【オバマ元米大統領が選んだベストブック】21歳の私が学生ローン返済のために働いた2年間を描く自伝的グラフィックノベル『DUCKS(ダックス)仕事って何? お金? やりがい?』10月24日発売
株式会社インターブックスは、10月24日(木)に新刊『DUCKS(ダックス)仕事って何? お金? やりがい?』を発売いたします。
私が夢見たのは、大学へ行って好きな仕事をすること――
でも高額な学生ローンを返済できる仕事がみつかったのは・・・
21 歳の女性がカナダのオイルサンドで体験した
驚きの仕事ドキュメント
悩んでいるのはあなただけではない。
これがやりたい仕事なのか このままこの仕事を続けていいのか
と悩み続けている すべてのひとたちへー
■ストーリー
北米のマンガ業界から21世紀で最も成功した女性マンガ家のひとりといわれるケイト・ビートン。カナダ生まれの彼女が、学生ローン返済のためにオイルサンド採掘の現場で働いた2年間の体験をつづった一冊。
彼女が目の当たりにした、男性社会における女性の生き方、理想の仕事を得ることの困難さと過酷な作業場での善と悪、環境破壊などの問題を、淡々とかつユーモアを交えて描くことで読む者の心に訴えかける。『DUCKS』という書名は、汚染された貯水池に飛来して死んだ大量のカモにちなんで名づけられた。まるで、生活のために厳しい環境で傷つきながらも働く主人公と仲間たちを重ね合わせているかのように。
(訳者あとがきより)
数々の問題が凝縮された場所としてのオイルサンドでの2年間を描いた『DUCKS』は、読者であるわたしたちに、この社会の在り方を問うているのは間違いない。
■著者 ケイト・ビートン(Kate Beaton)
カナダのマンガ家。大学で歴史と文化人類学の学位を取得後、学生ローン返済のため2年間、オイルサンドのプラントで働く。その間に『Hark! A Vagrant』のタイトルでウェブコミックの創作を始め、世界中の読者を魅了。作品集『Hark! A Vagrant』や『Step Aside, Pops』は、『ニューヨーク・タイムズ」のグラフィックノベルのベストセラーリスト、『タイム』『ワシントン・ポスト』などでその年のベストリストに名前を連ねた。アイズナー賞、イグナッツ賞、ハーベイ賞、ダグ・ライト賞を受賞。
■訳者 椎名ゆかり
海外マンガ翻訳者、東京藝術大学非常勤講師、デジタルハリウッド特任教授。文化庁参事官付芸術文化調査官(メディア芸術担当)。アメリカ・オハイオ州ボーリンググリーン州立大学大学院ポピュラーカルチャー専攻修士課程修了。海外マンガや論文の翻訳及び海外におけるマンガ状況について執筆を行う。主な訳書に『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』、『マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論』、『ザ・ボーイズ』、『モンストレス』など多数。
■書誌情報
書名:『DUCKS(ダックス)仕事って何? お金? やりがい?』
著者:ケイト・ビートン
訳者:椎名ゆかり
定価:3,080円(本体2,800円+税)
仕様:A5判、並製、448頁
ISBN:978-4-924914-91-9
発行:株式会社インターブックス
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