CUCホスピスが神戸市兵庫区に『ReHOPE 神戸』を12月8日にオープン
~終末期医療の受け皿が不足するニーズに対応~
ReHOPE 神戸について
CUCホスピスは、ホスピス型住宅の運営や施設居住者に向けた訪問看護・介護事業を展開しています。ホスピス型住宅とは、心身の苦痛を緩和する看護・介護の機能を兼ね備えた住宅です。住宅型有料老人ホームなどに訪問看護・介護事業所を併設し、24時間365日にわたり看護や介護による専門的なケアを提供しています。当社は2017年の創業以来、がん末期や筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、多系統萎縮症など、17症例2,000名以上の方を受け入れてきました。
ReHOPE 神戸は、当社が兵庫県ではじめて開設する施設で、ご夫婦やご家族でのご入居に対応可能な2人部屋を設けている点が大きな特徴です。ご入居者さまが住み慣れたご自宅を離れても、再びこちらでご夫婦やご家族とともに過ごす時間を通して、安心で居心地のよい毎日を過ごしていただければと考えております。
開設の背景
当社は、「継続的な医療を必要とする人の受け皿が少ない」という課題意識のもと、神戸市兵庫区にホスピス型住宅を開設しました。
①慢性期医療の不足
神戸市全域を含む神戸医療圏は、一人当たり急性期医療密度指数は1.11であるものの、一人当たり慢性期医療密度指数は0.76に留まっています(※1)。これらの指数は、その地域の住民が、どの程度の医療を利用できるのかを示す指数です。1.0が全国平均で、0.8を下回ると全国平均に比べて不足していると言われています。この数値から、神戸医療圏は、急性期医療は全国平均レベルであるものの、慢性期医療が不足していることが読み取れます。
※1 日本医師会総合制作研究機構.兵庫県
https://www.jmari.med.or.jp/download/WP352_data/28.pdf
②医療依存度が高い患者の受け入れ先不足
今回、施設を開設する神戸市兵庫区は全国平均と比べて療養病床が少ない傾向にあります。人口10万人あたりの療養病床の数が全国平均の37%程度に留まっています(※2)。また、近隣にも医療依存度の高い方を受け入れることができる介護施設も多くありません。
市内の病院関係者からは「がん末期や神経難病、人工呼吸器の必要がある患者の受け入れ先がなかなか見つからない」という声が、また往診医からは「一人暮らしのため、自宅で最期を迎えることが難しいがん末期の患者様を24時間看てもらえる施設があると、突然容態が変わった際でもすぐに駆けつけることができて安心」という声があがっています。
※2 地域医療情報システム.日本医師会
https://jmap.jp/cities/detail/city/28105
以上のことから、神戸市での開設に至りました。神戸市のみならず、県内各所からのご入居者を受け付けております。今後とも、さまざまなご入居者さまの「前を向いて生きる」姿を支えていきます。
ReHOPE 神戸
住所:兵庫県神戸市兵庫区材木町1ー10
営業時間:24時間対応
部屋数:52室
定員:54名
延床面積:1,550.94㎡
敷地面積:901.86㎡
居室面積:10.8~13.1㎡(個室)/20.0~20.8㎡(2人部屋)
会社概要
株式会社シーユーシー・ホスピス
「『前を向いて生きる』を支える。」をミッションに掲げ、がん末期や神経難病の方のための住宅であるホスピス型住宅や、施設居住者に向けた訪問看護・介護事業所を運営。全国33カ所にてサービスを展開しています(2023年11月末時点)。
社名:株式会社シーユーシー・ホスピス
本社所在地:東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立:2017年3月3日
代表者:代表取締役社長 井上正明
事業内容:ホスピス型住宅運営、訪問看護事業所運営、訪問介護事業所運営
CUCグループについて
株式会社シーユーシーと国内連結子会社15社、海外連結子会社9社からなるグループ企業です (2023年9月末時点)。「医療という希望を創る。」を使命に掲げ、さまざまな医療課題の解決に向けて、国内外の医療機関の支援やホスピス・居宅訪問看護など多角的な事業を展開しています。
社名:株式会社シーユーシー
本社所在地 :東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立 :2014年8月8日
代表者 :代表取締役 濵口慶太
上場市場 :東京証券取引所 グロース市場(証券コード 9158)
資本金 :7,669百万円(2023年9月末時点)
主な事業内容 :医療機関向け経営支援事業
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