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公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
会社概要

シリア和平会議の最優先課題を子どもの保護に!

~主要人道支援団体が共同で公開書簡を発表~

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

――わたしのことをお話ししましょう。この物語は、二人の息子を亡くしたことから始まります。わたしが暮らしていた町で銃撃戦が起き、それから砲撃があり、息子二人はその犠牲になりました。その後間もなくして、娘のアマルが同じく犠牲になりました。その日、1,000発もの砲弾が、わたしたち家族に降り注いだのです。娘はたった6才でした。ザヒールさん(レバノンで避難生活を送るシリア難民)

世界中の子どもたちのために活動する国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、主要な人道支援組織と連名で、22日にスイスで開催されるシリア国際和平会議(ジュネーブ2)において、シリアの子どもたちの窮状に焦点を当て、最優先課題としての取り組みが求められるべきであるという公開書簡を発表しました。報道関係者には世論喚起を、シリア和平会議参加国および関係者には合意の達成を求めます。

公開書簡では、主要な人道支援組織が初めて共同で声を上げ、シリア国内で紛争下に閉じ込められた子どもたちのために支援物資を届けられるようにすること、子どもたちを武力紛争の標的にしないことを内戦に関わるすべての当事者たちに要請しています。

セーブ・ザ・チルドレン・インターナショナルのジャスミン・ウィットブレッド事務局長を始め、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官、デズモンド・ツツ名誉大主教、ヴァレリー・エイモス人道問題担当国連事務次長、ユニセフのアンソニー・レイク事務局長等15名が署名しました。

シリアの内戦では既に1万1,000人以上の子どもが命を落としており、内およそ7,800人が人口密集地への無差別的な攻撃の犠牲でした。

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの権利が実現されている世界を目指す世界最大の民間の子ども支援団体として、ジュネーブ2の参加者に対し、子どもの保護を議題の最優先事項とすることを求めます。

わたしたちは、全ての当事者に対し、次の3点を求めます。

・シリア国内の子どもたちへの支援物資配布を許可すること
・学校や医療施設を守ること
・人口が密集した地域への爆撃を防止すること

「シリアにいる子どもたちは、負傷や死や難民となる危険に日々さらされています。軍に包囲されていたり、危険な地域に閉じ込められている状態で、大勢の子どもたちに支援物資がほぼ全く届いていません。この人災による悲劇は、紛争の当事者たちがそう決めれば、終わらせることができるのです。ジュネーブ2での議題の最優先事項は子どもの保護であるべきです。

シリアの化学兵器の廃棄に向けた活動において、政治的な意思の力はすでに実証されています。紛争がこのまま継続されたとしても、子どもや一般市民がこれ以上犠牲にならないよう、化学兵器をめぐる取り組みの時と同じ強い政治的な意思が示されることを期待します。

セーブ・ザ・チルドレンが提唱する3点は、最も守られる存在であるべき子どもたちが置かれている凄惨な状況を終わらせるためのものです。もし、和平会議でこの3つの合意だけでも達成されれば、子どもの犠牲を激減することができるのです。」セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長 千賀邦夫

■セーブ・ザ・チルドレンについて
1919年設立。90年以上にわたり、すべての子どもの、生きる、育つ、守られる、参加する「子どもの権利」の実現を目指し、子ども支援を展開。1989年に国連総会で採択された「子どもの権利条約」の作成にも携わってきました。子ども支援の世界的リーダーとして、国連経済社会理事会(UN ECOSOC)のNGO最高資格である総合諮問資格(General Consultative Status)を取得。日本を含め、世界30カ国にある独立したセーブ・ザ・チルドレンがパートナーシップを結び、現在、約120の国と地域で活動しています。

*シリア危機におけるこれまでのセーブ・ザ・チルドレンの活動
シリアおよび周辺地域で90万人に支援を実施、内30万人がシリア国内での支援です。今現在、450万の子どもたちがシリア国内でわたしたちの支援を必要としています。

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2014年1月21日

シリア国内の子どもの保護を求める共同公開書簡

報道関係者各位
シリア和平会議参加国・関係者各位

明日から開催されるシリア和平会議(ジュネーブ2)は、シリアの子どもたちの窮状を伝える重要な機会です。これまでシリアでは1万1,000人以上の子どもたちが命を落としています。住宅地や学校、病院が攻撃され、子どもたちが標的となっています。

シリア国外に逃れた100万人を含め、400万人以上の子どもたちが、自宅からの避難を余儀なくされています。多くの子どもたちが心に傷を負い、空腹にあえぎ、そして早急に保護されることを必要としています。しかし恥ずべきことに 、最も支援を必要とする子どもたちに支援を届けることができていません。紛争地帯に取り残されている何十万もの子どもたちは、人道支援をほとんど受けることができていないのです。

私たちは内戦の当事者に対し、子どもたちを標的にすることを直ちにやめるよう、そして子どもたちを保護するための以下の3点について約束するよう要請します。

 1.子どもたちへの緊急支援を妨害しない。
 2.学校や病院を標的にしない、また軍事施設として使用しない。
 3.人口が密集した地域への爆撃を行わない。

国際社会がその責任を果たせていないことにより、シリアの子どもたちは傷つき、命を落とし、愛する人を失っています。私たちは、シリアの子どもたちの権利を守るために、声を上げ続けることを約束します。

シリアの子ども世代全体が、暴力によって失われようとしています。子どもたちを救う責任は、私たち全員にあります。

デスモンド·ツツ(ケープタウン名誉大主教及びノーベル平和賞受賞者)
ヴァレリー·エイモス(人道問題担当国連事務次長)
アンソニー・レイク(ユニセフ事務局長)
アントニオ・グテーレス(国連難民高等弁務官)
クリスタリナ・ゲオルギエヴァ(欧州委員会 国際協力・人道援助・危機対応担当)
マーガレット·チャン(世界保健機関事務局長)
アーサリン・カズン(国連世界食糧計画(WFP)事務局長)
レイラ・ツェルツァロワ (子どもと武力紛争国連事務総長特別代表)
マーク·マロック·ブラウン(元国連事務次長及び国連開発計画(UNDP)総裁)
ヤン・エーゲラン(ノルウェー難民評議会事務局長)
ルイーズ・アーバー(国際危機グループ理事長)
デビッド·ミリバンド(国際救済委員会代表)
ジャスミン・ウィットブレッド(セーブ・ザ・チルドレン・インターナショナル事務局長)
ウィニー・ビヤニィマ(オックスファム·インターナショナル事務局長)
ケビン·ジェンキンス(ワールド·ビジョン·インターナショナル総裁)




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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区内神田2-8-4 山田ビル4階
電話番号
03-6859-0070
代表者名
井田 純一郎 
上場
未上場
資本金
-
設立
1986年05月
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