障がいの有無を超えて!魂で奏でる「しらとり太鼓」の挑戦

知的障がい者、地域の子供たち、職員が一体となり、魂を込めて奏でる「しらとり太鼓」。勇壮な竜の舞と迫力の音色が、観る者の心を震わせ、感動の渦を生み出すーーー共生の舞台がここに。

社会福祉法人征峯会

第37回 茨城の太鼓の様子。知的障がい者、地域の子供たち、職員など、「垣根を越えたコミュニティー」が創造された、しらとり太鼓の世界

世界が認めた和太鼓!ハワイ公演の実績を誇る「しらとり太鼓」

茨城県筑西市の障がい者支援施設「ピアしらとり」に所属する和太鼓集団「しらとり太鼓」は、知的障がいのある利用者さんとスタッフ約30名で構成され、今年で創立23周年を迎えました。

「しらとり太鼓」の最大の特徴は、地域の伝説をモチーフにした勇壮な竜の舞を取り入れた演奏スタイルです。その迫力ある太鼓の響きとダイナミックな舞は観客を魅了し、心を揺さぶります。

平成16年、平成25年にはアメリカ・ハワイで海外公演を実施し、現地でも大好評を博しました。その実力と表現力は国内外で高く評価され、和太鼓を通じた感動の共有を続けています。

令和7年2月11日には、水戸市民会館・大ホールで行われた「第37回 茨城の太鼓」にも参加し、観客を惹きつけました。全11団体が演奏した合同演奏は、圧巻でした。

4体の竜に果敢に立ち向かう剣士。その鋭い眼差しと力強い構えが、戦いの緊迫感を一層際立たせる。背後では響き渡る太鼓の音が戦いの鼓動を刻み、舞台全体が熱気に包まれる。まるで物語のクライマックスを目の当たりにしているような圧巻の瞬間
2体と2体の竜が絡み合い、躍動するなか、2体の巨大な竜と対峙する剣士。その鋭い眼差しと振り下ろされる刃、そして響き渡る太鼓の音が融合し、観る者の心を震わせる。まるで舞台全体が一つの物語を紡ぐかのような圧巻の瞬間

雲外蒼天

「しらとり太鼓」の魅力を一言で表すならば「雲外蒼天」——努力を重ねた先に広がる青空のように、演者たちの挑戦と成長が光り輝きます。

現在、利用者さんの高齢化によるメンバーの減少が予想される中、次世代の職員育成を進めながら、地域の子どもたちや演奏可能な利用者さんと共に活動を継続し、「しらとり太鼓」のさらなる発展を目指しています。

社会福祉法人 征峯会(せいほうかい)の理事長自らが力強く太鼓を打ち鳴らす瞬間

和太鼓が生み出す感動

太鼓の振動は心に響き、演奏する者も観る者もエネルギーを感じることができます。練習を重ねることで、障がいの有無に関係なく誰もが一体となり、可能性を広げることができるのです。

指導の際には、言葉や回数を数えながら、姿勢や持ち方を何度も繰り返し教えることで、少しずつ自信を持って演奏できるようになっていきます。本番では思わぬミスが起こることもありますが、その都度確認を重ねながら練習し、常に“今が最高の演奏”となるよう気持ちを込めて取り組んでいます。

和太鼓の音は、障がいのある・なしに関係なく、人々の心を動かします。そして、太鼓を通じて奏でられる「音色」は、演者それぞれの個性や可能性を映し出します。「しらとり太鼓」の演奏を目の当たりにすると、そこに障がいの有無は感じられません。ただ、その圧巻の演奏に心を奪われ、夢中になってしまうのです。

さらに、竜の演舞は観客をも巻き込み、会場全体が一体となる体験を生み出します。

「しらとり太鼓」の迫力ある演奏と、演者たちが紡ぎ出す感動の瞬間を、ぜひ一度ご覧ください。

【お問合せ先】

社会福祉法人 征峯会(せいほうかい)

〒308-0067

茨城県筑西市上平塚590-1

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TEL:0296-28-1277 Mail:press@seihoukai-group.jp

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会社概要

社会福祉法人征峯会

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URL
-
業種
医療・福祉
本社所在地
茨城県筑西市上平塚590-1
電話番号
-
代表者名
渡辺和成
上場
未上場
資本金
-
設立
1986年11月