地区防災計画につながる「地域のハザードを知るための地図ワークショップ」を開催
プレスリリース案
報道関係者各位
2021年10月29日
株式会社 百年防災社
地区防災計画につながる「地域のハザードを知るための地図ワークショップ」を開催
葛飾区内初のオンライン「受援訓練」や、独立行政法人都市再生機構で「UR都市機構防災専門家」に就任し、防災勉強会を開催している株式会社百年防災社(本社:東京都葛飾区、社長:葛西 優香)は、国土地図株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:稲垣 秀夫)の協力のもと、10月8日㈮に亀有共助プロジェクトの一環として「地域のハザードを知るための地図ワークショップ」を開催しました。
【企画のポイント】
■亀有在住のパパとママを対象に、亀有プロジェクトとして自助・共助を育むための講座を企画進行中。自助力としての備蓄品計画講座、備蓄品としてのアロマ講座を経て、参加者の希望を受けて、地図の観方(観察)・読み方を学び、地域の特性・避難経路を確認し、自助力として我が家のハザードマップが作成できるように企画。参加者の声から実現した講座で、地域の防災意識の醸成になりっている。また、地域特有の自然災害を知ることは、地区防災計画の土壌となり、地域の防災力向上に繋がっている。
■参加者は、主に地域の町会で活動されている世代よりも若い世代(30代~50代)を対象としており、高齢化が進む町会等の地域活動に参加するきっかけづくりとなっている。
■講師は、地図調製業務をはじめ、地理調査業務、写真測量業務を主要事業とする国土地図株式会社 代表取締役の稲垣 秀夫氏。稲垣氏から、地図についての基礎知識や観方を教わったあと、フィールドワークによって、現場が地図にどの様に表現されているかを比較照合したり、調査図に公共測量作業規定による地図記号を入れたりしながら、地図表現と実空間の有様を共に理解できるワークとなった。
講座の目的
日常生活の中では、自分でハザードマップをみても、「うちは何色かぐらいしか分からない」「ハザードマップを一度も開いたことがない」という方も多いかと思います。
今回の講座を通して、『参加者ご自身のご自宅からみて、どちらの方角へ逃げれば良いか』を判断でき、「我が家のハザードマップを作れるようになること」を目的として開催しました。
座学では、
・教科書や民間地図の基本になっているのが国土交通省管轄の測量行政機関である「国土地理院が発行する地図です。「我が家のハザードマップ」創りも地理院地図などの測量精度を保証された地図利用が望ましい。
・地図には、地勢図・地形図・主題図などたくさんの種類があり、利用目的に併せて選択する。
・地勢図や地形図をベースマップにして、その上に特定の情報を重ね合わせたものを主題図と呼び、身近なものではハザードマップをはじめ、登山地図、観光案内図、タウンガイドブックなどが主題図に該当する。
など、地図の知識を学びました。
加えて、地図を観て読み解くポイントとして、
・『地図の名称(何を観るために作られた地図なのか)、方位、縮尺、凡例を把握した上で、地図面に目を通すことが大切であること。
・地図は利用目的に合わせて作成されているので、地図が作成された目的を把握したうえで、地図に表現された空間の有様を読み解いていく。
などをお話してくださいました。
フィールドワークでは主に、ハザードマップと下記中央と右2点の地図を観ながら、進めました。
まず稲垣氏が用意してくださった上記中央と右の地図は、地理院地図のホームページから全て、誰でもダウンロードできます。
例えば、上千葉交通公園はこちらのURLから観ることができます。
https://maps.gsi.go.jp/vector/#17/35.757704/139.841765/&ls=vstd&disp=1&d=l
画面中央の十字マークの標高は、画面下の黄色のマーカー部分で確認できます。
こうして、「自分の自宅から、どちらの標高が高いのか」を確認することができます。
また、この画面をプリントして、実際に現場に行き、地図と現場を見比べて、自分で気がついた地図記号を入れながら「我が家のハザードマップ」を作ることができます。
例えば、地図には表現されていない段差や斜面、また普段気にすることはないがランドマークとなる建造物や樹木の種類など、場所や状況に合わせて家族同士の目印として共有することもできます。
そして、実際にいろいろ目線を変えてみると標高差を認識することができます。明らかに低くなっているところ、高くなっているところもあれば、平面に見えてなだらかに高低差があるところもあります。
今回のフィールドワークではハザードマップと標高を確認しながら公園の中を歩いていると、小高く盛り上がった所とゴーカートコースの立体交差部の微妙な標高差がハザードマップ上に表記されていることを発見しました。
(赤い丸の部分)
ハザードマップと照らし合わせて、地域での標高差を確認していくことで、地域全体の地勢や地形を知ることができました。
地図を見ながら、現地も見て、実際に存在する有様を、地図記号などで書いていく作業に、みなさん大変興味深く、質問したり、書き込んだりしていました。
また弊社代表 葛西からは、もし水害があった時、標高差を知っていると、どっちの方角に水が流れていくのかが解るから、やむを得ずお子さんが一人で避難する場合は、自宅~学校、自宅~避難所などへの避難に少しでも標高の高い道(ルート)を決めておくと良いと言う助言もありました。
会社名:株式会社百年防災社 / 社長:葛西 優香 / 設立:2020年4月 / 本社所在地: 東京都葛飾区亀有三丁目11番7号小松ビル4階 / 企業URL: https://100bou.jp/
【事業内容】
防災計画コンサルティング、地区防災計画作成、防災情報メディア制作、防災イベント企画・進行
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社百年防災社 / 担当:葛西 / 連絡先:info@100bou.jp
報道関係者各位
2021年10月29日
株式会社 百年防災社
地区防災計画につながる「地域のハザードを知るための地図ワークショップ」を開催
葛飾区内初のオンライン「受援訓練」や、独立行政法人都市再生機構で「UR都市機構防災専門家」に就任し、防災勉強会を開催している株式会社百年防災社(本社:東京都葛飾区、社長:葛西 優香)は、国土地図株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:稲垣 秀夫)の協力のもと、10月8日㈮に亀有共助プロジェクトの一環として「地域のハザードを知るための地図ワークショップ」を開催しました。
【企画のポイント】
■亀有在住のパパとママを対象に、亀有プロジェクトとして自助・共助を育むための講座を企画進行中。自助力としての備蓄品計画講座、備蓄品としてのアロマ講座を経て、参加者の希望を受けて、地図の観方(観察)・読み方を学び、地域の特性・避難経路を確認し、自助力として我が家のハザードマップが作成できるように企画。参加者の声から実現した講座で、地域の防災意識の醸成になりっている。また、地域特有の自然災害を知ることは、地区防災計画の土壌となり、地域の防災力向上に繋がっている。
■参加者は、主に地域の町会で活動されている世代よりも若い世代(30代~50代)を対象としており、高齢化が進む町会等の地域活動に参加するきっかけづくりとなっている。
■講師は、地図調製業務をはじめ、地理調査業務、写真測量業務を主要事業とする国土地図株式会社 代表取締役の稲垣 秀夫氏。稲垣氏から、地図についての基礎知識や観方を教わったあと、フィールドワークによって、現場が地図にどの様に表現されているかを比較照合したり、調査図に公共測量作業規定による地図記号を入れたりしながら、地図表現と実空間の有様を共に理解できるワークとなった。
講座の目的
日常生活の中では、自分でハザードマップをみても、「うちは何色かぐらいしか分からない」「ハザードマップを一度も開いたことがない」という方も多いかと思います。
今回の講座を通して、『参加者ご自身のご自宅からみて、どちらの方角へ逃げれば良いか』を判断でき、「我が家のハザードマップを作れるようになること」を目的として開催しました。
- 座学:地図は“見る”のではなく、“観て読み解くもの”!
座学では、
・教科書や民間地図の基本になっているのが国土交通省管轄の測量行政機関である「国土地理院が発行する地図です。「我が家のハザードマップ」創りも地理院地図などの測量精度を保証された地図利用が望ましい。
・地図には、地勢図・地形図・主題図などたくさんの種類があり、利用目的に併せて選択する。
・地勢図や地形図をベースマップにして、その上に特定の情報を重ね合わせたものを主題図と呼び、身近なものではハザードマップをはじめ、登山地図、観光案内図、タウンガイドブックなどが主題図に該当する。
など、地図の知識を学びました。
加えて、地図を観て読み解くポイントとして、
・『地図の名称(何を観るために作られた地図なのか)、方位、縮尺、凡例を把握した上で、地図面に目を通すことが大切であること。
・地図は利用目的に合わせて作成されているので、地図が作成された目的を把握したうえで、地図に表現された空間の有様を読み解いていく。
などをお話してくださいました。
- 2.フィールドワーク:上千葉交通公園で、実際の現地で地図と照らし合わせてみよう。
フィールドワークでは主に、ハザードマップと下記中央と右2点の地図を観ながら、進めました。
まず稲垣氏が用意してくださった上記中央と右の地図は、地理院地図のホームページから全て、誰でもダウンロードできます。
例えば、上千葉交通公園はこちらのURLから観ることができます。
https://maps.gsi.go.jp/vector/#17/35.757704/139.841765/&ls=vstd&disp=1&d=l
画面中央の十字マークの標高は、画面下の黄色のマーカー部分で確認できます。
こうして、「自分の自宅から、どちらの標高が高いのか」を確認することができます。
また、この画面をプリントして、実際に現場に行き、地図と現場を見比べて、自分で気がついた地図記号を入れながら「我が家のハザードマップ」を作ることができます。
例えば、地図には表現されていない段差や斜面、また普段気にすることはないがランドマークとなる建造物や樹木の種類など、場所や状況に合わせて家族同士の目印として共有することもできます。
そして、実際にいろいろ目線を変えてみると標高差を認識することができます。明らかに低くなっているところ、高くなっているところもあれば、平面に見えてなだらかに高低差があるところもあります。
今回のフィールドワークではハザードマップと標高を確認しながら公園の中を歩いていると、小高く盛り上がった所とゴーカートコースの立体交差部の微妙な標高差がハザードマップ上に表記されていることを発見しました。
(赤い丸の部分)
ハザードマップと照らし合わせて、地域での標高差を確認していくことで、地域全体の地勢や地形を知ることができました。
地図を見ながら、現地も見て、実際に存在する有様を、地図記号などで書いていく作業に、みなさん大変興味深く、質問したり、書き込んだりしていました。
また弊社代表 葛西からは、もし水害があった時、標高差を知っていると、どっちの方角に水が流れていくのかが解るから、やむを得ずお子さんが一人で避難する場合は、自宅~学校、自宅~避難所などへの避難に少しでも標高の高い道(ルート)を決めておくと良いと言う助言もありました。
■参加者の声
Y.I 様
避難場所やそこへ行くまでの道順で通る道路の高低を知ることで、具体的な避難場所への経路や避難場所内でどこにいたらいいのかがわかりました。
避難訓練をする時のルート決定においても大変役に立つ地図を作ることができると思いました。
近いうちに、自宅から避難場所&避難所までの地図を作ってみたいと思います!
C.K様
平坦だと思えた場所にも高低差があることや地図の詳しい読み取り方等を知ることができました。
今学校で地図を教わっている小3の子どもと一緒に自宅周辺のハザードマップを確認しようと思います。
稲垣社長が曳舟親水公園は大きな木が育っているので地盤が強いとおっしゃってましたが、もともと水路だった場所は地盤が弱いと思っていたので、新しい学びでした。
次回は、50数年ヨットに乗っている稲垣氏によるロープワーク講座を行い、水から身を守るためのロープの使い方や選び方、ライフジャケットの選び方・使い方などの講座を開催していきます。
年明けからは地域の町会と共に避難訓練を開催し、共助創りに向けて、引き続き開催してまいります。
地域での開催にご興味のある方は、百年防災社までお問合せください。
info@100bou.jp
【百年防災社 会社概要】
会社名:株式会社百年防災社 / 社長:葛西 優香 / 設立:2020年4月 / 本社所在地: 東京都葛飾区亀有三丁目11番7号小松ビル4階 / 企業URL: https://100bou.jp/
【事業内容】
防災計画コンサルティング、地区防災計画作成、防災情報メディア制作、防災イベント企画・進行
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社百年防災社 / 担当:葛西 / 連絡先:info@100bou.jp
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