JCV技術パートナーのSenseTime、顔認証業界最高権威の比較テスト8項目の内5つでNo.1獲得
超高速で超精密。アメリカNISTの最新FRVT評価でSenseTimeの優れたアルゴリズムが認められる
画像認識ソリューションを提供する日本コンピュータビジョン株式会社 (以下 JCV) の技術パートナーである香港のセンスタイムグループ(以下 SenseTime社)は、顔認証業界で最も権威のある米国国立標準技術研究所(以下 NIST)が実施した最新の顔認証ベンチマークテスト(以下 FRVT2020,注1)において、8つの評価項目の内5つの主要分野でNo.1の優秀な精度を評価されるなど、世界トップレベルの顔認証アルゴリズムを認められる快挙をなし遂げました。
世界トップレベルの1:1、1:N認証精度
FRVT2020では世界の有力な顔認証ベンダー60組織から提出した200個以上ののアルゴリズムの比較評価が実施されました。SenseTime社は、高精度がより求められている入退出管理などのセキュリティシナリオでの活用される「1:N認証」において、1,200万人の顔写真データから対象人物を見つけ出す課題のエラー率0.5%を記録、8つの評価項目の内5つで世界No.1を獲得しました(注2)。
さらに、本人と本人写真の類似度を比較し、同一人物であるかを判定する「1:1認証」でも、SenseTime社は最も低いエラー率(FNMR、注3)を達成し、2項目におけるNo.1をふくむ、5つの項目でトップ3にランクインしました(注4)。
業界トップの性能で世界中に運用
SenseTime社の優れた技術は世界中の700以上のお客様とパートナーの信頼をうけ、社会実装を果たし産業の発展に寄与しております。
JCVは、SenseTime社との技術提携で、日本市場に向けた次世代顔認証ソリューションの利便性および効率性を広め、すべての人々のくらしをより豊かにすることを目指します。直近では、新型コロナウイルスの拡大防止策として活用が期待される「AI検温ソリューションSenseThunder」を提供しています。マスク着用時でも顔認証と同時に体温測定が行われ、マスクの着用を促すアラートの送信や、発熱者の検知も可能です。
JCVとSenseTime社は、今後とも様々な課題を解決するために、先進的な画像認識技術を活用したソリューションの提供と社会への実装を進めてまいります。
注釈
※1 FRVT (Face Recognition Vendor Test)は世界で最も権威のある機関NISTより常時開催、業界標準とみなされている客観的で公開な顔認証ベンチマークテスト。大規模のデータベース(性別、人物、人種)が認証対象、社会インフラへの実運用に必要な顔認証性能を厳しく評価する。最新の評価レポートは以下よりアクセス可能:
FRVT 1:1 レポート https://pages.nist.gov/frvt/reports/11/frvt_11_report.pdf (2020/03/25)
FRVT 1:N レポート https://pages.nist.gov/frvt/reports/1N/frvt_1N_report.pdf (2020/03/27)
※2 SenseTime社は1:N識別における主な8種の評価トラックの中、5項目のNo.1を獲得: Accuracy under
ageing, Effect of N on FNIR at high threshold, Effect of N on FNIR at rank 1, Threshold-based accuracy, Miss rates by datasets.
※3 FNMRはFalse Non-Matching Rateの略。本人拒否率(誤非合致率)と呼ばれています。1回の照合に対するエラーの確率、別の人物の顔を同じ人物と判断してしまう率。
※4 SenseTime社は1:1識別における主な8種の評価トラックの中、5項目のTop 3にランクイン: FNMR on
MUGSHOT(1位)、FNMR on MUGSHOT12+YRS(1位)、FNMR on VISA(FMR=1e-6)(2位)、FNMR on VISAMC(3位)、FNMR on VISA(FMR=0.0001)(3位)
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