【2025年7月版】地震保険の希望傾向を調査|一戸建てと共同住宅で意識に違いも?
築年数や住宅種別で分かれる地震保険への意識差を可視化
Mt.flowers株式会社(本社:東京都江東区)が運営する火災保険一括見積もりサービス「wismoney(ウィズマネ)」は、当サービスにて「居住用」として見積もり依頼があったデータをもとに、2024年7月〜2025年6月の期間における地震保険の希望状況(希望あり・希望なし・検討中)について、建物の築年数や種別(一戸建て・共同住宅)ごとに集計しました。
1.地震保険を「希望する」割合は、全体では約6割(居住用全体)
2024年7月〜2025年6月に「居住用の住宅」として見積もり依頼をしたユーザーを対象に集計したところ、「地震保険を希望する」と回答した割合は全体の62.5%、「希望しない」は24.3%、「検討中」は13.2%でした。全体の半数以上が地震保険の加入を希望しており、リスクへの備えを重視している様子がうかがえます。

2.【建物の種類別】一戸建てのほうが、地震保険を希望する割合が高い
住宅の種類別に見ると、「一戸建て」の方が「共同住宅」よりも地震保険の希望割合がやや高くなっています。
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一戸建て:地震保険を希望する人が69.7%
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共同住宅:地震保険を希望する人は52.5%
火災保険では建物全体の補償を契約者が行うケースが多いため、特に一戸建てでは「地震による建物被害」への備えを重視する傾向が見られます。一方で、建物全体が共用資産である共同住宅では、個人で地震保険を検討する動機が弱くなる可能性も考えられます。


3.地震保険を「希望しない」築年数が増すごとに増加傾向(居住用全体)
居住用全体のデータを見ると、築10年未満の住宅では64.1%が地震保険を「希望あり」としているのに対し、築40年以上では58.2%に低下しています。これは、築年数が経過するにつれて地震保険への関心が薄れる、または必要性を感じにくくなる傾向を示唆している可能性があります。一方で、「希望なし」の割合は築年数が古いほど増加傾向にあり、築40年以上では28.0%に達しています。

4.一戸建てでは「築年数が古いほど、地震保険希望が減少」
一戸建て住宅に絞ってみると、築10年未満では「希望する」割合が74.0%に対し、築40年以上では62.0%でした。築年数が経過することで、保険料が高くなる・補償対象が限定される可能性などが影響し、加入を希望しない層が増えていることが考えられます。

5.共同住宅では築年数による差が小さい
一方、共同住宅における地震保険の希望割合は、築年数による大きな差は見られませんでした。築10年未満では51.7%、築40年以上でも49.1%と、ほぼ同水準で推移しています。これは、一戸建てと比べて地震被害の認識や建物維持の責任が限定的であることが影響している可能性もあります。

まとめ:建物種別・築年数によって地震保険への関心に違いあり
今回の調査から、築年数が浅い住宅ほど、また戸建住宅ほど地震保険を希望する傾向が強いことがわかりました。一方で、共同住宅では「検討中」とする回答が多く、判断に迷っている世帯も少なくないようです。地震保険は火災保険にセットでの加入が必要となるため、自身の住宅タイプや必要補償を理解したうえで、適切な備えを検討してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:火災保険一括見積もりサービス「wismoney」利用者からの見積もり依頼データ(居住用住宅のみ)
調査期間:2024年7月〜2025年6月
集計方法:見積もり依頼フォームの「築年月」「使用用途」「建物区分」入力項目をもとに分類
【wismoney(ウィズマネ)火災保険】
火災保険の一括見積もり:https://wismoney.jp/kasai/
火災保険の解説記事一覧:https://wismoney.jp/kasai/expert/
【会社概要】
会社名:Mt.flowers株式会社(読み:フラワーズ)
所在地:東京都江東区
事業内容:火災保険一括見積もりサービス「wismoney火災保険」の企画・運営
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