『食育とウェルビーイング』をテーマに無料公開セッション 11月18日@千葉大学にて開催(共同リリース)

#日本の教育をアップデートする‼

NPO法人企業教育研究会

NPO法人企業教育研究会
国立大学法人千葉大学

学校・企業・大学とを結び、誰もが教育に関わり、貢献することができる社会をめざす 『NPO法人企業教育研究会(以下、ACE)』(理事長:藤川大祐教授(千葉大学教育学部長))は、設立20周年を記念して産官学が一堂に会する7回連続のトークセッションを開催中!



【無料チケットお申し込みはこちら(Peatix)https://cjk159.peatix.com/ 】
【イベント特設サイト https://ace-npo.org/achievements/20th/】 

SESSION6は 『食育とウェルビーイング』 をテーマに、農林水産省にて食育の推進を担当する消費者行政・食育課の堂脇義音氏、日本マクドナルドのESG(社会貢献・環境活動)を推進するサステナビリティ&ESG部にて食育を担当している稲由吏子氏、「家庭科で子どもの将来の家族をつくる」をテーマに活動・研究される千葉市小学校教諭佐藤翔氏、千葉大学教育学部非常勤講師、兼NPO法人企業教育研究会の授業開発研究員として食育教材の開発を担当した古谷成司氏、コーディネーターは 千葉大学教育学部長 藤川大祐教授 にてお届けします。


  • ◆食育とウェルビーイングとの関わりとは?◆


『食育』は平成17年6月に制定された食育基本法にて、「生きる上での基本」と位置付けられ、国民運動として推進されるようになりました。一度は耳にしたことのある「早寝早起き朝ごはん」も、その運動の一つです。
また、「食べる」こと自体はとても身近であり、『食育』に関する取組等は様々な団体により官民問わず多く実施されています。

ただ、身近な問題だけではなく、農林水産省を中心に関係する省庁にて推進している『食育』の関連分野は、食料自給率、地産地消や国産農林水産物の消費拡大、SDGs、地球環境、食品の安全性、生活習慣病予防(食事バランス)、そして学校においては、給食や、栄養教諭の配置などその範囲は多岐にわたります。

ところで皆さんは毎日、楽しく、美味しく、バランスの良い食事をしていますか?

最近注目されているウェルビーイングは「身体が健康であること、心が豊かで幸せであること、そして社会的に良好な状態であること。」とされていますが、これらに健康的な食事は欠かせません。
ただ、ウェルビーイングに繋がるとはいえ、多忙な日々の中、手作りにこだわり、ゆっくりとした食事ができる人ばかりではないのが現状ではないでしょうか。必ずしも手作りに縛られることなく、中食(惣菜を購入する等)や外食を上手に利用する等も、現代においてウェルビーイングを実現するために必要なことと考えます。

第4次食育推進基本計画では、若い世代は、栄養バランスに配慮した食生活の実践について、他世代よりも割合が低く、食生活に起因する課題が多いとされています。また、近年、ひとり親世帯や高齢者の一人暮らし等が増え、家族との共食が困難な状況も見受けられます。

栄養を摂る、空腹を満たすということだけではなく、ウェルビーイングを意識した食事は、年齢を重ね自然と身に付くものではなく、『食育』を通して育んでいくことが必要ではないでしょうか。


  • ◆学校における食育の重要性◆


共働き世帯が7割を超え、家庭における食事へのスタンスや、持続可能な食に関わる地球環境問題など、子どもの食を取り巻く社会環境は大きく変化しています。
また、朝食欠食や栄養過多、低栄養等の不健康な食生活、増え続けるこども食堂に代表されるこどもの貧困と食の問題、年間500万トンを超える食糧が廃棄される食品ロスの問題等、喫緊の課題も多く残っています。

『食育』は家庭の役割も大きいものの、学校での経験を糧に将来の食を選択していく子どもたちも少なくないと想定される中、学校の果たす役割はとても重要です。

平成17年度に食に関する指導と給食の管理をつかさどる栄養教諭が制度化され、その配置数は年々増加傾向にあります。学校においては、栄養教諭が各教科等の中で食に関する指導を行っており、たとえば、給食で使用する食材等を事前に紹介して子どもたちの興味関心を高めたり、前述のような社会課題を扱った授業を実施して食に関する理解増進を図るなどの取り組みが進められています。

しかしながら、栄養教諭のみに『食育』を任せるという形では望ましい食育を進めることはできません。
校長先生、教頭先生、担任の先生等学校全体で給食の時間、すべての教科領域を通じて食育を進めていくことによって、「みんなで食べるって楽しい」「食べることは自分の健康をつくることだ」という意識を子ども一人一人がもつのだと考えます。
まさしく『食育』は子どもたちの「ウェルビーイング」につながっていくのだと思います。

コロナ禍における感染症対策に配慮した給食の時間などかつてないことを経験し、子どもたちの日常の食がいかに貴重なものであるか強く実感する今日。これら一つ一つの体験が子どもの心身の健康を支え、現在のそして将来のウェルビーイングにつながるものと考えます。
本セッションでは、『食育』の現状、問題点を見つめ、学校教育がどのように対応すべきかについて深く議論します。


  • SESSION6 『食育とウェルビーイング』 11月18日 14:00~ 千葉大学にて開催

◆◆開催概要◆◆
イベント名称:「企業教育研究会20周年記念イベント SESSION6 #食育とウェルビーイング」
開催日時:2023年11月18日(土)14:00-17:00
開催場所:千葉大学 教育学部2号館 2208教室(住所  千葉市稲毛区弥生町1-33 )
参加お申込み  : https://cjk159.peatix.com/
20周年記念特設ページURL  : https://ace-npo.org/achievements/20th/#top
企業教育研究会 ホームページ :https://ace-npo.org/
※本イベントは取材を受け付けております。
お問い合わせ先  広報担当(篠崎) press@ace-npo.org 090-4917-5206 

【主催】
NPO法人企業教育研究会
千葉大学教育学部 藤川研究室
敬愛大学教育学部 阿部研究室
兵庫県立大学環境人間学部竹内研究室ソーシャルメディア研究会

【後援】
千葉県教育委員会
千葉市教育委員会
千葉大学学術研究・イノベーション推進機構(IMO)



  •  プログラム概要 SESSION6 食育とウェルビーイング


【1】開会あいさつ
【2】各登壇者よりプレゼンテーション(各15分)
(1)我が国における食育の推進施策について
                      堂脇 義音氏
(2)マクドナルドの食育とウェルビーイング
                      稲 由吏子氏
(3)エビデンスを大切にした食育
                      古谷 成司氏

(4)選ぶ力をつける食育
                      佐藤 翔氏
【3】参加者も交えたパネルディスカッション (約1時間)
【4】総括

【登壇者紹介 詳しくは特設サイトもご覧ください】
SESSION6 特設ページURL : https://ace-npo.org/achievements/20th/#study

堂脇 義音(どうわき あきと)氏
農林水産省 消費・安全局 消費者行政・食育課 課長補佐
我が国の未来を担うこどもたちの育成に携わりたいと考え、2017年に文部科学省に入省。入省後、デジタル教科書の法制化やDX時代に対応した著作権制度の改正、復興庁への出向等を経験。復興五輪を契機とした被災地の食材等に関する情報発信業務に従事したことをきっかけに食と農業に関心を持ち、2022年4月から半年間、食農教育に取り組むNPO法人にて研修。2023年7月から現職として、食育の推進を担当。

稲 由吏子(いな ゆりこ)氏
日本マクドナルド株式会社 コミュニケーション&CR本部 サステナビリティ&ESG部 コンサルタント
日本マクドナルドで社会貢献活動を推進するサステナビリティ&ESG部に2006年から所属し、食育を担当している。マクドナルドの食育の主要な取り組みに、オリジナルデジタル教材「食育の時間」を通じた食育授業支援がある。2005年のスタート当初から千葉大学教育学部藤川教授および企業教育研究会、NHKエデュケーショナル社と協働して取り組んでいる。子供たちの社会課題、学校現場の状況等、時代の変遷に対応するべく、2019年に教材のフルリニューアルを手掛けた。

佐藤 翔(さとう かける)氏
千葉市立作新小学校教諭
1984年千葉県生まれ。家庭も仕事にも満足する、家庭科におけるキャリア教育の必要性を広めるべく、「家庭科で子どもの将来の家族をつくる」をテーマに活動・研究している。また、千葉大学教育学部附属小学校在籍の際は、家庭科と並行して特別活動の研究活動も行い、自治的集団育成の研究・普及活動も行っている。単著に『指導スキルから面白アイデアまで 小学校家庭科の授業づくりテキスト』、共著に『授業をアクティブにする! 365日の工夫 小学6年』(以上明治図書)など多数。
小学校家庭科教科書作成委員、公認心理師、学校心理士。

古谷 成司(ふるたに せいじ)氏
NPO法人企業教育研究会 授業開発研究員
千葉大学教育学部、日本大学生産工学部、敬愛大学教育学部 非常勤講師
千葉県の元教員で小・中学校で25年、行政9年、通算34年間勤務。平成15年千葉大学教育学部発の教育NPOである「NPO法人企業教育研究会」の立ち上げに関わり、以降理事として授業開発を中心に活動。
令和3年度末をもって富里市立富里南小学校の校長を定年より5年早く退職。令和4年度から「NPO法人企業教育研究会」で授業開発研究員として勤務し、企業様と連携してキャリア教育や食育、情報モラル教育等々の授業開発を担当している。


  • 企業教育研究会20周年記念イベント開催への思い

産官学のトップランナーをお招きして、1年を通し7つのテーマでセッションをするこの企画。
社会の変化に対応するため学校教育の改革が必要とされている中、本セッションでは教育界で喫緊の課題について、産官学それぞれの立場のスペシャリストから見解を伺い、さらに参加者の意見を取り入れながらのパネルディスカッションを行います。

セッションを通して日本の教育に関する共通理解を深め、多くの人と共有し、新たな教育のあり方を描くきっかけにしたい。
ACEが20周年を迎えたこの時期、私たちは社会や教育界が大きな変革期を迎えていることを強く感じています。
このような時代だからこそ、私たちはさらに産官学の連携を深め、日本の教育をアップデートすることに果敢に挑み続けます。
そんな思いとアクションを千葉の地から日本全国へ発信します。
どの立場の皆様も、私たちと一緒に日本の教育の未来を築いていきましょう。


  • 今後のスケジュール & SESSIONテーマについて

  SESSION1 #起業家教育         4月22日(土)開催済
  SESSION2 #主権者教育         5月20日(土)開催済
  SESSION3 #いじめ           6月17日(土)開催済
  SESSION4 #STEAM教育          7月15日(土)開催済
  SESSION5 #デジタル時代の金融教育  10月21日(土)開催済
  SESSION6 #食育とウェルビーイング  11月18日(土)
  SESSION7 #データサイエンスとAI   12月16日(土)

日本の教育をアップデートするために必要なアクションに焦点を当て、さまざまな分野の専門家と意見交換を行います。教育界だけでなく産業界の関係者も交えて、幅広い視点からの議論を行い、日本の教育改革に向けた具体的な取り組みを検討します。開催済セッションの詳細はホームページにてレポートも公開しています。



  • NPO法人企業教育研究会(ACE)について

NPO法人企業教育研究会は、千葉大学教育学部を中心に、大学を基盤として「企業と連携した授業づくり」を専門に活動する 千葉大学発のベンチャーNPO です。
企業と学校を結び、企業のリソースを活かした授業プログラムや教材を小学校、中学校、高等学校等に届けています。
企業のノウハウを活かした授業のコンテンツ開発はもちろんのこと、実施校募集、授業実施までをNPOがサポートしています。
教育学部を基盤とした NPO だからこそ、全国の学校とのネットワークを活かした、質の高い授業・教材の提供をしています。

【会社概要】
団体名:NPO法人企業教育研究会 NPO the Association of Corporation and Education (ACE)
所在地:千葉県千葉市中央区松波2-18-8 新葉ビル3F-A
理事長: 藤川大祐教授(千葉大学 教育学部 学部長)
HP:https://ace-npo.org/

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会社概要

NPO法人企業教育研究会

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URL
https://ace-npo.org/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市中央区松波 2-18-8新葉ビル3F-A
電話番号
03-5829-6108
代表者名
藤川大祐
上場
未上場
資本金
-
設立
2003年03月