下、パーセプティン)は、株式会社マクニカ(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将)および株式会社コトバデザイン(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:古谷 利昭)と共同で、「音声によるマイクロ・ロボットタクシー Mopiの呼び出し」の社会実験を実施します。
平城宮跡歴史公園スマートチャレンジは、スマートシティの取組の一環として、AIやIoTなどの新技術を活用し、公園の抱える課題の抜本的な解決や、公園利用者サービスの創出などによる一層の魅力向上を目指す取組で、公園管理者である国土交通省や関係機関、有識者、民間事業者が連携して進めています。
この社会実験の結果等を踏まえ、公園サービスとしての実用化を目指すとともに、奈良や日本各地の生活の足としてのマイクロ・ロボットタクシー Mopiの社会実装に取り組んで参ります。
平城宮跡歴史公園スマートチャレンジは、スマートシティの取組の一環として、AIやIoTなどの新技術を活用し、公園の抱える課題の抜本的な解決や、公園利用者サービスの創出などによる一層の魅力向上を目指す取組で、公園管理者である国土交通省や関係機関、有識者、民間事業者が連携して進めています。
この社会実験の結果等を踏まえ、公園サービスとしての実用化を目指すとともに、奈良や日本各地の生活の足としてのマイクロ・ロボットタクシー Mopiの社会実装に取り組んで参ります。
【 マイクロ・ロボットタクシー Mopi 】
パーセプティンは、高精度GPSやコンピュータビジョンなどのセンサー情報を統合する独自のソフトウェア技術によって、LiDARや高精度3Dマップを使用しない、超低コストの自動運転ソリューションを開発しました。自動運転の車両が安価であれば、高齢ドライバーによる事故や公共交通の衰退による交通弱者の増加といった社会課題を抱える地域にも、自動運転のモビリティサービスを導入していただくことが可能になります。
この自動運転ソリューションを活用したマイクロ・ロボットタクシー Mopi(以下、Mopi)は、地方の地域住民の生活交通や観光スポット間の移動手段としての、まったく新しいコンセプトのマイクロモビリティ(短距離の移動手段)です。Mopiは目的地までの最適なルートを選択して走行します。
【 背景 】
昨年度の「平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ」において、パーセプティンはマクニカと共同で、来場者の回遊性の促進やアトラクションとしての集客力の検証および商用サービスとして提供するための運用面や技術面の課題抽出を目的に、2019年11月から2020年3月まで合計16日間の自動運転のモビリティの実証実験を実施し、600人以上の公園来場者に試乗していただきました。その試乗者のアンケートから、社会実装に対する大きな期待が確認できた反面、いくつかの課題が明らかになりました。
そのひとつは、路線バスのように時刻表に基づいて定められたルートを運行するのではなく、オンデマンドで利用できるモビリティサービスへのニーズが大きいものの、特にMopiのメインターゲットである高齢者にとって、スマートフォンのアプリでの呼び出し操作が難しいということです。そこで、コトバデザインの対話エージェントとの自然な会話で、誰でもが簡単に呼び出しができる仕組みを開発しました。指示を受けたMopiは、自動的にユーザーが待つ場所に向かいます。
【 社会実験について 】
概要
平城宮跡歴史公園の朱雀門ひろば(朱雀大路)に、病院やスーパーや駅などの仮想のスポットを設定し会話端末を設置します。その端末と会話して呼び出すことによって、利用者が待つスポットにMopiが迎えにきます。利用者が乗車し、車内のタッチパネルで認証を行うと、Mopiは指定した目的地に向かいます。
- 先着順(無料)で「会話での呼び出し」と「自動運転車の試乗」の体験をしていただけます
- コーン・バーで実証区域を囲ったうえで、セイフティドライバーが同乗し、安全を最大限確保した形で走行します
- 乗車後にアンケートを実施しますのでご協力ください
- ドライバーと試乗者の検温、乗車前の車内アルコール消毒など、十分な新型コロナウイルス感染症対策に留意して実施します
- ご来場の際はマスク着用にご協力ください
日時
午前10時から午後3時まで
雨天の場合など、中止となることがあります。
場所
国営平城宮跡歴史公園朱雀門ひろば 大宮通り寄りのスペース
検証すること
・会話での呼び出しの体験価値(アンケート)
・自動での迎車を含む自動運転車の乗車体験の価値(アンケート)
・対話エージェントの認識精度
自動運転車:macniCAR-01
二人乗りの超小型モビリティ(セイフティドライバーが同乗しますので、試乗はお一人になります)
本実証実験を実施するにあたり、損害保険ジャパン株式会社様に⾃動運転実証実験のリスクアセスメントを実施していた だきました。 損害保険ジャパン株式会社様は⾃動運転の更なる普及に向けて、⾃動運転走行の安全⾯を⽀えるインシュ アテックソリューション「Level IV Discovery」の商品化を進めています。
<本件に関するお問い合わせ先>
PerceptIn Japan合同会社 川手恭輔
MAIL :PiJapan.info@perceptin.io
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