アボット、国内初となる「デバイス抜去専用カテーテル」を備えたリードレスペースメーカ「アヴェイル™ VR LP」の製造販売承認を取得
- アヴェイル™ VR LP専用に開発された「デバイス抜去専用カテーテル」により、患者さんの状況によって植込まれているアヴェイル VRの摘出を含めた広範な治療方法の選択肢を提供することが可能になります。
- 正しい留置位置を評価する独自のプレマッピング機能を備えた世界初となるリードレスペースメーカです。
- 電池寿命は、国際標準化機構(ISO)の標準規格設定において10年超と予測され[1]、より広い患者さんでリードレスペースメーカの選択を検討いただけます。
- 正しい留置位置を評価する独自のプレマッピング機能を備えた世界初となるリードレスペースメーカです。
- 電池寿命は、国際標準化機構(ISO)の標準規格設定において10年超と予測され[1]、より広い患者さんでリードレスペースメーカの選択を検討いただけます。
2023年1月10日―アボットメディカルジャパン合同会社(本社: 東京都港区、代表執行役員社長 千田 真弓)は、徐脈性不整脈の治療に用いられる「アヴェイル™ VR LP」(以下、アヴェイル VR)について、製造販売承認を厚生労働省より2022年12月20日に取得したことをお知らせ致します。
従来のペースメーカは、リードと呼ばれる電極を静脈から挿入し心筋に固定し、前胸部皮下のポケットと呼ばれる部位に留置したペースメーカ本体と接続させます(下図左)。しかし、ペースメーカの合併症の多くは感染症で、リードあるいは皮下ポケットに関連し、その発症率はそれぞれ植込み後5年で8%、11%[4]と報告されています。アヴェイル VRは、電極が一体型になっており、カテーテルを用いて右心室内に留置します(下図右)。アヴェイル VRの安全性および有効性の評価を目的とした国際臨床試験 The LEADLESS II Study フェーズ2試験において、6週時の機器関連有害事象非発生率は96.0%と、高い安全性を示しました[5]。また、アヴェイル VRは、独自のプレマッピング機能を備えており、留置前に正しい留置位置を評価することが可能で、同臨床試験において留置が成功した83.2%の症例で、再留置が必要ありませんでした[5]。電池寿命についても、国際標準化機構(ISO)の標準規格設定において10年超と予測されています[1]。更に、アヴェイル VRを使用している患者さんに電池交換や治療変更の必要性が生じた場合、「デバイス抜去専用カテーテル」を用いて、植込まれているアヴェイル VRを摘出する選択が可能です。
この承認は、特定の不整脈患者を対象に実施された海外臨床試験The LEADLESS II studyフェーズ1試験、フェーズ2試験及び、国内臨床試験 The LEADLESS Japan試験のデータによって裏付けられています。
* 国内におけるアヴェイル VRの使用については、日本不整脈心電学会が定めた基準を遵守する必要があります。
[1]Aveir™ VR Leadless Pacemaker and Delivery Catheter IFU. ARTEN600175956
[2]不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)
[3]日本不整脈デバイス工業会 2022年ペースメーカ市場調査 https://www.jadia.or.jp/date/2021_pm.pdf
[4]Udo EO, Zuithoff NP, van Hemel NM, et al. Incidence and predictors of short- and long-term complications in pacemaker therapy: the FOLLOWPACE study. Heart Rhythm 2012; 9: 728–735. PMID:22182495
[5]Reddy, VY et al.Primary Results on Safety and Efficacy from the LEADLESS II-Phase 2 Worldwide Clinical Trial, JACC: Clinical Electrophysiology, 2021, ISSN 2405-500X,https://doi.org/10.1016/j.jacep.2021.11.002
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約113,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com )、アボットジャパン(www.abbott.co.jp )、アボットメディカルジャパン(https://www.cardiovascular.abbott/jp/ja/home.html )、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/ )、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott )、ツイッター(@AbbottNews)も合わせてご参照ください。
従来型ペースメーカ(写真左)とアヴェイル™ VR LP(写真右)
従来のペースメーカは、リードと呼ばれる電極を静脈から挿入し心筋に固定し、前胸部皮下のポケットと呼ばれる部位に留置したペースメーカ本体と接続させます(下図左)。しかし、ペースメーカの合併症の多くは感染症で、リードあるいは皮下ポケットに関連し、その発症率はそれぞれ植込み後5年で8%、11%[4]と報告されています。アヴェイル VRは、電極が一体型になっており、カテーテルを用いて右心室内に留置します(下図右)。アヴェイル VRの安全性および有効性の評価を目的とした国際臨床試験 The LEADLESS II Study フェーズ2試験において、6週時の機器関連有害事象非発生率は96.0%と、高い安全性を示しました[5]。また、アヴェイル VRは、独自のプレマッピング機能を備えており、留置前に正しい留置位置を評価することが可能で、同臨床試験において留置が成功した83.2%の症例で、再留置が必要ありませんでした[5]。電池寿命についても、国際標準化機構(ISO)の標準規格設定において10年超と予測されています[1]。更に、アヴェイル VRを使用している患者さんに電池交換や治療変更の必要性が生じた場合、「デバイス抜去専用カテーテル」を用いて、植込まれているアヴェイル VRを摘出する選択が可能です。
この承認は、特定の不整脈患者を対象に実施された海外臨床試験The LEADLESS II studyフェーズ1試験、フェーズ2試験及び、国内臨床試験 The LEADLESS Japan試験のデータによって裏付けられています。
* 国内におけるアヴェイル VRの使用については、日本不整脈心電学会が定めた基準を遵守する必要があります。
[1]Aveir™ VR Leadless Pacemaker and Delivery Catheter IFU. ARTEN600175956
[2]不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)
[3]日本不整脈デバイス工業会 2022年ペースメーカ市場調査 https://www.jadia.or.jp/date/2021_pm.pdf
[4]Udo EO, Zuithoff NP, van Hemel NM, et al. Incidence and predictors of short- and long-term complications in pacemaker therapy: the FOLLOWPACE study. Heart Rhythm 2012; 9: 728–735. PMID:22182495
[5]Reddy, VY et al.Primary Results on Safety and Efficacy from the LEADLESS II-Phase 2 Worldwide Clinical Trial, JACC: Clinical Electrophysiology, 2021, ISSN 2405-500X,https://doi.org/10.1016/j.jacep.2021.11.002
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約113,000人の社員が活動しています。
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