AIとWeb3、400年の技を継承する現代刀匠の技術と融合した日本刀「TACHI」を発表
400年の技を継承する現代刀匠の日本刀とAI(人工知能)によるデザインと、デジタル製造された作品の真正性やデジタルオーナーシップをWeb3技術によって実現 – 伝統工芸と革新技術が融合した日本刀
■ 背景/コンセプト
大阪・奈良で400年以上の伝統技術を引き継ぐ15代目河内守國助である河内國平が渾身の想いを込め制作した日本刀と、最新のAI(人工知能)とWeb3テクノロジーを融合させることにより、これまでにないデザインと新たな鑑賞方法を実現しました。
日本の伝統工芸と美意識、そして革新的なテクノロジーによるデザイン。日本刀の「太刀(たち)」という呼び名と、新たな価値を実現する希望を表す「立ち」を掛け合わせて、作品名「TACHI」(タチ)と名付けました。
本作は、デザインとデジタル製造業領域を中心にWeb3事業をグローバルに展開するFinal Aimと、日本の様々な職人やアーティストの支援およびプロデュース事業を行うstudio仕組による、コラボレーションプロジェクトによって生まれた日本刀のアート作品です。
■ AI(人工知能)が最適解を導き出したデザイン
機械学習とクラウドコンピューティングをコア技術とするジェネレーティブデザインという最先端の3Dモデリング手法を導入。快適なグリップ、強度の最大化、材料設定と使用量の最小化、デジタル製造プロセスなど各種パラメータを人工知能が受け取り学習し、最適な3Dデータを生成しました。
まるで動物の骨格や植物の葉脈を想起させるアウトプットは、職人が魂を込めた刀身に生命力を与え、これまでにない革新的なデザインが生まれました。
■ Web3テクノロジーによる作品価値の保証や流動化を実現
デザインプロセスから最終3Dデザインデータまで、Final Aimが展開するデザインとデジタル製造業のWeb3プラットフォーム「Final Chain」上で統合管理されています。
ブロックチェーンなどによるWeb3テクノロジーを活かし、デザインやデジタルファブリケーションにおける真正性やオーナーシップなどの課題を解決。実物の作品にも証明情報を刻印することで、リアルとデジタルで相乗的に価値を高めるデザインを実現しました。
■ 発表と販売
ワールドプレミアとして、2022年5月17日(火)~ 18日(水)に米国・ニューオーリンズ市で、3Dデザインや設計ソフトウェアの世界的なリーダーである米国のAutodesk社が毎年主催するグローバルカンファレンス「Autodesk Accelerate 2022」で、本作品を発表いたしました。
また今後も、ニューヨークを始め国内外での展示、そして受注販売などの展開を予定しております。詳細については順次発表致します。
■ 作品・展示・販売などのお問い合わせ先
株式会社studio仕組:info@studio-shikumi.jp
河内國平について
1941年大阪府生まれ。関西大学法学部在学中に考古学者末永雅雄に師事。
大学卒業後すぐ刀匠の宮入昭平(のち行平に改名)に入門、相州伝を習う。
奈良県東吉野村に鍛冶場を設立。1984年隅谷正峯に入門、備前伝を習う。
1987年無鑑査認定。
2005年奈良県無形文化財保持者。
studio仕組みについて
日本の様々な職人やアーティストとのつながりを持つstudio仕組は、職人・アーティストの支援およびプロデュース事業等を通じて、作品や製品に本来付与されるべき価値を見つめ直し、ものつくりの文化を適切な形で存続させていくことを使命としています。
Final Aimについて
会社名:株式会社Final Aim(Final Aim, Inc.)
所在地:米国、日本
創業者:Chief Executive Officer 朝倉雅文 / Chief Design Officer 横井康秀
事業内容:デザインとデジタル製造業領域を中心としたWeb3事業
ウェブサイト:https://final-aim.com
お問い合わせ先:contact@final-aim.com
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