消えゆく創造の源を救いたい!日本画の巨匠・堂本印象の「山のアトリエ」復活への挑戦
京都府の堂本印象美術館は、日本画の巨匠・堂本印象が最高裁判所大法廷の巨大壁画(三部作)制作のために建てた「山のアトリエ」のリノベーション費用を募るクラウドファンディングを実施、支援を呼びかけています。
■日本画の巨匠・堂本印象の創作空間を未来へ
京都・堂本印象美術館「山のアトリエ」修復のためクラウドファンディング開始
日本博物館協会の会員館である京都府立堂本印象美術館(京都市北区)が、日本画の巨匠・堂本印象が大作制作のために建てた創作空間「山のアトリエ」の修復を目的としたクラウドファンディングを開始します。
築約75年を経たこのアトリエは老朽化が進み、修繕を行わなければ文化財としての価値を維持することが困難な状況となっています。京都文化を象徴する創作空間を次世代へ継承するため、広く支援を呼びかけます。

■巨匠・堂本印象が大壁画制作のために建てた「山のアトリエ」
「山のアトリエ」は、日本画家・堂本印象(1891–1975)が、最高裁判所大法廷に設置された巨大壁画(三部作)の制作のために建設したアトリエです。巨大な作品を描くための広い制作空間と自然光を取り入れる大きな窓を備えた建物で、堂本印象が数々の大作制作に没頭した場所でもあります。
2025年には、このアトリエと京都府立堂本印象美術館本館が国の登録有形文化財に指定されました。しかし、長年の風雨により屋根の防水機能の低下や床材の劣化などが進み、早急な修繕が必要とされています。
■日本画の聖地「衣笠」に残る貴重な文化遺産
美術館が位置する京都・衣笠は、大正から昭和にかけて多くの日本画家が暮らした「絵描き村」と呼ばれる地域でした。堂本印象もこの地にアトリエを構え、衣笠山の自然に囲まれた環境のなかで多くの名作を生み出しました。
現在、その時代を物語る建物は減少しており、「山のアトリエ」は画家たちの創作文化を今に伝える数少ない証人ともいえる存在です。
■修復費用500万円を目標にクラウドファンディング
今回のクラウドファンディングでは、500万円を目標に修繕費を募ります。
主な修繕内容は以下の通りです。
屋根の防水工事(雨漏り防止) 壁面の補修・塗装 床材の補強・交換
目標額を超えた場合は照明設備の更新などを行い、将来的な公開活用も視野に入れた整備を進める予定です。
修繕完了後には、2026年秋に特別公開イベントの開催も計画しています。


■「創造の現場」を未来へ
堂本印象は、伝統的な日本画から大胆な抽象表現まで生涯にわたり新しい芸術に挑戦し続けた画家でした。
その創造の源となった「山のアトリエ」には、床に残る絵の具の痕跡や使い込まれた床板など、画家の息遣いが今も残されています。
この貴重な空間を守ることは、日本画文化の歴史と創造の記憶を未来へ伝えることでもあります。
堂本印象美術館では
「この場所を失えば、作品が生まれた“空間の記憶”も失われてしまう」
として、広く支援を呼びかけています。


■プロジェクト概要
プロジェクト名
消えゆく創造の源を救いたい!日本画の巨匠・堂本印象の「山のアトリエ」復活への挑戦
実施主体
京都府立堂本印象美術館
目標金額
500万円
募集期間
2026年3月13日(金)~5月31日(日)
プロジェクトページ
https://camp-fire.jp/projects/919111/view

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