生活協同組合コープこうべ、宅配のしくみを活用した廃食油回収の取り組みを6月から開始
家庭から出る廃食油を回収しリサイクルするとともに、子育て支援に繋げる新たな取り組みをスタートします
生活協同組合コープこうべは、家庭から発生する廃食油の回収を通じて、脱炭素・資源循環型社会の実現に寄与する新たな取り組みを開始します。2025年6月より、週に一度の宅配訪問時に地域担当が廃食油を回収を始めます。回収した廃食油は油脂会社によりせっけんや燃料などに再利用されます。また、このリサイクルで生じた売却益全額を子育て支援に活用し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
・事業開始の経緯
現在、日本では事業系の廃食油の約90%が回収されていますが、家庭から出る廃食油のほとんどはリサイクルされずに一般廃棄物として処理されており、その量は年間10万トンにも及ぶと推計されています。これらを有効に活用し、資源の循環およびCO2の排出量削減に寄与することを目的として、取り組みを開始します。
回収拠点へ廃食油を持参することがリサイクルを進めるうえでの障壁であるとの考えから、2025年1月から2つの宅配センターで実証実験を実施しました。4月末までに1813本、919.9kgを回収するとともに、多くの組合員から賛同のお声をいただいたため、2025年6月10日から全ての宅配センターでの回収を開始します。

・事業の流れ

①週に一度の宅配商品のお届け時に、組合員からペットボトルに入れた廃食油を回収
※ペットボトル1本あたり、3円で買い取り
②回収した廃食油を油脂会社へ売却
③油脂会社は、せっけんやSAF※としてリサイクル
※SAFとは「Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)」の略称で、循環型の原料で製造された航空燃料6月
④売却益全額を行政と連携して配布している「出産祝品」などの子育て支援※に充当
※現在実施中の子育て支援の取り組みは下表参照

・回収の方法

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