「PROTECT HEARTS PROJECT」 始動 「血圧ケア」を通じて、日本の健康を支えるリーディングカンパニー6社が業界を越えた共同プロジェクトを立ち上げ
株式会社Mizkan、森永乳業株式会社、オムロン ヘルスケア株式会社株式会社プリメディカ、株式会社新生堂薬局、株式会社刀
株式会社Mizkan、森永乳業株式会社、オムロン ヘルスケア株式会社、株式会社プリメディカ、株式会社新生堂薬局、株式会社刀および事業子会社のイーメディカルジャパン株式会社は、6社共同で新プロジェクト「PROTECT HEARTS PROJECT(読み:プロテクト ハーツ プロジェクト)」を立ち上げることを発表しました。
日本人にとって最も身近なテーマでありながら、放置をすると大きな健康リスクにもつながる「血圧」領域。このたび、「血圧」をテーマに事業を展開し、各領域をリードする企業6社が業界の枠を越えて連携し、「血圧ケア」の大切さや日々取り組める身近なアクションの啓発を進めていくことで、日本全国の消費者がより健康になる未来を目指してまいります。
血圧ケアは、血圧の状況などによって医療領域での指導や服薬だけでなく、「高めの血圧」と健康診断などで指摘され食生活や運動などで改善を目指すなど、それぞれの段階における適切な選択肢があります。今回、マーケター・戦略家 森岡毅率いるマーケティング集団「刀」と、お酢や調味料領域でのリーディングカンパニー「ミツカン」を中心に、これまで「血圧」という同じ課題に向き合いながら、個々に取り組んできた各社が「事業を通じた社会課題の解決」で初めて連携することで、血圧ケアの間口を広げます。「PROTECT HEARTS PROJECT」は、食を通して「高めの血圧」に向き合う企業群(TEAM HEALTH:ミツカン、森永乳業) と、疾患のリスク発見~治療に取り組む企業群(TEAM MEDICAL:刀・イーメディカル、オムロン ヘルスケア・プリメディカ・新生堂薬局) の計6社が参画します。
プロジェクトの発足に合わせて、2024年7月25日(木)東京ミッドタウン八重洲 カンファレンスにて、各参加企業の代表者が集結し、メディア向けの会見を行いました。 株式会社刀 代表取締役CEOの森岡毅が、TEAM MEDICALの観点から、放置すると心疾患や脳血管疾患などのリスクにもつながる血圧領域の課題の大きさについてメッセージを伝えました。「心臓突然死で亡くなる方は、交通事故で亡くなる方の約30倍。見過ごせない事実があるなかで、メディアの皆様も含めた社会全体で取り組んでいきたい。」と述べ、日本全体が健康になっていく未来を目指したいという思いを述べました。
本日の発表を皮切りに、本プロジェクトでは様々なタッチポイントで啓発アクションを行っていきます。引き続きご期待ください。
「PROTECT HEARTS PROJECT」について
https://e-medicaljapan.co.jp/protect-hearts-project/
参加企業について
「PROTECT HEARTS PROJECT」は食を通して「高めの血圧」に向き合う「TEAM HEALTH」として、株式会社Mizkan、森永乳業株式会社。疾患のリスク発見~治療に取り組む領域を担う「TEAM MEDICAL」として株式会社刀(イーメディカルジャパン株式会社)、オムロン ヘルスケア株式会社、株式会社プリメディカ、株式会社新生堂薬局が参加しています。
今後の取り組みについて
大きく3つの観点で、参加企業の連携を深め、「血圧ケア」を通じて、日本の健康な未来を支えていく啓発アクションを進めてまいります。 事業領域の違う6社が共同で取り組むからこそ、①バラバラではなく、統一したメッセージを届けられる機会を増やすこと ②様々な血圧の段階におられる方を適切なアクションに繋げられること で「大きな変化のうねり」を作っていきたいと考えます。
1.消費者が、より健康や血圧について真剣に考える「リアルな接点」での啓発活動
ドラッグストアでの店頭や、健康診断受診施設など、健康や血圧課題が自分事になる瞬間に、血圧の健康リスクやすぐに始められるアクションの提案など、リアルな接点ならではの人を介した啓発活動を行っていきます。今後はさらに参画企業を拡大し、小売店やフィットネス施設など日常のなかで健康を意識する多くの「リアルな接点」で共通したメッセージ、啓発を行います。
2.SNSなどを活用したソーシャルアクションでの認知拡大
公式X アカウント(@protect_hearts)を立ち上げ、よりカジュアルに「血圧ケア」について考えるきっかけ・接点を作るとともに、自分だけでない周囲の大切な人へ血圧ケアの大切さを促すソーシャルアクションを起こしてまいります。
3.血圧に関する誤解、不正確な情報に立ち向かう
血圧領域は「血圧は下げない方がいい」「薬は飲まないほうがいい」など、消費者が信じたくなる非科学的な言説が残念ながらあふれているのが現実です。この事業領域に取り組む企業体の責任として、外部の医師・専門家やメディアの皆様の力もお借りしながら、書籍や動画配信、ネット記事など消費者の健康を害す情報から「守る」活動と適切な情報発信を進めてまいります。
<各社代表コメント>
株式会社Mizkan 代表取締役社長兼CEO 吉永智征
ミツカングループは「やがて、いのちに変わるもの。」というミッションを掲げ、皆様のおいしさと健康に貢献する商品をお届けしてまいりました。また、商品だけでなく、お酢そのものが持っている健康機能についての研究にも取り組み、その成果を「酢の力」として発信するなど、生活者の皆様とのコミュニケーションにも積極的に取り組んでまいりました。
“血圧”は、未だ多くの人が悩み苦しんでいる健康課題であり、重要な社会課題です。 “血圧で悩む人をゼロにする”という目標の実現は険しい道のりですが、PROTECT HEARTS PROJECTの理念に賛同いただいた企業の皆様と「ともに」、この社会課題に本気で取り組み、生活者の皆様のより良い未来・社会の実現に向け活動していきたいと考えています。
森永乳業株式会社 代表取締役社長 大貫 陽一
森永乳業グループは、10年先を見据えた「森永乳業グループ10年ビジョン」を制定しており、『食のおいしさ・楽しさ』と『健康・栄養』を両立した企業を目指しています。また、当社は、『サステナビリティ中長期計画2030』の「食と健康」において「森永乳業グループならではの、かつ高品質な価値をお届けすることで、世界中の人々の健康に貢献すること」を掲げ、健康課題に配慮した商品開発を進めています。その中で、ビフィズス菌、ラクトフェリン、そして「血圧ケア」に関連するペプチドなど、当社が長年研究を続けている機能性素材が持つ有用性や可能性を探索してきました。健康寿命の延伸が取り組むべき課題となっている今、様々な企業が力をあわせて、より多くの人の健康で幸せな生活に貢献して参りたいと思います。
オムロン ヘルスケア株式会社 代表取締役社長 岡田 歩
当社は1973年に家庭用血圧計の第一号機を発売していらい50余年にわたり、日本の高血圧治療に貢献してきました。私たちの血圧は心臓一拍ごとに異なり、その時の環境や体調、ストレスによって常に変化しています。血圧の管理は1回の測定結果に一喜一憂することなく、変動と個人ごとの変化の傾向を捉えることが大切です。高血圧の予防と治療には、正しい知識と家庭での血圧測定と生活習慣の改善が重要です。これからもオムロンヘルスケアは医療から信頼される品質と精度にこだわり革新的な製品とサービスを提供していきます。そして、高血圧に関する課題解決を目指す企業が力を合わせる今回の取り組みを通じて、一人でも多くの人が適正に血圧をコントロールできる社会の実現を目指していきます。
株式会社プリメディカ 代表取締役 CEO 富永 朋
高血圧は脳梗塞や心筋梗塞をはじめ、様々な疾患の発症リスクを高めてしまうことが知られています。一方で自覚症状が少ないため、定期健診等で指摘を受けても、多くの方が放置してしまっているのが実情です。本取り組みを通じて、高血圧の危険性と予防の重要性を知っていただくことで、一人でも多くの方に自分で自分の健康を守るためのアクションを取っていただけることを、予防医療事業を展開する一企業として、心より願っております。
また、我々の提供する脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査「LOX-index®」が本取り組みを通じてより多くの方に知ってもらい、心血管疾患予防へ取り組むきっかけになりましたら幸いです。
株式会社新生堂薬局 代表取締役社長 水田怜
私たちは調剤薬局において、高血圧にお悩みの方と数多く接しております。また、ドラッグストアにおいては、カウンセリング時に治療を開始していない患者様も多く接しております。高血圧のような慢性疾患では、服用期間の長期化やポリファーマシーの問題も発生しやすく、また、食事や運動の制限なども含め、QOLの低下に繋がっていると感じられることが多くあります。そんなお悩みを持つ方を少しでも減らしたいとの思いで日々活動してまいりましたが、今回、健康に関する各領域のリーディングカンパニーの皆様とともに高血圧、心疾患などのリスクに対するアクションを行っていくことで、より多くの方のQOL向上に寄与できると考えております。また、調剤薬局とドラッグストアという日常生活に欠かせない場として、「消費者と直接繋がれる立場」だからこそ訴えられることがあるとの思いで、本アライアンスに参加させていただきました。
株式会社刀 代表取締役CEO 森岡毅
血圧対策の領域は、優れた対処方法はすでに存在するのにも関わらず、多くの方が治療を開始しない、始めても約半数が半年で治療中断をしてしまうという「高血圧パラドックス」を長年解決できていません。
オンライン診療サービス「イーメディカル」では、会員の約8割がこの「未治療・未継続」だった方であり、会員継続率も約9割と、マーケティングを用いて消費者を深く理解・洞察することで、人をアクションに動かす「変化」を確かに起こすことができています。
今回、多くの志ある企業の皆様に賛同いただき、プロジェクトを開始することができました。今後も仲間を増やし、この変化を「大きなうねり」に変えていけるよう、そして多くの日本人が健康に、元気になる未来を描けるよう努めてまいります。
以上
各社の企業紹介、取り組みについては以下の別添参考資料をご覧ください。
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