【オンライン診療】名大発ベンチャー・ジークス株式会社が小児に特化したオンライン診療の実証実験を開始
医療法人さくら会との連携で、診療予約〜薬の受け取りまでを全て在宅で
■背景
2022年度診療報酬改定で、オンライン診療の「初診料・再診料」が見直されたことで、オンライン診療の市場機会に注目が集まっています。診療報酬の低さを理由にオンライン診療を導入していなかった医療機関も、対面診療との組み合わせでの導入が検討され始めています。
ジークスは、2021年2月からの医療法人葵鐘会との実証実験を経て、同年9月に子育て医療アプリ「あんよ」をリリースいたしました。新生児・乳幼児期のお子さんを持つ親御さんがよく抱く疑問についての定型Q&Aや、小児科専門医に一問一答形式で質問できる専門家相談などをアプリを通じて提供しています。
アプリの利用者様からは非常に高い満足度を得ている一方で、在宅中でも文字情報だけでなく映像や音声を通じて専門家に相談したいという声を多くいただきました。そこで、さくら会と連携し、あんよを通じて小児に特化したオンライン診療を新サービスとして提供する運びになりました。
https://lp.annyo-online.jp/?inflow=pressrelease221027
子育て医療アプリ「あんよ」 ダウンロード
https://annyo.jp/
■ 実施概要と目的
9月末から、名古屋市内在住のアプリユーザーを対象に、さくら会所属の皮膚科医による小児皮膚疾患に特化したオンライン診療サービスの提供を開始しました。予約→事前問診→オンライン診療→オンライン服薬指導→薬の配送までを、ジークスが提供するシステム上で完結し、薬は最短で診療当日に自宅へ届きます。
本実証実験では、特に乳幼児期の在宅医療ニーズの調査、医療機関でのオペレーション検証を実施目的とし、患者様、医療機関にとってより利用しやすいオンライン診療プラットフォームの構築を目指します。
【医療法人さくら会コメント/理事長 黒瀬基尋氏】
基本的に医科はサービス業だと考えています。サービス業は患者さんを一番に考えないといけないのに、現状医科は、患者さん目線の仕組みではなく医院の都合を押し付ける仕組みになっています。待ち時間が長く患者さんに我慢してもらったり、診察時間が短く話を聞いてもらえなかったり、他の業界では考えられない状態です。
そんな中で、オンライン診療は、医科のサービスの仕組みを変える大きな取り組みだと考えています。患者さんのためにもっと良いことをしてあげたいという医師はたくさんいると思います。診療時間中に通えない方々や、お子様が小さくて医院に通えない人のためにも1日の早いオンライン診療の普及を切に願います。
【ジークス株式会社コメント/代表取締役社長CEO 村上嘉一】
この度医療法人さくら会様と小児領域におけるオンライン診療の実証実験をスタートしました。
これまで私たちは、約100軒の地域の医療機関様と連携し子育て医療アプリ「あんよ」を通じて、お子さんの体調に関してのちょっとした不安や悩みに対して、専門医が作成したコンテンツや健康相談を提供してきました。多くの保護者様に使っていただく中で、お話を伺っていくと、あんよでは解決できておらず、かといって受診を躊躇してしまう悩みが多いことがわかりました。さくら会様とご一緒させていただく形でそういった悩みや判断がつかない状態から抜け出せる一助を提供できればと思います。
今後はこの実証実験で得られた知見や運用ノウハウをもとに、より多くの医療機関様と一緒に地域の育児環境の改善をおこなっていくことができればと考えております。
<ジークス株式会社について>
会社名:ジークス株式会社(GeCS, Inc.)
URL:https://www.gecs.tech/
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番3号JRゲートタワー27階 OICX
代表者:代表取締役社長CEO 村上嘉一
創業:2019年9月
名古屋大学・名古屋工業大学の学生が2019年9月に創業。小児医療アプリ「あんよ」の開発・運営を行っている。2020年4月、名古屋大学・名古屋工業大学発ベンチャー企業として認定。
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