東京農業大学・生産環境工学科から始まる次世代スマート農業!
2024年度から新カリキュラムと新研究室体制により,Society5.0時代の新しい農業工学教育と研究を展開する.従来の農業工学の伝統を継承しつつ,スマート農業に対応した教育・研究を展開する.
研究室は,スマートアグリ分野のバイオロボティクス研究室・ジオデータサイエンス研究室と,農業環境工学分野の農業土木学研究室・環境資源学研究室である.
東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科(https://www.nodai.ac.jp/academics/reg/eng/)は,その前身である農業工学科の創設からその歴史は80年を超える伝統ある学科である.この農業工学の伝統を発展させ,時代の要請に対応できる新しい教育・研究を目指し,2024年度から新カリキュラム及び,2分野4研究室体制に生まれ変わることになった.
スマートアグリ分野 「AI×Tech×DXで切り拓くスマート農業」
バイオロボティクス研究室「スマート農業,フード&アグリテックで未来農業へ」
キーワード:AI,スマート農業,ロボット工学,フードチェーン,フードテック
教育ポリシー:フードチェーンを対象としたスマート化について,機械,ロボティクス,AI,IoT,ICT,DXなどを活用して設計・開発・評価・活用できる知識・技術を習得する.
特徴的な科目群:スマート農業入門/スマート農業(一)・(二) /ものづくり設計製図/電気・電子工学/農産加工流通工学/食品工学
ジオデータサイエンス研究室「地理情報とデータサイエンスで未来の農業を切り拓く」
キーワード:地理情報,データサイエンス,UAV,リモートセンシング
教育ポリシー:地域環境や生産フィールドを対象としたスマート化について,AI,データサイエンス,ドローン,GNSS,センシング,ビッグデータ,フィールドワークに活用できる知識・技術を習得する
特徴的な科目群:AI・データサイエンス応用/環境情報学/地理情報学演習/環境リモートセンシング工学
農業環境工学分野「土水基盤を守る伝統の農業工学」
農業土木学研究室「農地を支え,水を導き,安全・安心な生活空間を創造する」
キーワード:地球温暖化対策,気候変動の緩和・適応策,基盤整備,防災・減災,沙漠緑化
教育ポリシー:農業生産環境・生活環境にかかわる基盤整備・維持管理に関する知識・技術を習得する.
特徴的な科目群:環境土壌物理学/社会基盤工学/地水環境工学
環境資源学研究室「農村の資源有効利用,環境修復保全,新エネルギー生産に取り組む!」
キーワード:水環境,農地環境,環境修復保全,再生可能エネルギー,未利用物質・廃棄物の資源化
教育ポリシー:地域を人間の生活,自然および生物生産の共存空間と捉え,土地や水,生物などの地域資源を生態系に配慮して持続可能な利用・保全を実行するための理論と技術を習得する.
特徴的な科目群:地域資源持続学/環境資源学/農村計画学/国際農村開発学/エネルギー工学
大学イベント情報:
それらを反映した情報の収集と体感ができるのが次の東京農業大学イベントであり,4つの研究室の特徴を表した展示と説明を行う予定である.
6月18日:キャンパスツアー
8月5-6日:オープンキャンパス
11月3-5日:収穫祭
この内,バイオロボティクス研究室(https://biorobotics.jp/)では,総合工学であるロボティクスをキーワードに,スマート農業やフード・アグリテックに挑戦している.
代替タンパク質をキーワードに,現在進行形で研究を推進しており,社会理解と教育展開を同時に行っている.
国際学会誌「Journal of Insects as Food and Feed」への掲載決定(in Press)
日本における「食用コオロギ生産手法・事例」(ネオアクシス版)の公開(3月)
バイオロボティクス研究室Webサイト掲載:https://biorobotics.jp/
農業情報学会「代替タンパク・アグリテック研究部会」の設立(5月27日)
千葉県立多古高等学校出張講義・イベント(5月11日)
千葉県立流山高等学校出張講義・イベント(5月26日)
農業情報学会・研究部会「代替タンパク質・アグリテック」設立(5月27日)
ネオアクシス・オンライン昆虫イノベーションセミナー(8月下旬予定)
農業環境工学関連学会2023年合同大会(9月4~8日,筑波大学/つくば国際会議場),予定
https://sites.google.com/view/agri2023/
・オーガナイズドセッション:
フード&アグリテック~食品ロス・昆虫など未利用資源利用とクロステック~
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