リガク、化学物質の探知能力がさらに向上した1064nm携帯型ラマン分光計の国内販売を開始
~ライブラリー拡充や検出器の性能向上で現場のニーズに貢献~
リガク・ホールディングスのグループ会社である、X線分析装置の世界的ソリューションパートナーの株式会社リガク(本社:東京都昭島市 代表取締役社長:川上 潤、以下「リガク」)は、1064nm携帯型ラマン分光計「CQL IDシリーズ」の最新3機種Max-ID、Gen-ID、Narc-IDの国内販売を開始しました。
「CQL IDシリーズ」は、Rigaku Analytical Devicesの開発・製造製品で、好評をいただいている「Progeny ResQ」の次世代モデルです。安全や保安上脅威となる化学物質の探知で最適なソリューションを提供します。
「CQL IDシリーズ」は、ユーザーニーズに合わせたライブラリーラインナップを最適化しました。ライブラリーを用途ごとにカテゴライズすることで検索性が向上し、より使いやすく進化しました。
さらに検出器の改良によって、より少ない含有量で有害物質検知が可能となりました。混合物の同定能力も向上しています。
「CQL IDシリーズ」は、2024年9月4日から6日に幕張メッセ国際展示場で開催される、最先端科学・分析システム & ソリューション展「JASIS 2024」での実機展示を予定しています。
【CQL IDシリーズの特長】
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励起光源が1064nmのレーザーを使用しているため、有色物質や不純物などを含む蛍光を発しやすい物質の分析が可能。化学兵器物質(CWAs)、爆薬、有害・有毒工業化学物質、違法薬物の識別現場で実力を発揮
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猛毒ノビチョクなどを含む充実したライブラリーを内蔵、ユーザー毎の独自ライブラリー追加や共有が可能
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最大5成分までの混合物の自動分析
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現場で検知した危険物など化学物質情報をその場で確認、万一の暴露の際にも即座に対処
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一定期間内に複数の危険物前駆体が検出された場合、製造される可能性がある危険物を予測し警告
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パソコン用ソフトウェア「CommandSuite™」で、複数台の装置を一括管理
※ノビチョクはMax-IDライブラリーのみに収載
【各モデルの特長と製品情報(英語)】
Max-ID…13,000種を超えるライブラリーを収録した最上位モデル
https://rigaku.com/products/handheld-raman/cql-max-id
Gen-ID…Max-IDと同等の性能を持ち、爆薬、有害物質、違法薬物などに特化した4,800種のライブラリーを収録
https://rigaku.com/products/handheld-raman/cql-gen-id
Narc-ID…お求めやすい価格と現場のニーズに応えた性能が特長のエントリーモデル
https://rigaku.com/products/handheld-raman/cql-narc-id
【Rigaku Analytical Devices について】
Rigaku Analytical Devices (リガク・アナリティカル・デバイセズ)は、ハンドヘルド型1064nmラマン分光計のパイオニアです。当社の製品は、化学的な脅威に対処する法執行機関、政府機関、また医薬品製造における品質管理現場で信頼を得ています。リガクグループの一員として、幅広い知識でお客様をサポートし、新たな化学的脅威を軽減させる最適な手法、および高い信頼性と費用対効果に優れたソリューションを提供するための開発に注力しています。
【リガクグループについて】
リガクグループは、X線分析をコアに熱分析等も含む最先端の分析技術で社会をけん引する技術者集団です。産業・研究用分析のソリューションパートナーとして1951年の創業以来、90か国以上でお客様と共に成長を続けています。日本国内で極めて高いシェアを誇り、海外売上は約70%に達しています。応用分野は、半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々拡大中です。世界で2,000名超の従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。詳しくはrigaku-holdings.comをご覧ください。(2024年6月末現在)
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