iPhone15の免税価格を世界で調査。海外で買うと安い？

Nukeni

2023年10月3日 10時00分

アップル製品の国際的な価格比較を公開しているNukeniは、iPhone15シリーズの各国の免税価格を、38の国と地域で調査しました。

調査概要

・調査機関：自社調べ

・調査対象モデル：iPhone15シリーズの全ラインナップ。計13モデル
・調査対象国：アップルがオンラインで直販を行っている国。計38の国と地域。
・調査方法：各国アップルウェブサイトで取得したiPhone15シリーズの発売価格と、各国の免税制度を基に免税価格を算出。
・調査日：2023年10月3日

海外旅行者がiPhone15シリーズを最も安く買える国は日本

調査の結果、iPhone15シリーズ全13モデル中、12モデルにおいて、日本の免税価格が世界最安であることがわかりました。

この日本のiPhone15シリーズの免税価格の安さは、iPhoneのついで買いを目的に、諸外国の海外旅行者が日本を旅行先として選択することを強く後押しする可能性があることを示しています。

地理的に日本から近く、海外旅行先として日本が候補にあがりやすい韓国を例にすると、iPhone15 128GB版は韓国で購入するよりも約2万5千円安く、最上位モデルのiPhone15 Pro Max 256GB版だと、約3万8千円安く日本で購入できます。

韓国はiPhone15シリーズが安い国ランキングにおいて、すべてのモデルがトップ10以内に入る、"iPhoneが安い国"に分類される国でありながら、日本でiPhoneを購入する金銭的なメリットが十分あります。

一方で、日本人が海外でiPhone15シリーズを購入する金銭的なメリットは、ほぼないと言っていい結果です。

安い国上位3か国の座を争ったのは主に、日本、中国、アメリカ。ただし、アメリカにはそもそも海外旅行者向けの免税制度自体がないため、価格は通常価格と同一です。

ランキング上位の国で免除される税の税率を紹介すると、日本10%、中国13%、韓国約7%、タイ約7%、オーストラリア10%となっています。

他モデルの詳しい結果は以下をご覧ください。(通貨の変換には10月3日の為替レートを適用)

iPhone15

iPhone15 Plus

iPhone15 Pro Max

* 免税価格ランキングの続きはNukeniウェブサイトで閲覧可能です。各モデルのページ内のリンクをクリックすることで、免税価格のランキングに切り替えることができます。

* 本調査では、すべての国の価格を現地通貨価格から日本円に変換していますが、ドルやユーロ等、他通貨に変換してもランキングの順位は同じです。

* アメリカとカナダは購入場所によって税率が異なるため、税が最も安い場所で購入した場合と、税が最も高い場所で購入した場合の2つの価格がランキングに含まれる場合があります。

日本で注目されている海外版iPhone

日本は世界でもトップクラスにiPhoneが安い国ですが、一部日本人の間で海外版iPhoneが注目されています。その理由は、海外で販売されているiPhoneの中に、写真撮影時のシャッター音を消せる機能が備わっているものがあるためです。iPhoneの対応バンドやSIMスロットなどの仕様は各国で微妙に異なりますが、たとえ海外版であっても日本国内での使用に困ることは基本的にありません。国外に持ち出したら全く使えない仕様では、海外旅行時に現地でSIMカードを購入しても端末を使えないことにもなります。このような事情から、カメラのシャッター音を消せるというメリットを享受するためだけに、日本国内でiPhoneを買うよりも高いお金を払って海外版iPhoneを買い求めるという現象が起きています。