1杯のドリンクでどこまでOK?スタバで迷惑にならない「滞在時間」のボーダーライン
スタバ利用者100名への意識調査アンケート
カフェでの勉強は一般的な光景になりましたが、「1杯のドリンクで、何時間までお店にいて良いのか?」という疑問は多くの人が抱えるところです。特に学生が利用するスターバックスでは、その「滞在時間」のボーダーラインはどこにあるのでしょうか。
日本最大級の教育Webメディア「こども教材プラス」(運営:株式会社SUNCORE)が、スターバックスを月1回以上利用する100名を対象に意識調査を実施しました。その結果、1杯のドリンクで許容できる滞在時間は「1時間まで」が最多であること、そして利用客の58%が勉強する学生を「迷惑だ」と感じた経験があることがわかりました。
【本調査のサマリー】
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1杯のドリンクで許容できる滞在時間は「1時間まで」が34%で最多
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利用客の58%が、スタバで勉強する学生を「迷惑だ」と感じた経験があると回答
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学生の勉強行為に対し、本音では40%が「やめてほしい」と考えている
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勉強する学生の迷惑行為で最も多かったのは「混雑時の長時間の滞在」
スタバでの勉強、利用客の58%が「迷惑」と感じた経験あり
まず、「スターバックスで勉強している学生を見て、『迷惑だ』と感じたことはありますか?」という質問に対し、「よくある」(10名)と「たまにある」(48名)を合わせた58.0%が「迷惑だと感じたことがある」と回答しました。さらに、ストレートに「学生の勉強行為についてどう思うか」と尋ねたところ、40.0%が「やめてほしい」と答えており、半数近くの利用客が学生の勉強行為を快く思っていない実態が明らかになりました。


迷惑だと思われる原因、最多は「混雑時の長時間滞在」
では、利用客は勉強する学生のどのような行為を「迷惑」だと感じているのでしょうか。迷惑だと感じたことがあると答えた58名に尋ねたところ、最も多かったのは「混雑時の長時間の滞在」(43名)、次いで「友達との話し声」(25名)でした。勉強という目的そのものよりも、混雑しているのに席を譲らない、勉強しながらおしゃべりをしてしまう、といった周りへの配慮を欠いた行動が不満の原因となっているようです。

1杯のドリンクでの滞在許容時間、最多は「1時間まで」
迷惑行為の上位に「長時間の滞在」が挙がりましたが、具体的に何時間までなら許容されるのでしょうか。「1杯のドリンクで、勉強している学生が何時間まで滞在しても許容できますか?」という質問に対し、最も多かった回答は「1時間まで」(34名)でした。
▼他のお客さんから許される滞在時間
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1時間まで:34名
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1時間30分まで:23名
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2時間まで:21名
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30分まで:11名
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何時間でも構わない:11名
この「1時間」という時間が、多くの利用客が考える、配慮を示すべき一つのボーダーラインと言えそうです。

店内全体で最も迷惑なのは「大きな声での私語」という結果も
「店内で最も迷惑だと感じる行為はどれか」を尋ねたところ、「大きな声での私語」が57%で断トツの1位でした。「学生の勉強」を選んだのは10%であり、利用客の不満は、静かに行われる行為よりも、むしろ周りへの配慮を欠いた騒がしさにより強く向けられていることがわかります。

「こども教材プラス」編集長・高野智弘からのコメント
今回の調査で、スタバで勉強する学生に対し、半数以上の利用客が何らかの不満を感じた経験があるという事実が明らかになりました。周りの目を気にしたり、滞在時間を気にしたりしながら勉強することは、学生にとって無意識のストレスになりかねません。本来の目的である勉強に集中し、効率を最大限に高めるためには、やはり勉強するために設計された場所を選ぶのが最善です。気兼ねなく質問ができ、周りも集中している「塾の自習室」や、静寂が保たれた「図書館」などを活用することが、結果的に志望校合格への一番の近道になるのではないでしょうか。
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アンケート調査概要
調査対象:スタバを月1回程度、利用する方(有効回答数100名)
調査時期:2025年10月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「スタバでの勉強」に関する実態調査レポート
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、「こども教材プラス調べ」と明記し、こちらのページ(https://school-plus.org/starbucks/)へのリンク設置をお願いします。
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