NVIDIA HGX B200搭載の最先端GPUサーバーを日本国内向けに取り扱い開始 ~受注から約2週間の短納期を実現~
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)の100%子会社であるミドクラジャパン株式会社は、日本市場に向けてNVIDIA HGX B200搭載のSupermicro社製GPUサーバーの受注を2025年5月より開始します。
HGX B200は米国NVIDIA社の最先端GPUであり、AIや機械学習の分野などにおいて重要な役割をはたしています。一方、従来ハイエンドGPUサーバーは、日本国内における即時調達は難しく、発注から国内での調達までに数ヶ月を要することが一般的でした。
ミドクラジャパン株式会社は、今回のSupermicro社製GPUサーバーの調達において、国際的な供給体制に関する高度な知見を有するHASHCAT JAPAN株式会社と連携します。本連携により、各種要件に柔軟な対応が可能となり、受注後、約2週間の短納期で迅速な調達を実現してまいります。
また、本GPUサーバーの販売に伴い、高性能なGPUクラスター環境構築サービスやAI開発環境、そして画像・動画の解析に特化したファンデーションAIモデルをオプションとして提供いたします。加えて、B200をはじめとするGPUサーバーの豊富なラインアップのほか、対応する周辺機器もワンストップで取り扱います。これにより、AIデータセンターやGPUクラウドサービスの展開を予定している事業者、ハイレベルなAI開発を行う企業のニーズに応えてまいります。

<本製品の特長>
■ Supermicro社製ハイエンドB200 GPUサーバー 『AS-A126GS / SYS-A22GA』を中心に豊富なラインアップを提供
今回取り扱うGPUサーバーには、最先端のNVIDIA製B200 GPUが8基※1搭載されており、大規模なデータ処理や高度なAI開発などの運用を加速します。また、拡張性のあるシステム構成により、必要に応じてGPUやメモリー、ネットワークアダプターなどを追加することができます。
またB200に加え、H100およびH200をそれぞれ搭載のGPUサーバーや対応する周辺機器についても受注を行い、今後もラインアップを増やしてまいります。
※1: 空冷式の場合は最大8基、液冷式の場合は最大10基まで搭載可能。
■ 計算リソースを最大限に活用するためのGPUクラスター環境構築サービスとAI開発環境の提供(オプション)
複数のGPUサーバーで構成される環境を仮想化し、スケールアップ可能なクラスターとして動作させることができるGPUクラスター環境構築サービスと、クラスター化されたGPUサーバー上でさまざまなAIモデルを使用したAI開発環境を構築することができるサービスを、それぞれオプションとして提供します。これによりGPUの性能を最大限に引き出し、大規模なモデルのトレーニングやデータ処理を高効率で行うことが可能となります。
■ファンデーションAIモデルのライセンス提供(オプション)
本サーバー上で動く、画像・動画解析用の大規模なAIモデル「ビジョンAIファンデーションモデル」を今年7月よりオプションにて提供開始します。提供当初は、需要の高い「属性付き人物検知」および「車両検出およびナンバープレート認識」、「コンテナID検出および認識」をターゲット用途としたAIモデルを用意し、以降、段階的にラインアップを拡大してまいります。
なお、本AIモデルは、SSSのエッジAIセンシングプラットフォーム『AITRIOS™』※2で活用されるハイパースケールモデル※3がベースとなっています。「ビジョンAIファンデーションモデル」をインストールしたGPUサーバーを活用することで、ハイエンドGPUサーバーの性能を最大限に生かしながら、AIによる高精度な画像・動画解析を実現します。
※2: AITRIOS: ソニーセミコンダクタソリューションズが手掛けるイメージセンサーを活用したセンシングソリューションの効率的な開発・導入を加速するためのエッジAIセンシングプラットフォーム。
※3: ハイパースケールモデル: AITRIOSにおいてエッジAIモデルを自動最適化する『Studio』サービス向けに、大規模なデータセットと計算リソースを活用してトレーニングされたAIモデル。
<本製品について>
製品の詳細はこちら: https://midokura.jp
お客様からのお問い合わせ: gpucontact@midokura.com
<ミドクラグループについて>
ミドクラグループは、世界市場を見据えて2010年に設立されたテクノロジースタートアップです。ネットワーク仮想化技術を世界に先駆けて提案し、グローバルテック企業で豊富な実績を積んだエンジニアをはじめ、仮想化・コンテナ技術、分散コンピューティング、分散型AI技術に精通した10か国以上のトップエンジニアが集結しています。東京、バルセロナ、ローザンヌ、テルアビブに拠点を構え、2019年からはソニーグループの一員として、エッジAIセンシングプラットフォーム『AITRIOS』の中核開発を担っています。ミドクラジャパン株式会社は、ミドクラグループの事業持株会社として、日本を拠点に活動しています。

*AITRIOSおよびそのロゴは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。
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