一般社団法人Fora、探究学習から総合型選抜までの一貫支援をリリース。探究から入試までの3年間を伴走する提携校を募集。全国10校限定。

ー総合型選抜の実績と知見を持つ青楓館高等学院と連携ー

一般社団法人Fora

一般社団法人Foraは、青楓館高等学院と連携し、生徒の興味関心や問題意識を探究学習を通して深めながら、総合型選抜を活用した大学進学に繋げていく、3年間のトータル支援を開始いたしました。総合型選抜対策で指導実績とノウハウを持つ「青楓館高等学院」と、延べ50校でキャリア教育や探究学習支援の実績を持つ「一般社団法人Fora」が協働して、「総合的な探究の時間」の充実を目指すとともに、希望するすべての高校生が総合型選抜を目指せる環境づくりを支援します。

また、本連携が目標とする、高校1年時からの探究学習、高校2年時の高大接続、高校3年時の入試対応を含む3年間の一貫したカリキュラムと進路指導を目指す「vision2025」に共感してくださる「提携校」を合わせて募集いたします。

 

 

 
  • 連携の背景
■総合型選抜の導入と推進
高大接続改革の一環として、2022年から「総合的な探究の時間」が全国で実施されるとともに、大学入試では「総合型選抜」も導入され、現在では多くの大学が総合型選抜を導入しています。
そもそも総合型選抜とは、出願書類の志望理由書や、実技試験の面接、小論文などを通じて総合的に評価するもので、受験生の人物像と、大学の求める学生像がどれだけ合っているかによって合否が決まる入試で、いわば「マッチング入試」といえます。つまり、探究学習やキャリア教育で目指されてきた、「なにを、なぜ、どこで学びたいのか」を探究学習経験をもとに考えることが、大学入試においても積極的に評価されるようになる入試改革だといえます。加えて、これまでの「AO入試」や「推薦入試」は、「一部の生徒が受験するもの」というイメージがありましたが、近年では多くの大学で総合型選抜が導入され、新たなスタンダードになりつつあります。

■学校現場における総合型選抜の課題
しかし、総合型選抜を目指す生徒の指導は、これまでの一般入試に向けた五教科中心の教科指導とは大きく異なっている上に、集団の指導が難しく、個別の伴走や添削など指導の負荷が大きいといえます。また、自分の「探究したいテーマ」を見つけ、それを将来の目標や大学での学びに結びつけていくことが求められるため、短期的な指導にとどまらず、3年間を通して長期スパンでの指導が必要です。ただでさえ「多忙化」が問題となっている現場において、ノウハウも手探りな中で指導を行うことは、難しい場合も少なくありません。
そのため、総合型選抜指導のノウハウは、主に学習塾などを中心に蓄積されてきており、制度上はチャンスが開かれているにもかかわらず、学校教育の範囲では、誰もが総合型選抜に手を伸ばせる環境は実現されていないのが現状です。

■「総合型選抜」専門塾と「学校教育支援」の専門事業者の連携
そこで、これまで総合型選抜の指導実績をもつ青楓館高等学院と、学校現場を対象に総合型選抜の基礎となる探究学習やキャリア教育を支援してきた一般社団法人Foraが協働することによって、学校内で充実した探究学習と総合型選抜対策を行え、希望する生徒がみな総合型選抜にチャレンジできる環境づくりを目指します。

 
  • 支援パッケージのねらい

■進路実績の向上に繋がる、総合型選抜対策の伴走支援
これまで学校の進路指導において総合型選抜の対策を行いきれなかった理由としては、総合型選抜や推薦型入試の指導実績がないこと、保護者の方々も含めた学校の進路方針が一般入試に偏重する傾向があること、などがありました。
しかし、総合型選抜を適切に活用することで、年内と年明けの2回機会を得られる上に、総合的な評価によって進学動機が評価され、希望校への進学が叶う生徒も少なくありません。そのため、総合型選抜対策に関する教員研修やカリキュラム伴走支援を行うとともに、志望理由書の書き方から小論文/面接対策までを含めた総合型選抜対策のための教材提供を行います。

■生徒の興味関心を引き出す、個人探究
また、総合型選抜において大切なのは、「なにを、なぜ学びたいのか」という進学動機を持つことであり、その基礎となるのが探究学習です。しかし、グループ探究中心で個々人が自分自身の興味関心を深めきれなかったり、探究学習の重視が教科学習の軽視に繋がる危惧があったりといった理由から、十分な取り組みを行いきれない場合もあります。
そのため、高校1年生から探究学習支援を行い、自分なりに興味関心を引き出し、問いを持ち、問いを深めていく探究学習のための教材提供や、教員研修、カリキュラム伴走支援を行います。

■志望理由書を見据えた、学問理解
総合型選抜で大切な、「なにを、どこで学びたいのか」を深める上では、大学や学問について理解し、自分の興味関心や問題意識と学問を結びつけることは必要不可欠です。しかし、現状では、学問について網羅的に紹介する教材はあるものの、そもそも学問とはどのようなものなのかを体系的に伝える学習教材が十分にはなく、大学教授等の講演やオープンキャンパス、大学生等を招いた進路行事等の実施などが中心となっており、断片的な理解にとどまってしまう場合も少なくありません。
そのため、学問そのものへの理解、各学問の理解、大学理解、と段階的に学問理解を深めていく学習教材や講演等を提供します。

 

  • 提携校の募集

本枠組みを活用した「vision 2025」を一緒に目指していく提携校を募集いたします。
「vision2025」とは、2023年度から3年間をかけて、本連携の枠組みで、新たな高校魅力化として、探究学習の充実から総合型選抜の活用を見据えた3年間の探究学習/進路指導改革に一緒に取り組んでいくことを目指すものです。自分自身の問題意識や興味関心を深掘りして探索する探究学習、探究学習の問いと学問を重ねるキャリア教育、そして総合型選抜の入試対策をワンストップで支援します。

 

具体的には、学校全体での教員研修、3年間を通した探究学習から総合型選抜対策までのカリキュラム策定サポート、各段階に生徒が実際に取り組むことのできる教材の提供、保護者向けの講演会、難関大学等を目指す生徒には個別指導塾の優先案内などを行います。まずはお気軽にお問い合わせください。
また、提携校や一貫支援サポートについては、こちらのHPからもご確認いただけます。
https://fora.or.jp/school/sogogatasenbatsu/

ーvision2025提携校 募集要項ー
対象:全国の高等学校、中等教育学校
募集期間:2022年10月18日(火)10:00 〜 12月28日(水) 18:00
募集校数:10校
こんな学校を歓迎します:
・すでに探究学習に力を入れているため、それを進学実績に繋げていきたい
・学校一体となって、探究学習や総合型選抜を推進していきたい
・総合型選抜の合格実績を伸ばしたい
応募方法:一般社団法人Foraのお問い合わせフォーム(https://fora.or.jp/inquiry/)に、提携校参加の旨をお書きの上、お問い合わせください。お問合せ後に、詳細なご案内等をいたします。
提携期間:2023年4月〜2026年3月(3年間)
最小生徒人数:1校あたり50名以上
費用:教材購入費のみ(お問い合わせいただければ、お見積もりいたします)

※提携期間中は、カリキュラム検討や教員研修等ついては、上記の教材購入費に含まれております。2026年度以降については有償提供になりますので、あらかじめご了承ください。

 
  • 代表コメント
■一般社団法人Fora 代表理事 藤村琢己

2016年から様々な学校のキャリア教育や探究学習支援を行う中で、これまで熱意のある先生方と出会い、カリキュラムづくりや教材づくり、授業提供や教育評価の議論などの実践を協働させていただきました。
しかし、この取り組みを一部に限られた取り組みに留めず、学校全体での推進や、広く様々な学校に推進していたくためには、大学入試との連動、とりわけ探究学習やキャリア教育との相性の良い総合型選抜との連動が必要不可欠だと感じておりました。
今回の連携で、その総合型選抜対策の数多くの実績を持つ青楓館高等学院が持つ知見を盛り込んだ学習教材と研修を通して、これまで不透明でブラックボックスでもあった総合型選抜にチャレンジする学校の後押しに繋がればと思います。そして、その結果、総合型選抜の基礎となる探究学習やキャリア教育をさらに充実させ、生徒が高校時代に自分の興味関心を深め、学び続ける意欲と能力を持って大学進学に向かっていく、その好循環を一緒に生み出していければと思います。

■青楓館高等学院 代表 岡内大晟

時代の変化が激しい現代において、生徒たちは「答えのない問い」に向き合う力が求められています。従来の5教科7科目では養うことができなかったその力を探究学習はカバーできる可能性があると思っています。しかし、まだまだ探究学習の理解や知見は広がっていません。このままでは生徒が将来困るだけです。一刻も早くその危機から生徒を救いたいという思いで運営していきます。探究学習の重要性が問われる昨今では、その探究が生徒の将来にどのように繋がるのかを示すことが教育機関に求められると思います。その将来と探究をつなぐ一つの手段が総合型選抜をはじめとして推薦入試であると我々は考えております。だからこそ、今回の連携を通して、一般社団法人Foraの探究学習と我々が培ってきた総合型選抜を学校に提供することで、各学校の生徒の選択肢が一つでも増えることを願っております。
 

  • 法人情報
▼一般社団法人Fora
一般社団法人Fora(https://fora.or.jp/)は、中学校や高校を対象に「生徒の学び続ける意欲と能力を高めること」を教育目標におき、50校超の学校に対して、探究学習プログラムやキャリア教育を実施しています。これまで3万人を超える高校生にプログラム提供を行ってきたほか、企業等との高校生向けのワークショップ新規開発、学校教育へのコンサルティングなどを行っています。とりわけ、2022年から本格的に導入される探究学習の実施に先駆け、2018年から先行支援を行なっており 、本格化する探究学習に向けたカリキュラム検討、教材提供、授業実施等の支援を行っています。

▼青楓館高等学院
当校(https://seifukan-gakuin.com/)は、高校生が企業インターンシップや社会人との1on1、学校運営・地方創生を行うなど、キャリア教育を重視した高等学院になります。2023年4月に兵庫県明石市に開校を予定しており、すでに0期生として約30人の高校生が活動してくれています。AO入試のプロが基盤を整えていますので、日本トップクラスのノウハウで大学合格も狙えることも特徴の一つです。
 

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会社概要

一般社団法人Fora

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URL
https://www.fora.or.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都中央区日本橋室町 1-13-1 DKノア4F
電話番号
03-6822-4100
代表者名
藤村 琢己
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年04月