南あわじ市制20周年・開館35周年を記念して淡路人形浄瑠璃資料館にて白黒写真を大公開「昭和の人形浄瑠璃をみる!タイムスリップ写真展」
淡路島の伝統芸能・淡路人形浄瑠璃がどのように地元に根付き、親しまれていたかよくわかる白黒写真約70点を大公開!浄瑠璃の音声を聞きながら、昭和にタイムスリップした気分でみる写真展を開催

南あわじ市淡路人形浄瑠璃資料館(兵庫県南あわじ市市三條880)は令和7年8月1日に開館35周年を迎えます。また、平成17(2005)年1月11日に4町が合併し南あわじ市となり、20年を迎えます。
アニバーサリーを記念し、当館ではこの春開催される花みどりフェア2025(3/20~4/27・淡路花博25周年記念)に合わせて、4月5日(土)より「昭和の人形浄瑠璃をみる!タイムスリップ写真展」を開催します。



■展示基本情報
「昭和の人形浄瑠璃をみる!タイムスリップ写真展」
期間:2025年4月5日(土)から2025年8月頃までを予定
入場料:無料 ※館内他の展示も無料でご覧いただけます
場所:淡路人形浄瑠璃資料館 特別展示室
〒656-0475 兵庫県南あわじ市市三條880
10:00~17:00
休館日:水曜日(水曜日が祝日の場合翌平日休館)8月18日
<問い合わせ先>
淡路人形浄瑠璃資料館 TEL 0799-42-5115
<公式サイトURL>
https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/jyoururi/ningyo.html
■展示室を写真でいっぱいに!
約42㎡の特別展示室の中に、昭和半ばに淡路島内で撮影された白黒写真を65点以上展示。「人形浄瑠璃を見たことがない」という方でも、よくわかる解説付き。淡路島でどのようにして根付き、楽しまれていたかを、写真を通して「みて・知って」いただき、淡路人形浄瑠璃を身近に感じてもらえる展示を目指しています。人形浄瑠璃は敷居が高く思われがちですが、昭和の人形浄瑠璃芝居を観に来ている方々をみると、控室を覗く子どもや最前列をキープしている学生がいることから、子供から大人、おじいちゃんおばあちゃんまで幅広く楽しんでいる様子がよくわかります。




■淡路島の人形浄瑠璃ってどんな特徴がある?
淡路人形芝居の始まりは、神事として人形操りを奉納していたことから始まります。江戸時代になると上方から新しい人形浄瑠璃や技術をいち早く取り入れ、江戸時代後期には40もの一座が淡路島にあったといわれており、そのほとんどが淡路島を出て各地に巡業に行っていました。劇場のあまりない時代には、お寺や神社の境内にある広い土地を利用し、仮設の舞台をつくる「野掛け小屋」を作り公演をしていました。これにより、劇場の少ない田舎でもお芝居をすることが可能になり、岩手~九州まで広く淡路系の人形浄瑠璃が伝わっています。

■野掛け小屋の入口を再現!?
淡路島で活躍する写真家・野水正朔(のみずまさあき)さんの写真をもとに、金看板(座の名前がかかれた看板)や絵看板(浄瑠璃の内容が書かれた絵)のレプリカを作成し、野掛け小屋の入口を再現。少しでもお芝居の雰囲気を味わえるように、録音された浄瑠璃を聞きながら写真をご覧いただけます。


■動きがダイナミック!客席と舞台が近くお客さんと一体になって楽しまれていた
ちょうど写真が撮られた昭和30年代には、戦争の影響もあり淡路島の人形浄瑠璃の座元は3、4座まで減っていました。本来の形であった「野掛け小屋」として公演していたのはこの頃が最後、貴重な写真です。
淡路人形浄瑠璃は大勢のお客さんに楽しんでもらうため、また遠くから見てくださるお客さんのために、人形のダイナミックな動きや驚くような派手な演出(ケレン味)は現在もその流れを引き継いでいます。
■タイムスリップ写真展では舞台の裏側も!?
今回の写真展では、宗虎亮(むねとらすけ)さんの写真を中心に魅力を伝えています。
普段公開していない、貴重なネガから舞台の裏側がよくわかる写真を多く採用しています。本来であれば撮影されることがなかったであろう舞台からみた人形遣いの景色や、控室で談笑する太夫の「人形浄瑠璃を楽しむ姿」が見られます。


淡路人形浄瑠璃 とは?
500年の伝統をもつ淡路人形芝居。始まりは神事で、西宮の傀儡師 百太夫(かいらいし ひゃくだゆう)が淡路の三條村に住みついて村人に人形操りを教えたのが始まりだといわれている。18世紀中頃には、人形浄瑠璃の全盛期を迎え、淡路島内に40を超える人形一座があったが、その後他の芸能人気に押されて次第に衰退。淡路島の人形芝居も危機を迎えたが、地元民を中心に保存伝承運動により、名門吉田傳次郎座の人形・道具一式を譲り受け「淡路人形座」が発足。今現在、淡路島でプロとして活躍するのは南あわじ市福良にある「淡路人形座」一座のみとなった。
※人形浄瑠璃のお芝居を上演する「淡路人形座」と「淡路人形浄瑠璃資料館」は車で約15分ほど離れています。
淡路人形浄瑠璃資料館 とは?
淡路人形浄瑠璃資料館(南あわじ市市三條)は、淡路島の伝統芸能である淡路人形浄瑠璃についての資料を展示・保管している資料館です。当資料館は、昭和40年代半ばで活動を停止していた、淡路人形浄瑠璃の名門「市村六之丞座」の人形・道具等一式を譲り受け、平成2年に淡路人形発祥の地(江戸時代の三條村)に開館、2025年8月で開館35周年を迎えます。入館料無料で人形浄瑠璃について学べるため、淡路人形座とセットで訪れる方も多くいらっしゃいます。希望があれば簡単な解説も可能です。団体で来られる場合は混雑を避けるため、ご予約をお願いします。

施設概要

入館料:無料
住所:兵庫県南あわじ市市三條880
開館時間:10時~17時
休館日:水曜日・祝日の翌平日・年末年始
(水曜日が祝日の場合は開館し、翌平日は休館)
お問い合わせ先
淡路人形浄瑠璃資料館 TEL 0799-42-5115
〒656-0475 兵庫県南あわじ市市三條880
開館時間:10:00~17:00
休館日:水曜日、水曜日が祝日の場合は開館し翌平日休館、8月18日、年末年始
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