「CyberOncology®」のさらなる付加価値の向上「OncoGuide™ NET」(シスメックス社)とのシステム連携について
新医療リアルワールドデータ研究機構株式会社(本社:京都市、代表取締役社長:是川 幸士、以下『PRiME-R』)は、日常診療におけるリアルワールドデータ※1(以下「RWD」)を標準化/構造化して管理・統合する「CyberOncology®」※2のさらなる付加価値向上をめざし、京都大学医学部附属病院(京都市、病院長:宮本 享)との共同研究の下、2022年3月より、シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒 以下「シスメックス」)が提供するエキスパートパネル支援システム「OncoGuide™ NET」※3とのシステム連携を開始いたします。これにより、医療現場における「CyberOncology®」の利活用促進を図るとともにがんゲノム医療の推進に貢献いたします。
※1 リアルワールドデータとは、医療現場から得られる電子カルテデータ、薬剤情報、疾患登録データ等の医療情報です。
※2 電子カルテ等の入力支援システム「CyberOncology®」の本格提供開始について(2020年9月28日)
https://prime-r.inc/newsrelease/125/
※3 エキスパートパネル支援システム「OncoGuide™ NET」について
https://products.sysmex.co.jp/products/genetic/SN0106/index.html
1.システム連携の背景
近年、日本において遺伝子情報に基づくがんの個別化治療の1つである、がんゲノム医療※4が推進されています。このがんゲノム医療の推進にあたり、医療の現場では、がんゲノム医療に必要な臨床情報の入力作業の省力化やエキスパートパネル※5の効率化等が課題となっています。
こうした中、新医療リアルワールドデータ研究機構(PRiME-R)は、がん薬物治療に関する診療情報を標準化・構造化してデータベース化することが可能となる「CyberOncology®」を多数の医療機関に提供しており、この構造化されたデータベースを利用することにより、がんゲノム医療に必要な臨床情報の入力作業の省力化や症例サマリの自動作成によるエキスパートパネルの効率化が可能となります。
また、シスメックスは2020年7月よりエキスパートパネルの日程調整ならびに患者情報および解析結果情報の共有を支援するシステムである「OncoGuide™ NET」を提供しています。
2022年3月より、「CyberOncology®」と「OncoGuide™ NET」のシステム連携を開始し、がんゲノム医療の推進に貢献いたします。
※4 がんゲノム医療とは、主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ(がん遺伝子パネル検査)、遺伝子変異を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。
※5 がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院の専門家会議をエキスパートパネルといい、本会議において、遺伝子パネル検査の結果から患者さんに最適な治療法を選択し、これに基づく医療を提供します。
2.システム連携の概要
「CyberOncology®」にて、構造化されたデータベースを活用し、がんゲノム情報管理センター※6(以下、C-CAT)への臨床情報の送信が可能※7です。また、エキスパートパネルにおける資料(症例サマリ)は、「CyberOncology®」によりベースファイルが自動作成され、「OncoGuide™ NET」へスムーズに転送することができます。
※6 がんゲノム情報管理センター(C-CAT)について:https://www.ncc.go.jp/jp/c_cat/
※7 本機能は、C-CATの2021年度仕様に対応しており、がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院において利用可能です。
システム連携のイメージ
3.システム連携の開始日
2022年3月
4.今後の展開
PRiME-Rは「CyberOncology®」が医療情報システムのプラットフォームとなるよう画像情報システムやePRO(electronic Patient Reported Outcome)等との連携を進め、さらなる付加価値の向上をめざします。
また、このような取り組みを通じて、医療機関における先進医療のさらなる推進や製薬企業等における医薬品・医療機器開発を支援し、次世代医療の発展に貢献するとともに、医療の未来を創造してまいります。
※2 電子カルテ等の入力支援システム「CyberOncology®」の本格提供開始について(2020年9月28日)
https://prime-r.inc/newsrelease/125/
※3 エキスパートパネル支援システム「OncoGuide™ NET」について
https://products.sysmex.co.jp/products/genetic/SN0106/index.html
1.システム連携の背景
近年、日本において遺伝子情報に基づくがんの個別化治療の1つである、がんゲノム医療※4が推進されています。このがんゲノム医療の推進にあたり、医療の現場では、がんゲノム医療に必要な臨床情報の入力作業の省力化やエキスパートパネル※5の効率化等が課題となっています。
こうした中、新医療リアルワールドデータ研究機構(PRiME-R)は、がん薬物治療に関する診療情報を標準化・構造化してデータベース化することが可能となる「CyberOncology®」を多数の医療機関に提供しており、この構造化されたデータベースを利用することにより、がんゲノム医療に必要な臨床情報の入力作業の省力化や症例サマリの自動作成によるエキスパートパネルの効率化が可能となります。
また、シスメックスは2020年7月よりエキスパートパネルの日程調整ならびに患者情報および解析結果情報の共有を支援するシステムである「OncoGuide™ NET」を提供しています。
2022年3月より、「CyberOncology®」と「OncoGuide™ NET」のシステム連携を開始し、がんゲノム医療の推進に貢献いたします。
※4 がんゲノム医療とは、主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ(がん遺伝子パネル検査)、遺伝子変異を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。
※5 がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院の専門家会議をエキスパートパネルといい、本会議において、遺伝子パネル検査の結果から患者さんに最適な治療法を選択し、これに基づく医療を提供します。
2.システム連携の概要
「CyberOncology®」にて、構造化されたデータベースを活用し、がんゲノム情報管理センター※6(以下、C-CAT)への臨床情報の送信が可能※7です。また、エキスパートパネルにおける資料(症例サマリ)は、「CyberOncology®」によりベースファイルが自動作成され、「OncoGuide™ NET」へスムーズに転送することができます。
※6 がんゲノム情報管理センター(C-CAT)について:https://www.ncc.go.jp/jp/c_cat/
※7 本機能は、C-CATの2021年度仕様に対応しており、がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院において利用可能です。
システム連携のイメージ
3.システム連携の開始日
2022年3月
4.今後の展開
PRiME-Rは「CyberOncology®」が医療情報システムのプラットフォームとなるよう画像情報システムやePRO(electronic Patient Reported Outcome)等との連携を進め、さらなる付加価値の向上をめざします。
また、このような取り組みを通じて、医療機関における先進医療のさらなる推進や製薬企業等における医薬品・医療機器開発を支援し、次世代医療の発展に貢献するとともに、医療の未来を創造してまいります。
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