22年続く老舗バーのマスターが、東京の人気飲食店オーナー20名にインタビューした「仕事と生き方のはなし」。あなたも飲食店を開業したくなる!?
“いま”旬な本情報&著者インタビューをお届けします。by本TUBE
林伸次さんの新刊『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)が発売!その記念に、1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」では著者インタビューを開催しました。
林伸次さんによる『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)が2019年11月27日に発売された。本書は、東京・渋谷で20年以上続くワインバー「bar bossa」のマスターが、東京の人気飲食店オーナーへインタビューを行い、それをまとめた一冊である。客として来店し、「このお店はすごい! 」と感じた飲食店のオーナーに、同業者ならではの視点でインタビュー取材を実施。“なぜ、あの飲食店は繁盛しているのか"“繁盛しているあの飲食店はいったい何がすごいのか" 開業のきっかけから、飲食店ならではの経営の話まで、ここだけの話が盛りだくさん。読めばきっと「飲食店」をはじめたくなるだろう。
本TUBE編集部×林伸次インタビュー
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ずっと考えていて、この本の中でも考えていることです。まずは、オリジナリティがあること。もう一つは、どこまでこだわれるか。自分のルールを作って、そこをどこまでほりこんでいけるか。その2つですね。特に日本の飲食店って、タピオカ店とかがそうですが、あのお店が流行ったから真似をするというやり方があります。ここに出てくるお店とかも色々と参考にして真似はしているんですけど、真似をする時に自分のオリジナリティがあることが秘訣です。
――本の中に登場する飲食店経営者の中には、他業種出身の方もいらっしゃるようです。
普通、美味しいものを出したらお客さんが来てくれると考えがちなんですが、アパレルの人たちって、お客さんが「美味しい」ということ以外にもきちんと見ていることを分かっているんですね。いい空間とか入り口のかわいい雰囲気とかお金を払うところとかを、実は一番見ているというのをよく知っています。
――掲載されているどのお店にもストーリーがありますね。
一冊として短いドキュメンタリーをくっつけたような、上から見て東京のあの頃が分かるなっていう風にしようと思ったので、ストーリーっていうのはすごく意識しましたね。
――なぜここまで皆さん話してくれたんでしょうか?
同業種だからだと思うんですね。普通のライターさんが行って「家賃教えてもらえますか」っていうと失礼になってしまうかもしれないと思うんですけど、僕ら同業種の人間は「銀座のあそこいくらだと思う?」とか、そういうことをよく話すんですね。その延長線で話してるんでやりやすかったです。
――オーナー同士でそういう話はタブーではない?
それはタブーではないです。
――企業秘密じゃないんですね?
そうですね、それに関しては企業秘密じゃないですね。例えばアパレルで「このシャツいくら原価かかってる?」「工場いくらだったの?」とかは、企業秘密で普通は聞かないらしいです。でも、飲食の場合って「立地が違う」っていうことがあるからだと思うんですね。アパレルだとどこに居てもインターネットで服が買えますけど、飲食店はリアル店舗なんで立地が違うから、情報流してもパクれないんです。
「なんでこの店こんなにうまくいってるんですか?」と20人に聞いてはいるんですけど、いわゆる「成功者バイアス」っていうものもあると思うんです。例えば孫さんに「どうやって成功しましたか?」って聞いて「こうやって成功しますよ」って言う通りに真似してもうまくいかない。でも必ずそこには何かヒントはあるんですよね。
――なんとなく良いなと思っていたお店がどうして良いのかな?なぜ流行っているんだろう?というのが、この本を読めば分かります。居心地の良いお店探しにも、お店を開きたい人にも、おすすめの一冊です。ありがとうございました。
■林伸次
1969年生まれ。徳島県出身。渋谷のワインバー『bar bossa(バールボッサ)』の店主。中古レコード店、ブラジリアン・レストラン、ショット・バーで働いた後、1997年に『bar bossa』をオープン。選曲CDやCDライナーとしての執筆を多数持つ。また、クリエイターと読者をつなぐサイトcakesで連載している「ワイングラスのむこう側」が累計アクセス数歴代1位になるなど著述業でも活躍。
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本編では、この他にも質問やトークが盛り沢山、そして普段は見ることのできない作家さんの表情も楽しめます!完全版が見たい方は、ぜひインタビュー動画をチェック!
本TUBE編集部×林伸次インタビュー
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――本日は林さんのお店、渋谷にあるワインバー『bar bossa(バールボッサ)』さんからお送りしています。まず、飲食店が続く秘訣とは何でしょうか?
ずっと考えていて、この本の中でも考えていることです。まずは、オリジナリティがあること。もう一つは、どこまでこだわれるか。自分のルールを作って、そこをどこまでほりこんでいけるか。その2つですね。特に日本の飲食店って、タピオカ店とかがそうですが、あのお店が流行ったから真似をするというやり方があります。ここに出てくるお店とかも色々と参考にして真似はしているんですけど、真似をする時に自分のオリジナリティがあることが秘訣です。
――本の中に登場する飲食店経営者の中には、他業種出身の方もいらっしゃるようです。
普通、美味しいものを出したらお客さんが来てくれると考えがちなんですが、アパレルの人たちって、お客さんが「美味しい」ということ以外にもきちんと見ていることを分かっているんですね。いい空間とか入り口のかわいい雰囲気とかお金を払うところとかを、実は一番見ているというのをよく知っています。
――掲載されているどのお店にもストーリーがありますね。
一冊として短いドキュメンタリーをくっつけたような、上から見て東京のあの頃が分かるなっていう風にしようと思ったので、ストーリーっていうのはすごく意識しましたね。
――なぜここまで皆さん話してくれたんでしょうか?
同業種だからだと思うんですね。普通のライターさんが行って「家賃教えてもらえますか」っていうと失礼になってしまうかもしれないと思うんですけど、僕ら同業種の人間は「銀座のあそこいくらだと思う?」とか、そういうことをよく話すんですね。その延長線で話してるんでやりやすかったです。
――オーナー同士でそういう話はタブーではない?
それはタブーではないです。
――企業秘密じゃないんですね?
そうですね、それに関しては企業秘密じゃないですね。例えばアパレルで「このシャツいくら原価かかってる?」「工場いくらだったの?」とかは、企業秘密で普通は聞かないらしいです。でも、飲食の場合って「立地が違う」っていうことがあるからだと思うんですね。アパレルだとどこに居てもインターネットで服が買えますけど、飲食店はリアル店舗なんで立地が違うから、情報流してもパクれないんです。
――この本を真似して成功できる?
「なんでこの店こんなにうまくいってるんですか?」と20人に聞いてはいるんですけど、いわゆる「成功者バイアス」っていうものもあると思うんです。例えば孫さんに「どうやって成功しましたか?」って聞いて「こうやって成功しますよ」って言う通りに真似してもうまくいかない。でも必ずそこには何かヒントはあるんですよね。
――なんとなく良いなと思っていたお店がどうして良いのかな?なぜ流行っているんだろう?というのが、この本を読めば分かります。居心地の良いお店探しにも、お店を開きたい人にも、おすすめの一冊です。ありがとうございました。
■林伸次
1969年生まれ。徳島県出身。渋谷のワインバー『bar bossa(バールボッサ)』の店主。中古レコード店、ブラジリアン・レストラン、ショット・バーで働いた後、1997年に『bar bossa』をオープン。選曲CDやCDライナーとしての執筆を多数持つ。また、クリエイターと読者をつなぐサイトcakesで連載している「ワイングラスのむこう側」が累計アクセス数歴代1位になるなど著述業でも活躍。
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本編では、この他にも質問やトークが盛り沢山、そして普段は見ることのできない作家さんの表情も楽しめます!完全版が見たい方は、ぜひインタビュー動画をチェック!
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