【検証レポート】国民生活センターが注意喚起する「店舗での貴金属買取トラブル」実際に5店舗で査定を依頼したところ最大約45万円の査定差を確認

店舗での貴金属買取トラブルに関する注意喚起を受け、同一商品の査定を比較検証。価格差だけでなく、査定・価格交渉の実態も調査しました。

株式会社App BASE

2026年9月2日、国民生活センターより『店舗でのアクセサリーまたは貴金属等の買取に関する消費者トラブルにご注意! -断り切れず買取に応じてしまったケースも-』という注意喚起が公表されました(https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20260902_1.pdf)。近年の金価格高騰を背景に、店舗での貴金属買取に関する相談が増加しており、「査定だけのつもりだったが断れず売却した」「提示された査定額が適正だったのか分からない」といった相談が寄せられているとしています。

株式会社App BASE(本社:大阪府大阪市、代表取締役:五十部泰樹)が運営する貴金属一括査定サービス「ゴールドドクター」は、この注意喚起を受け、実際に消費者が店舗へ持ち込んだ場合、査定額にどの程度の差が生じるのかを検証するため、同一の貴金属を複数店舗へ持ち込み、独自調査を実施しました。

その結果、同一商品にもかかわらず、査定額には最大約45万円の差が確認されました。 

調査背景

国民生活センターによると、店舗での貴金属買取では、

・査定だけのつもりが断り切れず売却してしまった

・査定後に提示金額へ疑問を感じた

・金は古くなると価値が下がると説明された

・重量が少なく計測されたと感じた

などの相談が寄せられています。 

さらに、

「提示された査定額が適正か判断できない場合は、その場で決めず複数店舗を比較することが重要」

と呼び掛けています。 

しかし実際には、

「複数店舗を比較するとどれほど差が生まれるのか」

について具体的な検証事例は多くありません。

そこでゴールドドクターでは、実際の店舗査定を比較検証しました。

調査概要

▪️調査期間:2026年9月4日

▪️調査対象:東京都葛飾区 新小岩エリアの買取店舗 

▪️調査方法:調査員が一般消費者として来店し査定を依頼。査定時には以下の条件で統一 

・祖母の遺品である

・貴金属に関する知識はない 

・金なのかメッキなのか分からない 

・本日は売却せず持ち帰る予定

▪️調査対象商品  

・K18/PT900 ダイヤモンドリング 

・K18 メレダイヤリング

・K18/PT900 ダイヤモンドリング

 ・K18 ネックレス

計4点 

ダイヤモンドリング

K18/PT900

メレダイヤモンドリング

K18

ダイヤモンドリング

K18/PT900

ネックレス

K18

調査結果(新小岩エリア店舗での比較)

▪️査定額比較 

ゴールドドクター:541,380円 

買取店A:517,000円 

買取店B:469,307円 

買取店C:335,000円 

買取店D:247,000円 

買取店E:83,000円 

(※調査対象店舗間での査定額には最大458,380円の差があった) 

▪️査定時間比較  

買取店A:40分

買取店B:20分 

買取店C:25分 

 買取店D:12分 

買取店E:60分
ゴールドドクター:5分

▪️調査結果サマリー
最高査定額:541,380円 
最低査定額:83,000円 
最大価格差:458,380円 
調査店舗数:新小岩エリア5店舗(および比較基準としてゴールドドクター) 

検証で確認された、国民生活センターが注意喚起する事例に類似した対応

今回の覆面調査では、5店舗中1店舗において、国民生活センターが注意喚起している相談事例に類似する対応が確認されました。

「断り切れず買取に応じてしまう」状況につながりかねない価格交渉

ある買取店では、査定開始直後に「ご家族は何人ですか」「旅行に行きたいですか」など、売却希望額を探るような質問が行われました。その後、「古い金なので品質を保証できない」と説明され、査定額は83,000円と提示されました。しかし、この査定額の算定根拠や重量、品目ごとの査定内容についての説明はありませんでした。

査定中は商品がバックヤードへ持ち込まれたままとなり、利用者は店内で待機する状況が続きました。そのため、「一度持ち帰って検討したい」と伝えた後も、商品が返却されるまではその場を離れることが難しく、担当者とのやり取りを継続せざるを得ない状況となりました。

その後、担当者はバックヤードとのやり取りを繰り返しながら、

 「さらに細かく査定すれば12万円くらいになる」「30万円くらいになれば売却する意思はありますか」 

など、段階的に価格を引き上げる提案を行いました。

査定額が大きく変動した理由について確認したところ、「交渉を続けた場合の可能性である」との説明にとどまり、当初提示された査定額との差や価格上昇の根拠について、具体的な説明はありませんでした。

最終的には、「本日売却いただけるのであれば価格交渉を進めます」「金相場は変動しているため、明日以降はこの価格を保証できません」といった説明があり、結果として30分以上にわたり店舗での対応が続きました。

国民生活センターは、「査定だけのつもりで店舗に行ったが断り切れず買取に応じてしまった」「『今日だけの価格』などと勧誘され、その場で売却してしまった」といった相談事例を紹介するとともに、査定を受けたからといってその場で売却する義務はなく、少しでも疑問がある場合は持ち帰って複数の店舗で比較・検討するよう呼び掛けています。

査定のブラックボックス化 

今回の調査では、査定金額だけでなく、査定プロセスの透明性にも店舗ごとの差が見られました。

ある買取店では、K18の査定単価が1gあたり15,600円として計算されていました。一方、同日のゴールドドクターの基準価格は1gあたり17,464円であり、査定単価にも差が確認されました。

また、多くの店舗では、貴金属をバックヤードへ持ち込み査定を行う形式が採られていました。待機中はダイヤモンドチェッカーの作動音や写真撮影と思われる音が聞こえるものの、どのような検査や評価が行われているのかを利用者が確認することはできず、査定基準や算定過程について十分な説明が行われないケースも見受けられました。

国民生活センターも、提示された査定額について純度や重量などの算定根拠を確認し、少しでも疑問がある場合はその場で決めず、複数の店舗で比較・検討することが重要と注意喚起しています。 

国民生活センターの注意喚起と業界の課題

国民生活センターは、

・査定を受けたからといって売却する義務はない

・その場で決めず持ち帰る

・複数店舗で比較する

ことを消費者へ呼び掛けています。

ゴールドドクターは、この考え方に賛同しています。

私たちは、複数の地金商社へ一括査定を依頼し、比較したうえで売却先を選択できる委託売却サービスを提供しています。

比較することが当たり前になることで、消費者がより納得して売却できる市場づくりを目指しています。

ゴールドドクターが高価買取と安心を実現できる理由

一般的な買取店では、店舗がお客様から貴金属を買い取り、その後、金地金商社や精錬会社へ売却します。そのため、店舗の利益は「いかに安く買い取るか」と「いくらで売却できるか」の差額によって生まれるビジネスモデルです。

このような仕組みでは、できるだけ低い価格で買い取ろうとするインセンティブが働くため、今回の覆面調査でも見られたように、最初は低い査定額を提示し、お客様が帰ろうとすると査定額を引き上げるといった価格交渉が行われるケースも見受けられました。

一方、ゴールドドクターは買取店を介さず、お客様の貴金属を直接、複数の金地金商社・精錬会社へ売却できる委託売却サービスです。

お預かりした貴金属について、複数の提携商社・精錬会社から見積もりを取得し、その中で最も高い価格をご提示します。お客様がその価格にご納得いただいた場合のみ売却を行い、ゴールドドクターは売却価格の5%を手数料としていただく仕組みです。

このため、ゴールドドクターの利益は「安く買い取ること」ではなく、「お客様の貴金属をできるだけ高く売却すること」と一致しています。買取店を通さず金地金商社へ直接売却できる仕組みにより、利益相反を抑え、お客様にとってより透明性の高い価格提示を実現しています。

ゴールドドクター コメント

今回の調査では、新小岩エリアのように多くの買取店が集まる地域であっても、同一の貴金属に対する査定額に大きな差が生じることが確認されました。査定額は約8万円台から56万円台まで開きがあり、最大で約48万円の差が発生しました。

国民生活センターも、店舗での貴金属買取について、「提示された査定額が適正か判断できない場合は、その場で決めず、複数の店舗で比較・検討することが重要」と注意喚起しています。 

今回の調査でも、査定額が店舗によって大きく異なるケースや、査定の過程で価格が変動するケースが確認されました。こうした結果からも、売却を急がず、複数の査定結果や価格の根拠を比較したうえで判断することの重要性が改めて示されたと考えています。

貴金属やジュエリーを売却する際には、以下の点をおすすめします。

 1店舗の査定額だけで即決せず、複数の店舗やサービスを比較する査定額の根拠(重量・品位・1gあたりの単価など)について説明を受ける。少しでも疑問や不安を感じた場合は、その場で決めず、一度持ち帰って検討する売却を希望しない場合は、その意思を明確に伝える

今後も様々な地域で市場調査や価格比較を継続するとともに、消費者が安心して売却先を選択できるよう、買取価格の透明性向上と情報提供に取り組んでまいります。


【調査主体】ゴールドドクター(株式会社App BASE)

https://gold-doctor.com/

【調査方法】 覆面調査方式 
【調査対象】 貴金属・ダイヤモンド製品4点 
【調査店舗数】 新小岩エリア5店舗(およびゴールドドクター)

株式会社App BASE

株式会社App BASE

株式会社App BASEは、「価値を、正しく届ける。」を理念に、ITソリューション事業および貴金属関連事業を展開しています。

貴金属業界では、消費者と買取事業者との間に存在する情報格差を解消し、誰もが適正な価格で売却できる環境づくりを目指しています。

運営する「ゴールドドクター」では、複数の貴金属商社への一括査定による委託売却サービスや、買取価格の透明性向上を目的とした市場調査・情報発信を実施しています。

今後も覆面調査や市場データの公開を通じて、貴金属買取業界の透明性向上に取り組んでまいります。

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会社概要

株式会社App BASE

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URL
https://www.appbase.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
大阪府大阪市天王寺区味原町13番9号
電話番号
03-6821-2221
代表者名
五十部泰樹
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2014年12月