「田んぼの生きもの全種データベース」を公開しました
琵琶湖博物館ではこのほど、「田んぼの生きもの全種データベース」を公開しました。桐谷圭治編 (2010) 『改訂版 田んぼの生きもの全種リスト』を引き継いでデータベース化し、多くの人たちの協力により増補更新しました。現時点で、日本の水田とその周辺環境で見られる生物6,305種を掲載しています。概略は以下の通りです。
<データ>
「学名」「和名」「生息場所」「生息場所備考」「食性(寄主)」「稲・田んぼ・水路・ため池との関係」「人間との関係」「分布」「分布備考」「外来種」「渡来時期」「指標」「環境省レッドリスト」「特記事項」「界」「門」「綱」「目」「科」「亜科」「大きさ」「執筆者」「引用文献」「登録日」「更新日」の項目を公開しています。ただし全ての項目に記載されているとは限りません。
<写真>
現時点で、727種1021点の写真を掲載しています。
<検索>
フリーワードによる検索のほか、分類群名による検索もできます。
本データベースは、琵琶湖博物館共同研究「『田んぼの生きもの全種リスト』の増補更新と公開システムの構築」の研究成果でもあります。田んぼで見られるあまりにも多様な生物分類群を一人で扱える専門家はいないので、それぞれの分類群に詳しい専門家を集めて、分担してデータベースの増補更新を進めてきました。現時点までに58人が執筆者になっています。
執筆者一同は、田んぼの生きもの全種の網羅を目指してきましたが、未だ田んぼの莫大な種多様性を十分にカバーしきれていません。日本の田んぼとその周辺環境から確実な記録がある種で、本データベースに掲載されていない種にお気づきの方は、担当者までご連絡ください。「田んぼの生きもの全種データベース」を、一緒に増補していきましょう。
「田んぼの生きもの全種データベース」入口のページ
https://www.biwahaku.jp/research/data.html
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像