インターナショナル・ウールマーク・プライズ2015/16アジア地区大会出場デザイナー発表

 

 

 

インターナショナル・ウールマーク・プライズ2015/16 アジア地区大会出場デザイナーが発表されましたのでご案内申し上げます。
インターナショナル・ウールマーク・プライズ (IWP) は、1953年に当時の国際羊毛事務局(IWS) により新たな取り組みとして行われ、翌1964年にはカール・ラガーフェルドとイヴ・サンローランが受賞しました。その後、オーストラリア産メリノウールの特質を活かしてファッションアイテムを製作する若手デザイナーを訴求するために復活し、現在においても世界各地から素晴らしい才能を発掘し続けています。復活してから4年となる今年度の大会には20カ国以上から60人以上のデザイナーが参加する、今最も受賞したいファッション賞の一つとなっています。
 
今大会には6つ目の地域、ブリテン諸島が追加されました。ロンドンで地区大会が行われ2名のファイナリストが選ばれます。他の5つの地区大会は上海、シドニー、アントワープ、ドバイ、そしてニューヨークで行われ、10名のファイナリストが選ばれます。各ファイナリストには、次のコレクションに向けて5万オーストラリアドルが支援され、インターナショナルファイナル大会への出場権が与えられます。
メンズウェアファイナリスト6名は、2016年1月にPITTI UOMO期間中にフィレンツェで、ウィメンズウェアファイナリスト6名は、2016年2月にニューヨークで開催されるファイナル大会で顔を合わせることとなります。
メンズウェア、ウィメンズウェア各部門の優勝者にはコレクションの生地調達費用およびマーケティング費用として10万オーストラリアドルが支援されます。更に、優勝コレクションは本大会の小売りパートナーである英国のハーヴェイ・ニコルズ、中国のジョイス、米国のサックス・フィフス・アベニュー、イタリアのディエチ コルソ コモ, マイテレサオンライン(mytheresa.com)、マッチズファッション(Matchesfashion.com)、そしてオーストラリアのデビッド・ジョーンズを通して販売されます。
アジア地区大会は7月20日に開催されます。そこでは、デザイナー達がメリノウールを使用した6着のカプセルコレクションスケッチを発表し、その中から実際に製作された一着を発表します。審査員は近日中に発表される予定です。
インターナショナルウールマークプライズ2015/16アジア地区大会へノミネートされたデザイナー：
【ウィメンズウェア】
CONSTANCE TSUI by DAVIDSON TSUI (コンスタンス シュイ バイ デヴィッドソン・シュイ) - 中国 
DORIS Q (ドリス キュー)- 中国 
HEI LAU (ヘイ ラウ)- 香港 
J KOO (ジェイ クー)- 韓国
Jarret (ジャレット)- 韓国
PINGHE (ピンハー)- 中国 
TARO HORIUCHI (タロウ ホリウチ)- 日本
WHOSTHAT (フーズザット)- 香港
【メンズウェア】
FFIXXED STUDIOS (フィックストスタジオ)- 香港
HUI BY ERAN HUI (フイ バイ エラン・フイ)- 中国
liberum arbitrium (リベルム アルビトリウム)- 日本 
MUNSOO KWON (ムンス クォン)- 韓国 
ザ・ウールマーク・カンパニーは、アジア地区公式ノミネーティング・ボディとして日本ファッション・ウィーク推進機構からのサポートを受けています。また、本大会はグローバルにおいてはCFDA(アメリカファッション協議会)、英国ファッション協議会 (BFC)、メルセデスベンツ・ファッションウィーク・マドリード、プレムセラ財団など、数々の重要なファッション協会からサポートを受けています。
IWPは世界的に素晴らしいデザイナー達を生み出す一方、ビクトリア・ベッカム、ダイアン・フォン・ファステンバーグ、アレキサンダー・ワンそして、リチャード・二コルなどの一流デザイナーとのパートナーシップも確立しています。
 
ザ・ウールマーク・カンパニーのマネージングディレクターであるスチュアート・マカラックは「業界からの強い要求にこたえる形で6番目の地区が追加されました。これは、この賞が市場に大きなインパクトを与えたことを示す一例です。」と述べています。
http://www.woolmarkprize.com（英語）