April Dream Project

どこからも支援が届かない場所へ、未来をつくる教育を届ける!シリアをまた行きたい国にします。

このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。

NPO法人Piece of Syria(代表 中野貴行、以下「Piece of Syria」)は、April Dreamに参加しています。このプレスリリースはPiece of SyriaのApril Dreamです。
どこからも支援が届かない地域に住むシリアの子ども達に教育支援を通じて、未来の平和を実現できる環境を届け、戦争前に持っていた美しいシリアの魅力を伝えることで、「シリアをまた行きたい国にする」ことを実現します。
 

 


■ シリアの子ども達に教育を届けて、復興と平和構築を

私たちは、2016年の団体設立以来「どこからも支援がない場所に教育を届ける」ため、政府や国際機関からも支援がなく、閉鎖になるかもしれない小学校・幼稚園が継続できるようサポートし、2000人以上の子ども達に教育を届けてきました。

戦争が起こる前のシリアは、就学率が99.6%で大学まで無料、教育レベルも非常に高い国でした。しかし、2011年3月から11年も続く戦争によって、かつて「当たり前」だった教育が、今では「贅沢品だ」と言われ、1/2の子ども達が学校に行けておらず、字の読み書きができない子どもたちも増えてきています。 

活動直前、破壊された学校の前で撮られた写真(2016年)活動直前、破壊された学校の前で撮られた写真(2016年)



学校に行けない期間が3年以上続いた子ども達は、学校に戻るのを嫌がるようになります。そのような世代は「スキマの世代」と呼ばれ、本来は復興や平和構築の担い手となる子ども達の未来の選択肢が、物乞いや武装勢力の兵士となりかねない状況にあります。

一人でも、そうした子ども達を減らし、シリアの平和な未来を作る人材になってもらうために、基礎教育は必要不可欠です。

私たちは政治的な理由などで他から支援が届けられていない地域に住むシリアの子ども達に教育を届けることで、シリアの平和を実現し、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指します。
 

支援が始まった幼稚園の子ども達(2018年)支援が始まった幼稚園の子ども達(2018年)




■ かつては日本より「平和で豊か」だったシリアの日常

「また行きたい国にする」の「また」という言葉に「あれ?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「中東シリア」と聞くと「戦争」「難民」「対立」…なんとなく危なさそうなイメージを持つ方も多くいらっしゃいます。しかし、2011年3月に戦争が始まる前まで、日本より平和で豊かな日常がありました。

戦争前のシリアで生活をしていた、Piece of Syria代表・中野はこう語ります。

青年海外協力隊としてシリアで活動する代表・中野青年海外協力隊としてシリアで活動する代表・中野


「教育は小さな村にも学校があり、大学まで無料。出産や医療も無料。食料自給率は100%を超えていて、安くて美味しい野菜が手に入りました。自国産の野菜でつくるシリア料理は、とっても美味しいです。

なので、彼らは昼の2時まで働けば、家族10人が庭付きルーフバルコニーの3LDKの家で生活ができました。そこからは家族の時間で、その生活には豊かさを感じました。
 

 

町のマーケットには色とりどりの野菜・果物が並ぶ(2010年)町のマーケットには色とりどりの野菜・果物が並ぶ(2010年)


戦争前の治安は、日本の20倍(1万人あたりの犯罪遭遇率で比較)で、夜に出歩いても危険を感じません。携帯、カメラ、腕時計など、落とし物は全て返ってきました」
「歴史も豊かで、日本がまだ縄文時代だった頃から今に至るまで人が住み続けている古代都市として世界遺産となっているのが首都ダマスカス。それ以外にも世界遺産が5つあります。
 

シリアの首都ダマスカスシリアの首都ダマスカス


しかし、それ以上に遺産と言えるのはシリアの人たちの『おもてなし』ではないでしょうか。バスで隣に座った人がバス代を払ってくれたり、タクシーの運転手が自分の家に招待してくれてタクシー代を受け取ってくれなかったりすることも珍しくありません。

歩いているだけで、迷う前から皆が道案内をしてくれたり、お茶を飲んでいきなよと声をかけてくれて、そのままご飯をご馳走になることも、シリアに行った人の『あるある話』です」
 

歩いているだけで「おもてなし」を受けるシリアの日常歩いているだけで「おもてなし」を受けるシリアの日常




■ かつての当たり前を、今の当たり前に

Piece of Syriaでは、そうしたシリアの持っている魅力に伝える講演会・写真展・イベントを実施してきました。参加者は口を揃えて「行ってみたい!」という感想を抱いてくださいます。

しかし、2011年3月、そんな平和で豊かなシリアで戦争が始まりました。歴史ある建物が破壊され、就学率は一時期6%まで下がった地域があるほどで、今でも半分以上の子ども達が学校に行くことができていません。
人口の半分以上が「国内避難民」または国外で「難民」となりました。
 

ヨーロッパに向かう難民の人たちが乗る船(2016年)ヨーロッパに向かう難民の人たちが乗る船(2016年)


ヨルダンで難民となった19才のシリア人青年は「僕の夢は家族みんなでご飯を食べること。でも僕が生きている間に、その夢はきっと叶わない」と話していました。両親はシリアに、兄はドイツに、姉夫婦はサウジアラビアで生活していて、家族がバラバラになってしまったのです。

教育も、家族との時間も、平和な日常も、かつて「当たり前」のものでした。
しかし、「当たり前」が「叶わない夢」となってしまうのが戦争です。

 

ヨルダンの難民キャンプ(難民の多くは家賃を払って都市で生活しています)ヨルダンの難民キャンプ(難民の多くは家賃を払って都市で生活しています)




■ 「シリアの未来」を一緒に作る仲間になりませんか?

シリアがかわいそうだから、ではなく、シリアが元々持っていた魅力をしっかりと伝える活動を通じて、「いつかシリアに行きたい」という人たちを増やし、継続的にシリアに関わる「シリアの未来を一緒に作る仲間」を増やしていきたいと願っています。

そのために私たちは2つの活動をしています。

ひとつは、伝えること。
文化・歴史・魅力を、オンラインイベントやシリアの人たちの生の声を記事にすることで、シリアをより身近に感じていただけるような発信を行ないます。
 

 


もう一つは、継続的な寄付を通じて、シリアの子ども達に教育を届ける仲間を増やすこと。

イベントと並行して、5月5日の子どもの日までに、200名の継続寄付会員を集めて、1人でも多くのシリアの子ども達に教育を届けるキャンペーンを実施中です。
是非、イベントに参加し、私たちと一緒にシリアの未来を一緒に作りませんか?

【イベント】https://piece-of-syria.peatix.com/
【#シリアの未来 キャンペーンページ】https://piece-of-syria.org/news/event/mirai2022.html

 

 




■ Piece of Syriaについて

Piece of Syriaは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指し、2016年に設立、2021年NPO法人化。設立者の中野貴行は、戦争前のシリアで青年海外協力隊で活動し、2015年から難民となったシリアの人たちやシリア支援団体を訪ねて、半年間10か国でインタビューを行ない、任意団体として活動をスタートさせました。

国際平和映像祭で「なんとかしなきゃ賞」を受賞する他、「シリアの今と昔」を伝えながら、平和について考えてもらう講演・写真展などを、日本全国の学校や地域、オンラインで実施しています。

また、「どこからも支援がない地域への教育支援」として、トルコのNPO「Education Without Borders」と協力して、シリア北部の幼稚園・小学校、トルコ南部のシリア難民向け補習校を運営し、現在まで2000人の子ども達に教育を届けてきました。

Web: http://piece-of-syria.org/
Facebook:  https://www.facebook.com/piece.of.syria/
Instagram: https://www.instagram.com/piece.of.syria/
Twitter: https://twitter.com/piece_of_syria
Youtube: https://www.youtube.com/c/PieceofSyria
寄付:https://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html


「April Dream」は、4月1日に単に笑えるネタではなく実際に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。

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会社概要

URL
http://piece-of-syria.org
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
大阪府大阪市住吉区清水丘 1-15-23
電話番号
-
代表者名
中野 貴行
上場
未上場
資本金
-
設立
-