米国で海藻テックを展開するCashi Cake inc.、プレシリーズA総額で約10億円を調達
~社名を「Aqua Theon Inc.」へ変更し、経営体制も強化。海藻のリーディングカンパニーとして日本の技術を世界へ発信~
ロサンゼルスで海藻和菓子ブランド「MISAKY.TOKYO(ミサキ・トウキョウ)」、海藻機能性飲料「OoMee(ウーミー)」を筆頭に、海藻テック事業を展開するCashi Cake inc. (本社:カリフォルニア州ロサンゼルス、CEO :三木 アリッサ)は、プレシリーズA1stに引き続き、プレシリーズA2ndを実施し、Beyond Next Ventures株式会社を中心にプレシリーズAラウンドで総額約10億円の調達を実施しました。
また「Aqua Theon Inc.(アクアセオン)」へ社名を変更し、最高執行責任者(COO)としてLauren Smith氏を、最高イノベーション責任者(CIO)としてAri Mackler氏を迎えたことをお知らせいたします。資金調達、社名変更、CXOの参画により経営体制の強化を進めており、日本の海藻技術の発信を、さらに加速してまいります。
■資金調達の背景と目的
米国の小売業界向けに特化したデータ分析会社Spinsで海藻が2024年のキーワードとして取り上げられたのに加え、Whole Foodsが毎年発表するトレンドキーワードNext Trend 2025においても海藻が取り上げられ、小売業界では次のトレンドの一つに数えられています。この傾向は日本のみならず、米国においても海藻の優れた特性が徐々に認識され始めています。2020年に約400億ドルだった海藻市場は、2027年には約950億米ドル(約14兆円)規模へ成長すると予測されています。特に北米で急速に拡大しており、「環境負荷低減」「持続可能性」「健康志向」などのニーズに応える形で、海藻製品の需要が高まっています。このような背景を受けて、今回の資金調達では、弊社の海藻を使用した機能性飲料「OoMee」の本格的なローンチと販路の拡大を目指すとともに、会社組織の強化に資金を充てる予定です。これにより、海藻業界のリーディングカンパニーとして、日本の海藻製品を新たな市場に展開していく考えです。
参考:SPINS-CPG Disruption in 2024
https://www.spins.com/wp-content/uploads/2024/06/SPINS_CPG-Disruption-in-2024.pdf
参考:Whole Foods Market Forecasts the Top 10 Food and Beverage Trends for 2025
参考:マイナビ農業
https://agri.mynavi.jp/2023_02_23_219049/
■投資家からのコメント
・Beyond Next Ventures株式会社 パートナー/アグリフード領域リード 有馬 暁澄氏
Aqua Theonは、まるで「海のアベンジャーズ」のように、海藻という日本の伝統的な素材を駆使して、世界の食品業界に新たな旋風を巻き起こしています。CEOである三木さんの強い巻き込み力と、米国で豊富な経験を持つ卓越したチームの力により、低環境負荷でありながら高栄養価・高機能を持つ海藻を活用した革新的な製品を次々と生み出しています。米国では、海藻が次のブレイク食材として台頭する中、Aqua Theonはこの追い風を受け、さらなる飛躍を遂げるでしょう。私も「海の戦士」の一員として、共に新たな未来を切り拓いていきます!
■弊社代表三木アリッサからのコメント
先行き経済が不透明な中、このようにたくさんの投資家の皆様に応援いただき、無事プレAをクローズできましたこと大変嬉しく思っています。やっと日本の文化が正当ににアメリカで評価を受けやすい環境ができました。このチャンスに乗り、世界の課題を日本の技術で解決して参りたいと思います。
■社名変更の背景
弊社は1600年続く日本の海藻技術に着目し、海藻の和菓子ブランド”MISAKY.TOKYO”で創業しました。その後、真に「おいしく」「体に良く」「環境によい」ものを貪欲に求め続けた結果、海藻を様々な形に展開できる技術がうまれ、その結果、食べられるプラスチックの代替品(予備特許取得済み)、米国初の寒天ベース飲料、56フレーバーもの和菓子を、化学物質使用することなく作れるようにまでなりました。業界のリーダーとしてForbes USA、Fastcompanyなどのトップビジネスメディアにも取り上げられています。そこで、海藻のリーディングカンパニーとして、世界に誇るべき海藻技術を更に広めるべく社名変更をする運びとなりました。
■Aqua Theon Inc.( アクアセオン)の由来
アクアセオンは、ギリシャ語で「海の戦士」という意味です。
未来の子供たちも「健やか」に、そして「豊か」に育ってほしいとの願いを込め、その砦として、不条理に切り込む戦士であり続けたいとの考えからAqua Theon Inc.としました。
■CXOメンバーの参画について
最高執行責任者(COO)としてLauren Smith氏を採用
Lauren Smith氏は食品スタートアップで10年以上、オペレーション、プロダクト、ファイナンス、人事、営業、戦略に従事してきた2度の起業家です。前職では、バイラルなプラントベースの卵会社「Crafty Counter」のオペレーションVPとして、ブランドを300店舗から1200店舗以上に拡大、売上1,000万ドルを超えました。財務モデル、製品、事業部、企業構築に情熱を持ち、イノベーターと仕事することを得意としています。クレアモント・マッケナ・カレッジを優等で卒業、トフツ大学で国際ビジネスの修士号を取得。現在はカリフォルニア州パシフィカ(サンフランシスコの外側)在住、パシフィカ経済開発委員会のメンバーであり、Coast Prideの理事も務めています。
最高イノベーション責任者(CIO)としてAri Mackler氏を採用
Ari Mackler氏は全米屈指の私立医科大学ロマリンダ大学の周産期生物学センターとアルバート アインシュタイン医科大学で臨床教育を受けた、製薬業界出身の博士です。製薬会社で10年間研究開発に従事した後、インディアナ大学で MBA を取得し、高品質な製品を提供し40憶ドル以上の売上高を誇るThe Wonderful Company の臨床開発担当副社長として同社のザクロ、木の実、柑橘類のビジネスをサポートの為に消費者および規制関連の研究とプログラミングの開発を支援しました。また、様々な栄養業界機関のアドバイザーとして業界を牽引してきました。弊社アドバイザー・兼海藻ドリンク事業推進責任者から最高イノベーション責任者として採用し、現在は、科学、製品、ビジネスの交差点に焦点を当て、ヘルス&ウェルネス分野において独自の機会を創出しています。海洋の豊富な栄養素、機能性、再生可能資源を活用した技術や商業製品の開発を推進していきます。
今回の資金調達、社名変更、CXOメンバーの参画を通し、経営体制の強化を行いました。今回の経営体制強化で事業開発ならびに展開を加速させ、日本の価値あるものを世界に伝えながら、世界中の人々を健康に幸せにするだけでなく、地球環境問題の改善にも挑戦する、リーディングカンパニーになってまいります。
■Aqua Theon Inc.とは
Aqua Theon Inc.は、「日本文化を世界に」をミッションに、海藻を加工する技術を用いて、ハイエンドな和菓子ブランド「MISAKY.TOKYO」、機能性飲料ブランド「OoMee」、食べられるプラスチックの代替品をはじめとする海藻テック事業を展開しています。
特に「MISAKY.TOKYO」ではこれまでに、アカデミー賞・エミー賞前夜祭でベンダーとして出店(全米30社しか選ばれないうちの1社、アジア人唯一)、1億9千万人超のフォロワーを持つセレブ"キム・カーダシアン"のフレグランスブランドKKWとのコラボ、アメリカ最大のフードマガジンBon appetite に掲載、ブランドアカウントのTikTokフォロワー140万人(累計動画再生回数6億5000万回)などを実現してきました。
「OoMee」は、日本で発祥した寒天を使い世界で初めてジュース状として作られた機能性飲料です。ビーガン、グルテンフリー、無添加、無着色にこだわり、腸内環境を整えるだけでなく、自然環境と調和の取れた持続可能な未来を提供します。
■三木アリッサ Aqua Theon Inc. (アクアセオン)CEO
Forbes JAPAN「Culture Preneurs 30」(2023)/Forbes JAPAN 「今年の顔100人」(2021)/Forbes JAPAN「地球で耀く女性100人」最年少選抜(2018)/ Business Insider Japan 「Game Changer 2019」
1992年NY生まれ。早稲田大学法学部在籍中にプリザーブドフラワー専門ブランド立ち上げに参画し、楽天ナンバーワンブランドに成長させる。卒業後外資系メーカーにて初の学部卒マーケターとしてCRMを担当。その後、日本酒ベンチャーで新ブランド立ち上げや、藤巻百貨店の新規事業立ち上げに寄与。また、イスラエル専門商社にて、新規事業開発マネージャーとして、過去最高売上を半年で達成。
2019年9月に「日本の伝統を世界に!」をビジョンに海藻Techカンパニー旧Cashi Cake inc.をロサンゼルスで創業。現在、個人としてもアメリカでインフルエンサーとして活動。日本人女性起業家唯一(2024年11月現在)アメリカ最大の経済会議「Milken Institute」U40プログラム採択。日本でも日テレ「真相報道!バンキシャ」のコメンテーターなどで活躍している。
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