第一弾「函館カラーを見つけよう !!」結果報告
ペイントワークショップを函館空港で開催-あなたの好きな函館カラーが、まちを彩ります-
約100名の方々からいただいた応募を集計したところ、レッド系、ピンク系、オレンジ系、イエロー系、グリーン系、ブルー系、ホワイト・グレー系の色とりどりの「函館カラー」が集まりました。
応募者からは「函館カラー」にまつわるさまざまなストーリーが添えられ、あらためて、函館の町並みを飾る、色彩の豊かさを感じることができました。
お送りいただいたストーリーの一部
グリーン系
函館ハリストス正教会の屋根の色:
「選びたいカラーはたくさんありますが、理由は、街の看板にハリストス正教会が描かれていることと、小学校の写生会に行ったこと、また、この写真は、通った高校の美術室から見える景色で元町に響く鐘の音、窓から入る海風。湿度も気温も高くはならない函館の夏。どこかかなしさも感じるような空気感が好きで、この浅いグリーン色が私の中に一番に浮かびました。」※一部抜粋(小田島 昌代さん)
ブルー系
石川啄木が詠んだ歌 矢熊菊の青 大森浜の海と空のブルーグレー:
「函館のカラーというと「青」を浮かべます。海が好きで大森浜に行きますが、海の色も空の色もメランコリーなどこか寂し気なブルーグレーのイメージがあります。かって石川啄木が「我泣きぬれて‥」と詠んだ時の海と空の色はきっとそんな日本海の色だったように思います。群青色の石を拾うと、函館の深い海の底の色に染まったように思えます。石川啄木の詠んだ矢車草はピンクや白ではなく青だと想像してしまいますし、様々な青色を感じる街だと思います。」※一部抜粋(滝藤 陽子さん)
函館カラーパレットのレポート資料は
↓こちらからご覧いただけます。
https://issuu.com/colorbox-hakodatejima/docs/_
「函館カラー」プロジェクトリーダーからひと言
皆さま、この度は「函館カラー」にまつわるたくさんのお写真と、エピソードをお送りいただきありがとうございました。
私はこれまで日本、そして世界各地の町で色彩調査を行ってきました。
その中でも函館の色のユニークさは群を抜いていると感じています。
今回、皆さまからご紹介いただいた「函館カラー」も実に色とりどり!!
地域の人々に愛されている色が、こんなにも多様に満ちている町はないでしょう。お一人お一人のストーリーを拝見していると、たとえば同じ海を見ていても各々が感じている青は異なっているような気がしてきます。
色って面白いですね。私たち(株)函館島は、色を通して函館の町をより一層魅力的にしていきたいと考えています。「函館カラー」のプロジェクトはまだはじまったばかりです。ひきつづき、皆さまからご意見を伺ったり、色彩調査を行いながら、カラーパレット作りを進めていきます。
片岡 照博 色彩計画家 株式会社函館島 取締役
私たち(株)函館島は、函館のローカルシーンを盛り上げるべく、函館カラーパレットの検討を進めています。気軽に利用できるインテリア用のカラーパレットづくりからスタートし、徐々に函館の町並みと調和する外装用のカラーパレットの検討を進めていく予定です。
ペイント文化が広まることで町並みがより美しく彩られ、函館ならではの個性が磨かれていくとしたら素敵だと思いませんか?
活動の内容は随時ウェブサイト等でお伝えさせていただきます。
函館カラーを塗ってみよう !!
来たる2022年年2月26日(土)には、ローカルライフと旅の玄関口をつなぐ取り組みを共同で進めてきた函館空港にて、函館カラーのペンキを塗装するワークショップ「函館カラーを塗ってみよう!」を開催予定。市民と共に函館カラーを自分ごとにする取り組みを実施します。
詳細と申し込みはこちらから↓
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