神山まるごと高専の開校を、企業版ふるさと納税で4社が支援

アカツキ、さくらインターネット、JMDC、LITALICO

神山まるごと高専

2023年4月開校を目指す私立高等専門学校「神山まるごと高専」は、同校の開校資金に補填される企業版ふるさと納税を、4社(株式会社アカツキ、さくらインターネット株式会社、株式会社JMDC、株式会社LITALICO)が活用し、神山まるごと高専の開校を支援いただいたことを発表します。
本取り組みにより、日本で初めて企業版ふるさと納税による学校設立が実現します。また、支援企業は、企業版ふるさと納税を活用し、自社のSDGsを推進します。


■企業版ふるさと納税を活用した、日本初の学校づくり
企業版ふるさと納税は、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄附を行った場合に、法人関係税が最大90%税額控除される仕組みです。現在では、46道府県899市町村のプロジェクト(※1)が、地域再生計画の認定を受けています。

3月末日に内閣府地方創生推進事務局及び内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局に承認された、神山町の地域再生計画「神山町まち・ひと・しごと創生推進計画」の中に、企業版ふるさと納税の用途として、神山まるごと高専の設立経費にあてがわれることが盛り込まれており、民間企業は、企業版ふるさと納税を通して、神山町の設立・開校を支援することが可能になりました。本取組は、日本で初めて企業版ふるさと納税を活用した学校が設立される事例となります。

今回の企業版ふるさと納税があてがわれる設立経費の項目は以下の通りです。
・校舎予定の神山中学校の改築費用
・教具・校具の購入費用
・図書の購入費用
・開設後数年間の運転費用
・学生の奨学金

本校の学校設立にあたり、約15億円の設立資金準備が必要です。これらは、個人のふるさと納税の寄付や今回の企業版ふるさと納税の寄付金、及び企業寄付などを元に準備が進められます。

■人間の未来を変える学校:神山まるごと高専
神山まるごと高専は、「テクノロジー × デザインで、人間の未来を変える学校」をコンセプトとして掲げる2023年4月開校予定の私立高等専門学校です。5年制カリキュラムの中に、ITやソフトウエアといった最先端テクノロジーの教育や、アイディアを形にするUI・UXを中心としたデザイン教育、そして社会変革を生み出す起業家精神を育む教育を盛り込み、社会を変革する人材を育てます。

徳島県神山町に開校することも、本校の大きな特徴の1つです。徳島県神山町は、地方創生のロールモデルとして、サテライトオフィス 誘致、企業誘致を行い、注目が集まっている反面、人口減少や49%という高い高齢化率といった社会課題に対抗しなければなりません。

本校の開校により、学生200名(一学年40名)、30名を超える教職員が神山町に移住したり行き来したりすることによって、関係人口を増加されるとともに、毎年約3.4億円の経済効果(※3)が見込まれるなど神山町に貢献します。また、長期的に本校の卒業生が社会で活躍し、神山町へ還元をすることにより、「神山町から未来のシリコンバレーを生み出す」ことを目指しています。

■神山まるごと高専とSDGs活動
神山まるごと高専では、本校のコンセプトやビジョンに賛同いただける徳島県内及び、日本国内の企業が、CSR活動・SDGs活動の観点で、この企業版ふるさと納税を活用いただけることを期待しています。

SDGsでは、目標4に「質の高い教育をみんなに」、目標11に「住み続けられるまちづくりを」が掲げられています。本学校を企業版ふるさと納税を活用して、支援いただくことにより、企業は、自社のリソースを有効に活用したSDGsの支援活動を行うことができるようになります。

SDGsに関しては、こちらをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

■ご参画企業
今回、3月末日に、次の4社の企業が、企業盤ふるさと納税を用いて開校を支援することとなりました。

株式会社アカツキ
会社サイト:https://aktsk.jp/
代表取締役CEO 香田哲朗
「これからの時代、好奇心をもとに自らの手を動かして行動する人を育成する高専は、より重要になってくると思います。高専では「will(何をしたいか)」より「can(何ができるか)」を増やす場です。そして、「can」で増やした体験が、個人の「will」を育むとも思います。私は佐世保高専で、プログラミングなどの情報系の内容と機械などのモノづくりの内容をバランスよく学びました。筑波大学に編入してからは、ロボットの研究をしました。高専での"ものづくり"の経験は、社会に出てから事業や組織を形作っていく土台となっています。神山まるごと高専のサポートを通して、多くの熱意ある若者を育むお手伝いができれば嬉しいです。」

さくらインターネット株式会社
会社サイト: https://www.sakura.ad.jp/corporate/
代表取締役社長 田中邦裕
「テクノロジー人材を育成する高専という環境の優位性、そしてその学生の皆さまへの期待のまなざしは年々高まっています。そしてプロトタイピングツールやクラウドファンディングなどを活用し、小さくとも社会に影響を与える製品やサービスを世に出していくことは、もはや特別なものではなくなりました。このような社会環境の変化にフィットした教育が高専にも今求められています。その具体例がアントレプレナーシップです。高専生の持つポテンシャルを考えると、起業を目指す学生がもっと増えていいはずです。先進的なカリキュラムによって、学生たちの『やりたいこと』を『できる』に変える神山まるごと高専にさくらインターネットが貢献できることを誇りに思っています。」

株式会社JMDC
会社サイト:https://www.jmdc.co.jp/
代表取締役社長兼CEO 松島陽介
「当社では、次世代の成長と夢の実現を支えたいとの想いから、神山まるごと高専の開校に微力ながらも支援をさせていたくことといたしました。私達を取り囲む社会はテクノロジーの力で大きく変化しています。この高専の1期生達が社会に出る2028年には今では想像もできないほどの変化の中にあるものと考えています。ヘルスケア✖︎テクノロジーで変化をリードすることを目指す当社として、さらにその先のその未来に向けて種をまく。その大きな可能性に今からワクワクが止まりません」

株式会社LITALICO
会社サイト:https://litalico.co.jp/
代表取締役社長 長谷川敦弥
「神山まるごと高専のコンセプトに賛同し、開校を応援します。当社は、一人ひとりの多様な個性に応じた環境の実現に向けて、子供向けのソーシャルスキル・学習教室「LITALICOジュニア」や、創造力を育むIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」を展開してきました。神山まるごと高専の登場により、当社のサービスを利用される方々をはじめ、多くの人たちの選択肢が増えることを心から歓迎します。」

■企業版ふるさと納税に関するお問い合わせ
本件に関して詳細な問い合わせに関しては、下記の担当者までお問い合わせください。
神山まるごと高専設立準備委員会
企業版ふるさと納税担当
斉藤 info@kamiyama-marugoto.com

(※1)地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)に係る地域再生計画認定(令和2年度第3回)について
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/pdf/R021106press.pdf
(※2)内閣府地方創生推進事務局「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の寄附実績(平成 28~令和元年度)について」
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/pdf/H28-R01_keinen_zisseki.pdf

(以上)

■「神山まるごと高専」とは
神山まるごと高専は、2023年4月開校予定の私立高等専門学校です。「奇跡の田舎」と称される徳島県神山町に設置され、神山町をまるごと、学びのフィールドに活用した、実践型教育を展開します。
学校のミッションは、「テクノロジー x デザインで、人間の未来を変える学校」。
従来の技術教育中心の高専とは異なり、ソフトウエアを中心としたテクノロジーや、UI・UX・アートなどに関連したデザイン教育と、起業家マインドを育成する教育を実施し、どんな社会でも、世の中を変えていける人材を育成します。

ウェブサイト: https://kamiyama-marugoto.com
公式note:http://note.com/kamiyama_kosen
公式twitter:https://twitter.com/kamiyama_kosen

※上記はあくまで予定あり、「学校法人設立並びに学校設置の認可」取得時期によって、開校を 2023 年 4 月以降に変更する場合もあります。

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会社概要

URL
https://www.in-kamiyama.jp/npo-gv/
業種
サービス業
本社所在地
徳島県名西郡神山町神領字中津132番地
電話番号
088-676-1178
代表者名
中山竜二
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年12月