株式会社ハイレゾとの業務提携について
~GPU専用データセンター事業の展開に向けた検討を開始~

中国電力ネットワーク株式会社(本社:広島県広島市中区、代表取締役社⻑:長谷川 宏之、以下「当社」)は、株式会社ハイレゾ(本店:佐賀県東松浦郡玄海町、代表取締役:志倉 喜幸、以下「ハイレゾ社」)と連携し、中国地域におけるGPU専用データセンター事業の展開に向けた実現可能性調査を開始します。
近年、生成AIの普及を背景に、GPUの高い処理能力を活用したデータセンターの需要が急速に拡大しています。一方で、国内のデータセンターは、海外事業者によるものや大都市圏に集中しているケースが多く、中国地域における経済循環や付加価値の創出は限定的な状況にあります。
ハイレゾ社は、GPU専用データセンターの設計・運営からクラウドサービスまでを垂直統合で展開し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供する国内クラウド事業者です。環境に配慮した省エネルギー設計を石川県志賀町や香川県高松市などの拠点に採用し、また、廃校を活用した地方創生データセンタープロジェクトなど、国内複数の地方拠点において豊富なサービス実績を有しています。
このたび、中国地域におけるGPU専用データセンター事業の将来性を見据え、ハイレゾ社と業務提携契約を締結いたしました。
これにより、同社が提供するクラウドサービスを活用し、データセンターの運用・保守に関する実践的なノウハウの検証を進めるとともに、顧客ニーズや市場の受容性について多角的に分析し、事業の実現可能性を調査してまいります。
当社は、中国地域の明るい未来をひろげる新たな価値の創造を目的に開催したオープンイノベーションプログラム「Co-Creation with Network」において、昨年5月に、ハイレゾ社との協業を決定し、以降、事業化や社会実装に向けて検討を進めてきたものです(2024年5月14日お知らせ済み)。
【「Co-Creation with Network」ウェブサイト】
https://www.energia.co.jp/nw/company/activity/co-creation/index.html
【GPU専用データセンター】
GPU(Graphics Processing Unit)による計算処理に特化したデータセンター。従来のデータセンターは主にCPU(Central Processing Unit)を中心に設計されているのに対し、GPU専用データセンターは、GPUの特性を最大限に活かした設計がされています。画像処理やグラフィックス処理だけでなく、大量のデータを並列で処理する能力に優れており、AI(人工知能)、機械学習、ビッグデータ解析、シミュレーションなどの計算負荷が高い用途に適しています。
【協業企業の概要】

会社名:株式会社ハイレゾ https://highreso.jp/
代表者:代表取締役 志倉 善幸
所在地:佐賀県東松浦郡玄海町
協業内容:地方創生型GPU専用データセンターによる地域活性化・デジタルインフラの地域分散
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