町工場とファンが集い共創を生むオンラインコミュニティ「町プロタウン」オープン
2024年4月24日よりウェブサイトオープン
合同会社メイカーズリンク(埼玉県川口市・代表/栗原稔)は2024年4月24日より町工場とファンが集うオンラインコミュニティ「町プロタウン」をスタートします。
■これまでの経緯
埼玉県川口市で金属精密加工の町工場、株式会社栗原精機を経営していた栗原稔は2013年メイカーズムーブメントに触発され、Facebook上のものづくりコミュニティ『MAKERS LINK』を立ち上げました。(2024年4月現在、登録者数は2,500名に上りものづくり系オンラインコミュニティとしては国内最大規模)
2020年、コロナ禍による景気減退により自社工場の受注が減少する中、MAKERS LINKの仲間達に呼びかけ、町工場が自由な発想で作った自社製品を持ち寄り、同年10月緊急事態宣言の最中、厳戒態勢で開催された東京インターナショナルギフトショーに共同出展しました。
このギフトショー出展をきっかけにSNSを通じて日本中の町工場が共同出展を申し出るようになり2021年秋、活動名として「町工場プロダクツ」を掲げはじめました。ギフトショーへは連続8回の出展を継続しており、また大型商業施設でのロングランPOP UP実施やキャンプイベント共同出店、台湾の雑貨店でのPOP UP実施など年間を通じて様々な実績を残してまいりました。
2024年4月現在、町工場プロダクツの活動を通じて関わった町工場は日本全国120社に上ります。地域・素材・工法・企業の規模を問わず、多様な工場とそこで働く人々とともに町工場の活性のために発信を続けてまいりました。
■町プロタウンとは
2024年春、今まで町工場事業者に限定した活動であった「町工場プロダクツ」を発展させ、町工場とファンが繋がる共創オンラインコミュニティ「町プロタウン」をスタートさせます。町工場が作る製品が好きな方も、町工場を支援したい方も、どんな立場の人も関われる新たな仕組みです。
町プロタウンを始めるにあたり、ロゴマークを新たに制作いたしました。デザインを担ったのは、グラフィック制作やブランディングで多くの実績を持ち、かねてより町工場プロダクツと縁があった、「デザインてとて」。積み木をモチーフに、ものづくりの試行錯誤を柔らかいラインで表現しています。
ロゴデザイン:デザインてとて
日本のモノづくりの進化を促す町工場と、町工場を応援したい個人が、町プロタウンを通じ一つのコミュニティ内で交わることで共創・イノベーションを創出し社会に還元していくことを目指しています。
会員種別は以下の2種類です。
・For Biz. /町工場・デザイナー・専門家向け(法人・個人事業主)
・For Fans/個人・町工場ファン
現在、For Biz先行申し込みがスタートしており、既に町工場経営者/エンジニア/インタープレナー/プロジェクトマネージャー/中小企業診断士など多様な事業者が入会しています。
4月24日からはいよいよFor Fansの仕組みを一般公開し「町プロタウン」の町に人が集まりはじめます。ファンの皆さんに町工場を知ってもらうだけでなく、コミュニティ内での出会いにより従来では見出せなかった気づきに触れられるよう、コミュニティ運営経験豊富な株式会社Session Crewのメンバーがコミュニティ内活性を促します。
町プロタウンという仮想の町で、住民たちがひとつずつ実績を作り、断続的に世の中に発信してまいります。ご期待ください。
【代表メッセージ】栗原稔(同)メイカーズリンク
「何か行動を起こさなくては」その思いに至ったのは、15年前。多くの町工場が、いつの間にか冷え切った沼から這い上がれずにそのまま沈んでいった姿を見たからです。自ら発信し多くの人にその存在を知ってもらうことの大切さを痛感し、SNSを通じ仲間を集めてきたことが、今日へとつながりました。町プロタウンは、町⼯場の作り出す製品に魅⼒を感じる⼈であれば誰でもが⼊ることができる⾃由な空間となります。長く抱いてきた思い、いよいよ実現するときを迎えました。
【運営者メッセージ】眞鍋玲(同)メイカーズリンク
2021年から町工場プロダクツの運営を担ってきました。コロナ禍を経て我々がやってきたことは、今の日本にとって「必要な取り組み」だと感じています。そして今まで積み上げてきたことが、町プロタウンのコミュニティというステージで開花すると確信しています。私はデザイナーの立場でこの町プロタウンに参加し、町工場とファンの皆さまと共に、ものづくりを通じて私たちなりの豊かさを表現し続けます。
【運営者メッセージ】田中健士郎(株)Session Crew
渋谷ロフトで開催された町プロのポップアップショップに訪れたとき「これは日本のものづくり業界を変えるかもしれない」と感じ、同時にファンになりました。各町工場が自らの「妄想」を形にし表現していることへの驚きと感動は今も忘れません。このムーブメントをさらに発展させていくことが日本の製造業にイノベーションを起こし社会に還元ができると信じています。町プロタウンでは、私が長年関わってきた「コミュニティ運営」の知見を活かし「業界を超えたコラボレーション」「ファンとの共創」を巻き起こしていきたいと思います!
「町プロタウン」の詳しい内容は、下記ウェブサイトよりご覧ください。
町プロタウンウェブサイト制作:朝倉真琴
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