障害者アートスタジオ「HIBIGEI」が九州をクリエイト!/ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲
〜WONDERLAND KYUSHU〜 九州の多様性・九州の自然をテーマにした作品を制作
「多様な人が集まる場所に」というホテルのコンセプトを体現するような、プロジェクトの中身を紹介します。
今回、ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲のテーマである【九州の自然に癒される】をキーワードに、2階のラウンジ壁面へ九州の地図をモチーフにしたアートと、4階から14階までの客室壁面へ展示作品10点を制作いたしました。また、客室の扉横には作品をトリミングしたアートパネルが設置されました。
▼詳細はこちらから▼
https://sdgs.fukushigoto.co.jp/art-hibigei/royalparkhotels-canvas-fukuokanakasu/
■九州の地図アート
九州の多様性
九州の豊かな自然と、各地域の魅力を盛り込んだイラストで九州を表現したアートパネルを2階のラウンジ壁面へ設置。通常の九州のシルエットをあえて横向きにすることで、より目を惹く印象的なアートに。HIBIGEIの契約事業所「工房まる」所属の作家が描いた線画を使用しました。
【KYUSYU MAP】
■九州の自然のアート
九州の自然
九州各県の自然をテーマとしたアートパネルを4階から14階までの客室へ展示。「工房まる」所属の作家4名が全10点の絵の描き下ろしを行いました。また、客室の玄関横には作品をトリミングしたパネルが設置されています。
階ごとに異なるテーマの県のアートが割り振られており、14階は九州7県がテーマとなり各階より5点が選ばれ展示されました。
■ユニフォーム
従業員の着用物として、2階ラウンジの壁面アートに起用された九州の地図内のイラストを使用したオリジナルサコッシュを制作しました。デザインは3種類あり、イラストの一部分のみを使用することで興味を惹くようなデザインに。絵の意味を尋ねられた際の、従業員と利用客のコミュニケーションツールとなるようにいう意図も込められています。
■ノベルティ
内覧会の来賓客への配布用としてポーチとお菓子ギフトを制作。2階ラウンジへ設置した「KYUSYU MAP」をデザインに使用しました。
お菓子は福岡の北九州市にある障がい福祉サービス事業所BOCCHIが担当。小倉にある日本酒の蔵元「溝上酒造」の酒粕を使用した酒粕スティックなど、福岡らしさにこだわったお菓子が詰められました。
【HIBIGEIが行なっていること】
ふくしごとの事業であるデザインスタジオ「HIBIGEI」は、企業と障害者施設の間に立ち、障害者の作品をプロデュース、企画、デザインを行っています。企業の仕事の一部を障害者と一緒に行うことで、社会課題にアクセスし、企業のブランド価値そのものを高める提案をしています。同時に、障害者自身の収入アップにつなげています。
社会背景
日本人の17人に1人が障害者であると言われています。彼らはふだん障害者施設に通い、障害の度合いに応じて様々な作業を行っています。その一つが「絵を描くこと」。本プロジェクトに参加した「工房まる」もまた、アートに特化した活動に力を入れている事業所の一つです。
2006年に障害者自立支援法が施行され、障害がある人達が就労し、より多くの収入を得ようという流れが生まれました。この「福祉の受け手から納税者へ」という社会的トレンドに応じて、障害者が描く絵を、収入を得るための仕事につなげる方法が模索され始めました。
【会社概要】
会社名:株式会社ふくしごと
所在地:福岡県福岡市博多区千代1-20-14
代表者:代表取締役 橋爪大輔
設立:2015年2月12日
URL:https://fukushigoto.co.jp/
事業内容:障害福祉施設の商品開発・製造・販売、障害者のアートを使ったデザイン・絵の使用権販売、障害者施設と連携した企業の人材育成、障害福祉施設の調査・研修・コンサルティング、障害福祉施設の設計デザイン、障害福祉の情報発信
・公式WEBサイト
https://hibigei.art/
・公式Instagram
https://www.instagram.com/hibigei/
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