『岩絵の具で描くサスティナブルな風景画』二川和之による個展開催
この度、ホワイトストーンギャラリー銀座新館とオンラインギャラリーでは、二川和之による個展『地球は人間がいなくても困らない』を開催いたします。
上から下: Memory 50-2, 2021, Memory 10-1, 2021, 45.5 × 53.0cm / Memory 6-2, 2021, 32.0 × 41.2cm / Memory 6-1, 2021, 32.0 × 41.2cm
二川和之は、日本画の技法を継承しつつ、岩絵の具を精緻に用いる。作家によれば、自然の美を表現できるのは岩絵の具だけだという。度重なる塗り込みの後でも油彩ほど重くなく、水彩とは明らかに異なる。絵柄は蝉の羽のような繊細さをもつ。また、二川はしばしば金彩と金箔の技法を創作へ盛り込む。その芸術は、明度により様々な表情を見せる。西洋的な光と影のスタイルを採り入れ、因襲的な日本画の平坦さには遠近法とテクスチュアが付与される。静謐な風景のただなかで、作家本人の眼に映った光景を誠実に描き出す。
二川和之の作品には深淵なる精神性が溢れている。現実を超え、輝くばかりに美しい精神的風景に転化させる。近年では、墨の濃淡を活かした写実的な新領域を開拓、深い称賛をもって迎えられた。その新たな試みの代表作『秒差二態』は2013年の損保ジャパンFACE展において優秀賞を受賞。
今展では、人間心理に去来する内なる風景と実在する自然との共生を実現。二川芸術のサスティナブルな新局面を是非お確かめください。
■ 展覧会概要
会 期: 2022年1月21日~年2月19日
会 場: ホワイトストーンギャラリー銀座新館
営業時間: 11:00 - 19:00
休館日: 日曜、月曜
所在地: 東京都中央区銀座6-4-16
■ 二川和之 プロフィール
1954年香川県高松市生まれ。1976年金沢美術工芸大学日本画科を卒業、1978年東京藝術大学大学院を修了したのち30代半ばから風景画に絞って作品を発表する。現実感に満ちた生々しい空間を描いた作品の数々は、ロシアをはじめ海外の展覧会でも高く評価されている。伝統的な日本画の技法を継承しつつ、対象の確固たる存在感を岩絵の具の重ね塗りで細心に描き出し、静かな風景の中で深さを極めるべく、遠近感や質感そして物の存在感を偽りなく表現した作品にはリアリズムを越えてさらに美しく輝く心象風景へと昇華する。
詳しくはこちら:https://www.whitestone-gallery.com/ja/blogs/artist/kazuyuki-futagawa
■ ホワイトストーンギャラリーについて
1967 年に東京・銀座にオープンして以来、ホワイトストーンギャラリーは世界と競合できるアートギャラリーとしての地位を確立してきました。銀座・軽井沢の国内店舗に加え、香港(アートの複合ビル HK H Queen's)、台湾にも拠点を構えています。ホワイトストーンは、戦後の具体美術・現代アーティスト・新進気鋭の若手アーティストを紹介する、アジアで最も先駆的な画廊のひとつ。
社名: 株式会社ホワイトストーン
代表者: 代表取締役社長 白石幸栄
所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座 5-1-10 設立:1967
U R L: www.whitestone-gallery.com
instagram: https://www.instagram.com/whitestonegallery.official/
報道関係者お問合わせ先 ホワイトストーンギャラリー: 黒木
TEL: 03-3574-6161/ FAX: 03-3574-5390 MAIL: kuroki@whitestonegallery.co.jp
※プレスリリースのPDFデータはこちらからダウンロードできます→https://prtimes.jp/a/?f=d78519-20220111-bdec9e6986f0051259c7b7f56f326e11.pdf
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