MyLayer Prototypingプログラムに「UNKOMON」が採択。バイオデータ基盤「Poop Chain」開発に向けて協業開始—Solana技術でDePIN型App Chain構築へ
消化管排出物をはじめとしたバイオデータのクロスボーダー活用とプライバシー保護を両立するデータインフラ構築に向け、Solana L2技術を活用した共同研究開発を開始

株式会社CauchyE(本社:シンガポール、代表取締役:木村優、以下「CauchyE」)とBAHH Limited(代表取締役:Uhi Sen、以下「BAHH」)は、CaucyEが運営するMyLayer Prototypingプログラムにおいて、BAHH社の運営するバイオデータ活用基盤「UNKOMON」の「Poop Chain」開発に向けた協業を開始することをお知らせします。
背景: Poopデータの医療利用とweb3技術導入の課題
人間の消化管排出物に含まれる生体情報は、個人の健康状態を把握する上で非常に価値の高いバイオデータです。しかし、その活用には以下のような課題があります。
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プライバシーとデータ規制
Poopデータは多くの国で生体認証データとみなされ、GDPRなどの法律で保護されています。ユーザーのプライバシーを保護しながら効率的に収集し、広く活用するためには、適切なインフラが必要です。 -
国際的なデータ取扱いの違い
国や地域によって生体データの取り扱いに関する法解釈が異なるため、クロスボーダーでのデータ活用には複雑な対応が求められます。 -
データ標準化の必要性
医療機関や製薬会社が求めるPoopデータの精度や仕様はさまざまであり、それに対応するにはプロトコルレベルでルールを整理し、再定義することが不可欠です。 -
ユーザー主権の確立
個人の健康データの所有権と利用権をユーザー自身が管理できる仕組みが求められています。
UNKOMONは、これらの課題を解決するために、従来のアプリケーションレイヤーでの構築から発展し、専用のブロックチェーンインフラストラクチャ「Poop Chain」を開発します。
「Poop Chain」は、Poopデータの収集から分析・活用までをセキュアかつ透明性の高い方法で実現することを目指しています。
MyLayer Prototypingプログラムにおける共同研究内容
今回のパートナーシップでは、以下の取り組みを行います。
1. DePIN領域へのApp Chain活用に向けたMVPを構築し、実証実験を実施
2. SPE(Solana Permissioned Environment)の実用化に向けたR&D
3. DePINに特化したSolana L2構築を促進するためのフレームワークの作成および提案
4. 生体データをオンチェーン上で取り扱うために最適なSolana上の新しいトークン規格の研究開発
5. 日本を代表するバイオ領域におけるディープテックスタートアップや研究機関との連携に向けた包括的な支援
6. 資金調達やグローバルマーケティングに向けたサポート
Unkomonについて
BAHH社が開発・運営するUNKOMONは「Poop to Earn」という概念を取り入れた、DePINとゲーミングを組み合わせたプロジェクトです。ユーザーは日々の排便を撮影してアップロードすることでトークンを獲得できます。健康的な便のデータを継続的に提出することで、ユーザーのモンスターが強くなり、さらなるボーナスが解放されます。
便の写真から得られるデータは、大腸がんの早期発見、過敏性腸症候群の研究、糞便移植などの研究に貴重な可能性を秘めていますが、ユーザーからのデータ収集は困難でした。そこでUNKOMONは、ユーザーに便の写真を撮影してもらうモチベーションとして、トークンによるインセンティブとゲーミフィケーションを活用しています。このデータはデータベースにまとめられ、医療、製薬、食品業界の企業に提供されます。
情報公開後、ウェイトリストには13,000人が登録し、Xでは5,600人のフォロワーを獲得しました(10月4日〜7日)。パートナーシップについては、Solanaエコシステム内でSonicとHoneycombとゲーム開発とマーケティングで、Cudisとデータパートナーシップで協力する計画があります。さらに、Backpackとマーケティング記事の執筆についても協議中です。
データ提供に関しては、日本で12年間ユーザーの便データを記録し、220社に提供してきたサービス「UNLOG」があります。その創設者が当チームに加わり、便のビッグデータに関するパートナーシップ構築を支援する予定です。
公式Twitter: https://x.com/unkomon_xyz
Founder Twitter: https://twitter.com/uhi_sen

CauchyE Asia PTE. LTD.について
CauchyEは、Proof of Liquidityに特化したデータ可用性層「Sunrise DA」の開発を主導する、モジューラーブロックチェーンのリーディングカンパニーです。
また、完全独立型のオリジナルブロックチェーン構築ソリューション「MyLayer」を提供しており、ディープテック領域における分散型物理インフラストラクチャ(DePIN)の活用や、既存金融へのDeFiプロトコルの統合など、ブロックチェーンのキラーユースケース創出を推進しています。
Sunriseが描くWeb3アプリ開発の新時代: App Chainパラダイム
Web3の次なるブレイクスルーは「スマートコントラクトでアプリを作る」という従来の方法ではなく、「アプリケーション専用のブロックチェーンを構築する」ことで実現するというのがSunriseチームの信念です。この信念に基づき、Sunriseは従来のブロックチェーンとは一線を画す新しいプラットフォームとして開発されました。EthereumやSolanaと最も異なる点は、アプリ開発へのアプローチ方法です。従来型のスマートコントラクトやNFTを直接プラットフォーム上で動かすのではなく、Sunriseは「専用ブロックチェーンの構築基盤」として機能します。これにより、アプリケーションごとに最適化された専用チェーン(App Chain)を構築可能となり、開発コストと運用コストを大幅に削減し、スケーラビリティの飛躍的な向上を実現します。
Keywords
DePINとは
DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)とは、物理的な資産やデバイスをブロックチェーン技術と組み合わせることで、分散型かつ持続可能なインフラを構築する新しいアプローチです。従来の中央集権的なシステムとは異なり、参加者がネットワークの構築・維持・運営に直接関わることができ、その貢献に応じて報酬を得ることができます。
Solanaとは
Solanaは、毎秒65,000件以上の取引を処理可能なブロックチェーンで、イーサリアムの約4,000倍のスピードを実現しています。独自のProof of Historyと高効率なタワーBFTコンセンサスアルゴリズムにより、1回の取引にかかるコストは0.00025ドル未満と圧倒的な低コストを維持。2024年までに30億ドル以上の投資を集め、世界中の2,500以上のプロジェクトが稼働する成長基盤となっています。大手金融機関やテック企業との戦略的パートナーシップを拡大し、Web3エコノミーの次世代インフラとして、メタバース、DeFi、大規模NFTマーケットプレイスの新時代を切り拓いています。カーボンニュートラルな設計により、環境に配慮した持続可能なブロックチェーン技術の最前線を走ります。
SPE (Solana Permissioned Environment)とは
SPEはSolana Permissioned Environmentsの略で、Solanaブロックチェーンの技術を企業向けにカスタマイズ可能なプライベート(許可制)環境として提供するソリューションです。参加者やノード運営者が限定された「許可型」チェーンとして、企業は高速なトランザクション処理や低コスト手数料というSolanaの強みを活かしながら、自社のニーズに合わせた制御やカスタマイズが可能です。これにより、企業は規制遵守やセキュリティポリシーに適合しつつ、機密データ管理や特定地域内でのノード限定などの要件を満たしたブロックチェーンを構築できます。
MyLayerとは
「MyLayer」は、企業のブロックチェーン技術を活用した新規事業開発を、企画段階から実装・運用まで一貫してサポートするサービスです。独自開発の技術により、高いスケーラビリティとセキュリティを両立しながら、低コストでの導入を実現します。
MyLayerの主な特徴
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ビジネス成功へのトータルサポート
実証実験(PoC)の段階で終わらせることなく、本格的な事業化まで見据えた戦略的な提案を行います。 当社チームは、独自のポイントシステムとゲーミフィケーションを活用し、30万人以上のユーザーを獲得した実績があります。この経験を活かし、グローバル展開におけるトラクション獲得までサポートいたします。 -
エンタープライズ品質を満たすブロックチェーン
世界の時価総額上位の暗号資産プロジェクトで採用されるパブリックブロックチェーンの技術を基盤としています。数千万から数億人規模のユーザーに対応可能な社会インフラとして設計されており、独自開発の最適化技術により、高いスケーラビリティとセキュリティを低コストで実現します。 -
暗号資産不要でシンプルな会計処理
暗号資産を使用しない設計のため、複雑な会計処理は不要です。従来の企業会計の枠組みの中で、スムーズな運用が可能です。 -
ベンダーロックインを防ぐオープンなアーキテクチャ
世界の時価総額上位の暗号資産プロジェクトで実績のあるオープンソース技術を採用しているため、保守・運用を特定のベンダーに依存する必要がありません。また、一般的な企業向けブロックチェーンと異なり、ビジネスニーズの変化に迅速に対応できます。 -
ブロックチェーン間の相互運用性
相互運用性(インターオペラビリティ)とは、独立したブロックチェーン間でデータや資産を安全に交換・移転できる技術です。この技術により、プライベートブロックチェーンは孤立した経済圏を超えて、パブリックブロックチェーンのエコシステムと連携できるようになります。これにより、プライベートブロックチェーンの実用性と価値が大きく向上します。
Sunriseチームへの独自チェーン構築のご相談
グローバルトレンドとして、主要なdAppsプロジェクトによる独自L2チェーンの構築が加速しています。国内においても、大手企業による独自チェーンの開発が本格化しています。
Sunriseは、企業の独自チェーン構築に対して、企画から開発、運用、エコシステム創出まで一気通貫で支援するパッケージを提供します。
構想段階からの相談にも対応いたしますので、独自チェーンの可能性について、まずはご相談ください。専門チームが貴社のニーズに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。
無料相談申し込みはこちら: https://forms.gle/V5LniyGBDorRQcNb6
LP: https://business.sunriselayer.io/ja

【会社概要】
<基本情報>
会社名: CauchyE Asia PTE. LTD.
設立日: 2022年4月10日
本社所在地: Singapore
代表者: 木村優
事業内容: L1チェーン「Sunrise」の開発を行っています。および、Sunrise DAを活用した独自チェーン構築・運用の導入支援サービス「MyLayer/OurLayer」を提供しています。
<Our Projects>
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Sunrise DA | Proof of Liquidityを備えたDA Layer
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My Layer | オリジナルブロックチェーンの企画・構築サービス
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OurLayer | 企業利用に特化した共有型ブロックチェーンを利用する導入支援サービス
<Social Links>
Website: https://sunriselayer.io/
MyLayer/OurLayer: https://business.sunriselayer.io/ja
X(Twitter): https://x.com/SunriseLayer
Discord: https://sunriselayer.io/
Docs: https://sunriselayer.io/
Docs[日本語]: https://sunriselayer.io/
Medium: https://sunriselayer.medium.com/
Sunrise v2キャンペーン: https://testnet.app.sunriselayer.io/v2/
<お問い合わせ>
Sunriseへの協業や出資、取材などご希望の企業さまは、下記よりお問い合わせください。
お問い合わせフォーム: https://forms.gle/V5LniyGBDorRQcNb6
または下記メールアドレスまでお問い合わせください。
Cauchye Asia PTE. LTD. 伊藤匡平 宛
MAIL: bizdev.jp@sunriselayer.io

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