FSC®ジャパン、森を守るFSC認証マークの認知度と購買行動に関する調査結果を発表
FSC認証マークの国内での認知度や購買行動との関係や影響に関する調査を通じて、FSC認証マークの更なる普及啓発を図る。
国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council®)の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会、代表:太田猛彦)は、倫理的な生産・流通・消費を促進し、持続可能な社会の実現に貢献するためにFSC認証マークを含む国際認証ラベル(サステナブル・ラベル)の普及を目指す一般社団法人 日本サステナブル・ラベル協会(JAPAN SUSTAINABLE LABELS ASSOCIATION、代表理事:山口真奈美)と共同で、国際認証ラベルの認知度及び購買行動との関係や影響に関する調査を2020年2月に実施し、この度FSC認証マークについての調査結果を発表しました。
調査の結果、FSC認証マークの認知度は21.9%となり、3年前に実施した別の調査では18%(※1)だったことから、単純な比較は出来ないものの、FSC認証取得者数の増加や、FSC認証マーク付きの製品数の増加、SDGsへの関心向上を背景に、着実に国内での認知が向上しつつあることを実感しています。また、FSC認証マークを最初に見た場所については、小売店(34.9%)、学校の授業や職場(14.3%)、インターネット(13.6%)との結果になり、小売店に次いで、学校の授業や職場となったのは、学校の授業へのSDGsの取入れや、CSRやESGなどを推進する企業の増加が背景にあると考えられます。
一方で、FSC認証マークを認知している中での知識レベルでは、「見たことがある」(61.0%)や「名前を知っている」(22.6%)に対し、「内容を知っている」(12.2%)、「他人に説明できるくらい詳しく知っている」(4.3%)となっており、今後も、認知度の向上に努めつつ、同時に現在の環境社会的な背景やFSC認証マークの正しい知識、森林問題と日本人との関係や身近で貢献出来るアクションなどの情報共有を促進していく必要があると考えています。
調査に関する詳しい結果は以下のFSCジャパンHPに掲載されていますのでご覧ください。
https://jp.fsc.org/jp-jp/news/id/686
※1:2017年6月~7月にかけてFSCの国際事務局主体で行った調査、対象は日本全国の18歳以上の男女802人、調査方法はインターネット調査
■調査概要
・調査名:国際認証ラベルに関する調査
・調査エリア:日本全国
・調査対象:15歳~69歳の男女
・サンプル数:3,000名
・調査期日:2020年2月13日~17日の5日間
・調査手法:インターネット調査
・調査主体:一般社団法人 日本サステナブル・ラベル協会
・調査協力:FSCジャパン 他
・実査機関:株式会社クロス・マーケティング
■FSC®ジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会)
FSC(Forest Stewardship Council, 森林管理協議会)は、環境保全の面から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理の普及を目的に、環境団体、林業者、林産物取引企業、先住民団体などを中心に、1994年に設立された独立した非営利団体です。FSCの森林管理認証を受けた森林から生産された木材や林産物と、それを認証された事業者が流通・加工した製品には、FSCラベルがつけられます。FSCラベルがついた製品を使うことで、世界の森林保全につながります。現在世界120か国以上に普及しており、2億ヘクタール以上の森林と約41,000組織がFSCの規格に基づき認証されています。
■FSCマーク
適切に管理された森林の⽊材から作られた製品であることを証明するマーク。
森の動物や植物、そこで働く⼈たち、暮らす⼈たちに配慮し、将来も豊かな森を維持できるように管理しているかを国際的な厳しい基準でチェックされた製品につけることが許されています。
FSCジャパン公式HP:https://jp.fsc.org/jp-jp
FSC公式Twitter: https://twitter.com/FSC_Japan
FSC公式Facebook: https://www.facebook.com/FSC.Japan?ref=tn_tnmn
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