英国Treehill Partnersと、革新的細胞治療薬開発のための米国新会社設立に向けて始動

小児脳性麻痺を対象とした海外臨床開発の加速と開発投資の効率化を図り、細胞治療のグローバル展開を目指す

キッズウェル・バイオ株式会社

 

 このたび、当社(キッズウェル・バイオ)と、ヘルスケア分野に特化した事業戦略アドバイザリーサービスをグローバルに展開するTreehill Partners(以下、Treehill)は、当社の完全子会社である株式会社S-Quatre(エスカトル)が取り組む細胞治療パイプラインの海外開発加速を目的として、米国に新たな再生医療開発会社(仮称:Kidswell USA)を共同設立することといたしました。Kidswell USAでの開発は、主な適応症として脳性麻痺を対象とします。

 米国における脳性麻痺の有病率は、子ども345人に1人と推計されており、米国国立衛生研究所の報告では、毎年8,000〜12,000人の乳児が新たに脳性麻痺と診断されています。現在、脳性麻痺に対しては症状緩和を目的とした治療のみが存在しており、新規治療法への高いニーズが存在しています。そのような状況において、当社はエスカトルが独自に開発したヒト乳歯由来の他家歯髄幹細胞(SQ-SHED)を用いた細胞治療プラットフォームを保有しており、すでに脳性麻痺を対象として自家SQ-SHEDを投与する臨床研究(名古屋大学主導)では、安全性の確認に加え、有効性を示唆する結果が得られています。

 Kidswell USAでは、当社グループとTreehillがそれぞれの強みを持ち寄り、SQ-SHEDの臨床開発を、特に米国市場を中心に、効率的に推進してまいります。具体的には、当社グループからはSQ-SHEDに関する研究成果等の知財や製造技術等を提供し、Treehillが有する経験や専門知識に加え、Treehill独自のClinical Development Optimizationモデルを最大限に活用しKidswell USAを設立、経営し、臨床開発に取り組みます。また両社は、SQ-SHEDの開発支援を担う優先パートナーとして、ライフサイエンス分野における世界的リーダーである米国Thermo Fisher Scientificを選定しました。

 キッズウェル・バイオ株式会社 代表取締役社長 CEO 紅林 伸也のコメント
「当社グループが有する革新的な細胞治療薬候補品については、米国市場での臨床開発に向けた準備をこれまで進めており、その加速のために共同で臨床開発ロードマップを構築できるパートナーを選定しました。本ロードマップは、開発投資を効率化しつつ、臨床開発の成功確度を高め、海外市場への持続的な治療提供につなげるものです。これにより、現在十分な治療選択肢がないアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患に対し、新たな治療を提供してまいります。TreehillとのパートナーシップおよびThermo Fisher Scientificの米国における開発インフラを基盤に、経験豊富なリーダーシップと企業戦略、市場志向の開発戦略等に関する専門性を組み合わせ、臨床から上市までのプロセスを力強く推進してまいります。」

 Treehill Partners CEO 兼 Founder Ali Pashazadeh氏のコメント
「有望な治療法の中には、非効率な開発プロセスや資本配分の課題により、臨床開発で十分に成果を得られなかったり、患者様に届かないままとなるものが少なくありません。Treehillは、開発期間の短縮、資本配分の最適化、承認取得や上市の成功確度の向上を目的としたClinical Development Optimizationモデルを通じて、この状況を解決するために設立されました。今回、Kidswellとの提携により、未充足ニーズの高い小児脳性麻痺の患者様に対し、臨床的意義の高い細胞治療のグローバル開発が加速されます。本協業は、Treehillの成長ポートフォリオに新たな価値を加えるものであり、自社の戦略的開発の専門性を活用して、承認取得と上市に向けた開発を効率的に進めてまいります。」

すべての画像


会社概要

URL
https://www.kidswellbio.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都中央区日本橋本町三丁目8番3号 日本橋ライフサイエンスビルディング3 302号
電話番号
-
代表者名
紅林 伸也
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2001年03月