株式会社Ippu Senkin、青和信用組合にオンプレミス型生成AIアシスタントを導入

信用組合業界での先駆的な事例として、ハードからソフトまで一気通貫でご支援

株式会社Ippu Senkin

株式会社Ippu Senkin(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:鈴木 秀弥、以下「Ippu Senkin」)は、青和信用組合(本部:東京都葛飾区、理事長:堀澤 等、以下「青和信用組合」)に対し、オンプレミス環境で稼働する生成AIアシスタントシステムを導入いたしました。本件は、信用組合業界における先進的な取り組みの一つとして位置づけられます。本システムは、職員が自然な会話形式で質問できるチャット型アシスタントとして機能し、さらに組合内の規程・マニュアルなどを参照して文脈に沿った回答を提供することも可能です。当社は、ハードウェア調達からシステム構築、ソフトウェア実装、導入までの一気通貫でご支援しました。システムは最新の大規模言語モデル(LLM)「gpt-oss-120b」などに対応し、約120名の全組合員が利用できるサービス基盤を実現しています。

背景

金融機関においては、顧客サービスの高度化や業務効率化を目的としたデジタル化推進が急務となっています。青和信用組合では、セキュリティを重視しながら利便性を高める新たな仕組みを模索しており、この度、Ippu Senkinが提供するオンプレ型の生成AIシステムを採用いただきました。

導入システムの特長

オンプレミス×生成AIシステム導入の概要

  • 自然な対話による情報検索:職員が日常的な言葉で質問すると、生成AIが瞬時に回答を提示。

  • 組合独自の知識に基づいた回答:規程・マニュアル・手順書などを参照させることで、一般的な内容に加えて、組合に即した内容についても回答可能。

  • 幅広い業務支援:新任職員の教育支援、組合員からの問い合わせ対応、会議準備など、幅広いシーンで活用可能。

  • 完全オンプレミス対応:金融機関特有の高いセキュリティ要件を満たす環境で稼働。

  • 最新LLMモデル対応:gpt-oss-120bをはじめ、Qwen3、Qwen3-Coder等の最先端の大規模言語モデルに対応。

  • 幅広い利用対象:約120名の全組合員が利用可能。

本プロジェクトの意義

今回の導入は、信用組合業界における生成AI導入・活用の新たな一歩となる事例です。セキュリティ要件の厳しい金融機関において、オンプレミス環境で生成AIを本格稼働させたことは大きな意義を持ちます。特に、約120名の全組合員が利用できる形でサービスを提供することで、金融機関におけるAI活用の実効性と汎用性を示しました。

本プロジェクトは、単なる技術導入にとどまらず、「生成AIは金融機関でも安全かつ短期間で導入し、幅広い利用者に価値を届けられる」ということを実証するものです。これにより、信用組合のみならず金融業界全体におけるAI導入の指針となるモデルケースを提示しました。

今後の展望

今回の導入は、生成AIの業務適用効果を検証するフェーズとして位置づけられています。Ippu Senkinは、実際の利用状況や効果を丁寧に分析し、さらなる改善と最適化を支援してまいります。将来的には、議事録作成支援など特定業務に特化したアプリケーションの導入や、組合員向けサービスの拡充など、青和信用組合のニーズに即した発展的な活用を実現する計画です。

本取り組みを通じて、Ippu Senkinは青和信用組合におけるデジタル変革を継続的に支援し、金融機関における生成AI活用の実効性をさらに高めてまいります。

両社コメント

青和信用組合 総合企画部長 島村 健一氏

「昨年から、オープン系のLLM(大規模言語モデル)が次々にリリースされています。パラメータ数も様々で、軽量なものであれば、高性能なパソコンであれば利用が可能です。そこで、当組合では、軽量なLLMを採用して、一部の職員(10名程度)で試験的な運用を開始していました。しかしながら、パラメータ数が1000億(100B)を超えるようなLLMでは動きません。また、高性能なGPUを調達して、職員全員が利用するための環境を自前で構築することは不可能でした。
そこで、今回は、株式会社Ippu Senkin様にお願いし、最新LLMの構築をスピーディーかつ一気通貫で進めていただき、大変感謝しております。」

Ippu Senkin 代表取締役社長CEO 鈴木 秀弥

「このたび、青和信用組合様に生成AIシステムを導入できたことを大変光栄に思います。本システムは、外部ネットワークに依存することなくオンプレミス環境で稼働し、セキュアな環境下で生成AIを活用できる点に大きな特長があります。これにより、安心・安全を最優先とする金融機関においても、先進的なAIの利便性を日常業務に取り入れることが可能になりました。Ippu Senkinは今後も、安全かつ迅速に生成AIの価値をお届けし、金融業界のデジタル変革を力強くご支援してまいります。」


青和信用組合について

青和信用組合は1952年11月6日に設立された「コミュニティバンク」です。本店・本部を東京都葛飾区に置き、「限定地域主義」の方針のもと、主な営業活動地域を葛飾区・江戸川区・足立区に展開しています。当該地域内に居住する皆様と、地域内で事業を営まれる中小企業、並びにそこに勤務される方々を対象に活動しております。

組合名:青和信用組合
代表者:理事長 堀澤 等
所在地:東京都葛飾区高砂3丁目12番2号
URL:https://www.cb-seiwa.co.jp/

株式会社Ippu Senkinについて

株式会社Ippu Senkinは、クライアント企業のビジネス効率や収益向上を目指し、AIアプリケーション開発およびAI活用支援コンサルティング事業を提供しています。特に、生成AIを用いた高度な業務プロセスの支援や、AI・データ戦略の策定、さらには内製化を含む人材育成まで、包括的なサービスを通じて支援します。

会社名:株式会社Ippu Senkin
設立日:2024年5⽉1⽇
代表者:代表取締役社長 CEO 鈴木 秀弥
所在地:東京都中央区銀座8丁目14-9 デュープレックス銀座タワー8/14 701
URL:https://ippu-senkin.com/

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会社概要

株式会社Ippu Senkin

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URL
https://ippu-senkin.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座一丁目22番11号 銀座大竹ビジデンス2F
電話番号
-
代表者名
鈴木秀弥
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年05月