電力の安定供給に向け、衛星通信ブロードバンド「Starlink Business」を利用し山間部における高速・大容量通信の実証試験を開始
~山間部の水力発電所へのStarlink導入~
Jパワーは全国各地に水力発電所を保有しており、発電所所在地は山間部が多いことから、光ファイバーの引き込みが困難かつ携帯電話の電波の届かない場所における高速・大容量ネットワークの構築が課題となっています。
実証試験では、社内ネットワーク上のITシステム、クラウドサービスやネットワークカメラによる遠隔監視等の大容量通信へのStarlinkの適用、および山間部での様々な天候下における通信状況、長期間稼働した場合の影響等について調査します。特に末沢発電所は豪雪地帯であり、冬季にかけて試験を実施することで降雪・積雪時の通信状況を確認します。
なお、実証試験後は、リパワリング工事の水車発電機等の据付が開始されるため、ネットワークカメラでの工事状況の共有や運転開始後のプラントデータの遠隔サーバへの伝送、巡視点検での後方支援にStarlinkによる通信インフラを活用する計画です。
Jパワーは、山間部の水力発電所等においてStarlinkを利用した高速・大容量ネットワークを活用して保守高度化を図り、電力の安定供給に貢献していきます。
KDDIは、Starlinkの活用等により通信環境の構築が課題とされていた山間部や島しょ地域、自然災害時等において安定かつ高信頼な通信を提供しサスティナブルな社会の実現を目指します。
ネットワークイメージ図
位置図
※1 KDDIホームページより引用 【KDDI】Starlink Business | 衛星通信・衛星電話/Starlink | 法人向け
https://biz.kddi.com/service/starlink/
※2 2023年4月21日公表「末沢発電所のリパワリング工事を開始しました」
https://www.jpower.co.jp/news_release/2023/04/news230421.html
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