株式会社ゼクノがプログラミング学習に関する実態調査アンケートを実施【201名が回答】
学習方法・不満・満足度から読み解く、プログラミング学習者201名の傾向と課題を徹底調査
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アンカーテキスト:プログラミングスクールおすすめ35校を徹底比較
近年、副業やキャリアアップの手段として注目され続けている「プログラミング学習」
独学・スクール・オンライン講座など、さまざまな学び方がある中で、実際の学習者はどのような悩みを抱え、どれだけ満足しているのでしょうか?
また、「本当に稼げるのか?」「仕事に活かせるのか?」という疑問に対するリアルな声は、なかなか表に出てきません。
そこで株式会社ゼクノでは、実際にプログラミングを学んだ201名を対象にアンケートを実施。
学習方法や収入の変化、挫折した瞬間、そして今感じている満足度など、学習者の本音を徹底的に調査しました。
どのような方法でプログラミングを学びましたか?

アンケート結果から、最も多かった学習方法は「独学(本・YouTube・サイトなど)」で、全体の66%にあたる134人が選択していることがわかりました。
一方、「プログラミングスクール」を選んだ人は10名と少数にとどまり、独学派と比べて13倍以上の差があるのが特徴です。
「大学や専門学校」「働きながら」といった方法も一定数の支持を集めており、体系的に学ぶ方法よりも、自分のペースで進められる学習スタイルが主流であることがうかがえます。
この結果からは、プログラミング学習において「コストをかけずに始めやすい方法」が選ばれている傾向や、スクール利用のハードル(費用や時間の制約)の高さも見て取れます。
また、学習者のニーズとして、「柔軟な時間での学習」や「手軽に始められる環境」が求められている可能性が高いと考えられます。
プログラミング学習を始めたきっかけは何ですか?

アンケートの結果、最も多かった学習のきっかけは「興味・趣味で」学び始めたという回答で、88件と全体の中でも突出していました。
次いで多かったのは「副業やフリーランスを目指して」で60件。収入アップやキャリアの選択肢を広げる目的で学習を始めた人も多いことがわかります。
また、「学校のカリキュラムで」や「仕事で必要だった」といった、環境や業務上の必要性により学び始めたケースも、それぞれ40件ずつと一定数存在しており、学習の背景にはさまざまな事情があることがうかがえます。
一方で、「転職・就職のため」という目的は38件とやや少なめであり、“今の延長線上で役立てたい”という動機の方が多い傾向が見て取れます。
全体として、自発的な興味や副業意識から学び始めた人が多数を占めており、プログラミングは「趣味」と「仕事」どちらの目的にも対応できるスキルであることが、改めて明らかになりました。
プログラミングを学ぶ前、どんな悩みや不安がありましたか?
プログラミングを学ぶ前は、「本当に自分にできるのかな?」という不安が一番大きかった。難しそうなイメージが強く、専門用語も多そうで、途中で挫折しそうだった。
英語が苦手だったので、プログラムが読めるか不安だった。
文系だったので、プログラミングが理解できるか不安だった。
今回の調査結果を見ると、「自分にできるかどうか不安だった」という声が圧倒的に多く、特に以下のような具体的な不安が目立ちました。
「文系だから不安」
「数学や英語が苦手だからできないかも」
「何から始めればいいかわからない」
「独学で続けられるか心配」「間違ったまま覚えないか不安」
「環境構築がわからない」「専門用語が理解できない」
これらの声からは、「やってみたい気持ちはあるけれど、最初の一歩が踏み出せない人が多い」という実態が浮かび上がってきます。
さらに、「スキルを習得した先がイメージできない」「本当に仕事や副業に活かせるのか不安」といった、将来への不透明感や目的意識の希薄さも多く見受けられました。
こうした結果から、プログラミング学習に関する具体的な成功イメージや、道筋を示す情報提供の重要性が、改めて明らかになったといえるでしょう。
プログラミング学習中、一番つらかったこと・挫折しそうになった瞬間を教えてください
エラーの原因が全くわからず、何時間も立ち止まったとき。エラーメッセージを読んでも理解できず、何を調べればいいかも分からなかった。
プログラムを書いたのに動かず、エラー文も読めず、どこが悪いのかも分からずに「向いてないかも」と何度も思った。
環境設定が正しくできておらず、参考書どおりにコードを書いても動かず、何が原因か分からず絶望的な気持ちになった。
プログラミングを学ぶうえで、多くの人が「エラーが解決できない」「理解が追いつかない」「誰にも相談できない」といった、“見えない壁”に直面していることがよく分かります。
特に初心者にとっては、専門用語の多さ、エラーメッセージの難解さ、独学の孤独感が大きなストレス要因となっており、途中で「自分には向いていない」と感じてしまうのも無理はありません。
実際の調査結果からも、
「わからないことがわからない」
「調べても解決できない」
「同じミスで何時間も止まってしまった」
といったリアルな声が多数寄せられました。
学習時間の平均はどれくらいでしたか?

アンケート結果によると、1日の平均学習時間が「1〜2時間」と答えた人が最も多く36.8%、次いで「30分〜1時間」が36.3%となっており、全体の約7割以上が“1時間前後”の学習を継続していたことがわかりました。
一方、「2〜3時間」「3〜4時間」「4時間以上」と答えた人は合わせて約12%程度にとどまり、長時間の学習は少数派という結果に。
また、「1日30分未満」という回答も1割を超えており、スキマ時間を活用した学習スタイルも一定数存在していると考えられます。
これらの結果から見えてくるのは、「無理のない範囲で、日常生活にプログラミング学習を取り入れている人が多い」という実態です。
学習を継続する上では、学習時間の長さよりも、「習慣化」や「モチベーションの維持」がカギとなっている可能性が高いと言えるでしょう。
プログラミング学習を始めて満足していますか?

アンケート結果を見ると、「まあまあ満足している(44.3%)」が最多となっており、次いで「どちらともいえない(28.9%)」「とても満足している(14.4%)」と続いています。
全体の58.7%が「満足している」と感じている一方で、「あまり満足していない」「まったく満足していない」と答えた人も約13%存在しており、一定の不満があることも明らかになりました。
この結果からは、プログラミング学習に対する期待と実際のギャップ、あるいは学習方法や教材との相性などが、満足度に影響を与えている可能性がうかがえます。
また、「とても満足している」と答えた人が少数にとどまっていることからも、学習に対して高い成果や手応えを感じるには、ある程度の時間や工夫が必要であるという現実的な課題も見えてきます。
初心者がこれからプログラミングを学ぶなら、どんな方法がおすすめですか?
オンラインでまずは学び、向いていると思ったら有料の講座などで学ぶ。
YouTubeで動画を見て、簡単なものから学ぶ方法がおすすめ。
ChatGPTなど、生成AIも活用したハイブリッドな学習が良い。
特に多かったのは、「YouTubeや無料の動画教材から始めてみる」というアプローチ。手軽でコストもかからず、初心者でも取り組みやすいという声が多く見られました。
また、「Progate」や「ChatGPT」などのツールを活用し、実際にコードを書きながら覚える“アウトプット型学習”の有効性を挙げる意見も多数ありました。
一方で、「挫折しやすい独学よりも、スクールや講座に通って学習環境を整える方が効率的」という声も目立ちました。
中でも、“質問できる環境”の重要性を指摘する意見が多かったのが印象的です。
全体を通して、学習スタイルに“正解”はなく、自分に合った方法を見つけて無理なく継続することこそが、成功の鍵であることがよくわかる結果となりました。
過去の自分にアドバイスできるとしたら、何を伝えますか?
もっと若いうちに始めればよかった。
将来仕事の役に立つほど真剣に学んでいればよかった。
ケチらず有料の講座を受講した方が確実に身につく。
プログラミングを学んだ経験者たちのリアルな声からは、「もっと早く始めておけばよかった」という後悔や、「焦らず・継続して・正しい方法で学ぶこと」の重要性が強く伝わってきます。
中でも、「独学は挫折しやすい」「スクールを活用すれば効率よく進められた」といった意見が目立ち、学習初期の環境選びの重要性を実感している人が多いことがわかります。
また、「完璧を目指さず、まずは手を動かす」「わからないところはすぐに質問する」など、メンタル面での工夫も成功のポイントとして多く挙げられていました。
こうした実体験に基づくアドバイスは、これからプログラミングを始めようとしている人にとって、非常に心強い道しるべになるはずです。
今まさに学習を始める方には、「悩む前にまずは動いてみること」、そして「無理のない範囲で継続すること」の大切さを伝えたい結果となりました。
『プログラミングなび』について
「プログラミングなび」は株式会社ゼクノが運営するプログラミングスクールの比較メディアです。
初めてプログラミングを学ぶ子供から、エンジニア転職を目指す大人まで、それぞれのニーズに合ったスクールを見つける情報を提供しています。
さらに、当サイトの記事は現役エンジニアが執筆しており、実際の業界での経験に基づいた信頼性の高い情報をお届けしています。
【調査概要】
・調査期間:2025年07月07日~2025年7月12日
・調査機関:自社調査
・調査方法:インターネットによる任意回答
・有効回答数:201人
・回答者の世代:10代以下(0%)、20代(24.4%)、30代(36.8%)、40代(20.9%)、50代(14.9%)、60代以上(3%)
・回答者の性別:男性(52.7%)、女性(47.3%)
【運営会社】
社名 : 株式会社ゼクノ
所在地 : 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号大阪駅前第2ビル12-12
代表者 : 井本 吏
設立 : 2024年4月1日
事業内容:Webメディアの運営・管理
運営メディア:プログラミングなび(https://zekno.co.jp/programming/)
企業URL:https://zekno.co.jp/
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