【新刊『人間さまお断り』8/12より発売!】日本トップクラスのAI研究者も驚愕!「ここ数年で読んだ人工知能に関する書籍のなかで最も感銘を受けた」本書に書かれた衝撃の未来とは?

『人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き』 ジェリー・カプラン著/安原和見訳 三省堂刊

株式会社三省堂(東京都千代田区、代表取締役社長 北口克彦)は、米Yale University Press刊行の”Humans Need Not Apply: A Guide to Wealth and Work in the Age of Artificial Intelligence”の日本語版となる『人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き』を2016年8月12日(金)より発売します(四六判ハードカバー/272頁/本体価格2,500円)。
 

『人間さまお断り』 三省堂『人間さまお断り』 三省堂


原著(2015年8月刊)は英「エコノミスト」誌にて2015年「ブック・オブ・ザ・イヤー(サイエンス・テクノロジー部門)」に選出!
 
  • 「人間の仕事が次々と奪われる。最近は特に多いが、そういった恐怖を煽るような本のひとつか。そう思って読むと、中身はすごい。驚いた。文句なく、ここ数年で読んだ人工知能に関する書籍のなかで最も感銘を受けた。」(松尾豊「日本語版解説」より)

『人間さまお断り』の日本語版解説は、日本トップクラスの人工知能研究者である松尾豊氏(東京大学大学院工学系研究科特任准教授)にご執筆いただきました。松尾氏は解説の中で、本書の内容についてまた次のように評しています。
 
  • 「本書は、これまでの人工知能に関する多くの本と一線を画し、今後の社会や産業を正しく見通している本だろう。どの一章、一節をとっても、(一見して他愛もない想像の産物、空想の産物に思うかもしれないが)、深い技術の理解、産業や社会の理解、そして人々の心理の理解に基づいている。人工知能を使った新しいビジネスを考えている企業の方、研究者、起業家、そして政府や自治体の方は、必読である。ヒントがたくさん散らばっている。」(松尾豊「日本語版解説」より)

それでは、本書の著者はどのような人物なのでしょうか?

 

ジェリー・カプラン氏 (c) Todd Rafalovichジェリー・カプラン氏 (c) Todd Rafalovich
著者のジェリー・カプラン氏は、スタンフォードAI研究所で人工知能研究に創生期から関わりながら、シリアルアントレプレナーとして何度もIT部門の新興企業を興し、成功させてきました。それらのスタートアップのうちのひとつ、GO社の軌跡を自ら著した『シリコンバレー・アドベンチャー ザ・起業物語』(日経BP社、1995年10月刊)は、刊行当時日本でもベストセラーとなりました。

本書『人間さまお断り』の魅力は、技術的な深い理解と専門性をもちながら、企業家ならではの緻密さと具体性で、一見奇抜と思われるアイディアを、なるほどそれで問題解決しそうだ、というところまで持っていく、その手さばきの見事さにあります。

人工知能と人間が共存する未来には、仕事を探す際の求人情報に「人間は不可」と書かれるような時代が必ずやってくる―『人間さまお断り』というタイトルには、そんな意味が込められています。

人工知能の技術が進歩し、あらゆる産業分野にイノベーションが広がっていくことで、世界は確かに豊かになっていくが、他方、あらゆる仕事が自動化されていくことで人間の労働が奪われ、富める者に資産が集中し、今後10年で、アメリカにおける小売消費の半分以上が、上位5パーセントの富裕層によって生み出せられることになる――
 

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本書の目標は、これらの問題に適切に対処するために、知的ツール、倫理的根拠、心理的な枠組みを提示することだ。人々がやけっぱちの貧困者になり、安楽に暮らす持てる者の仲間入りをするために、最後の一セントをギャンブルに注ぎ込むようになるか、それともなんの束縛も受けない芸術家やスポーツ選手や学者になって、人間自身の被造物から手厚く奉仕されるようになるか。今後10年から20年のうちに実施される政策が、どちらになるかを分ける大きな決め手になるだろう。
言うまでもないが、近年の技術的進歩がもたらす危険については、すでに多くの才能ある人々が熟慮のすえに警鐘を鳴らしている。愉快なフィクションとして表現した人もいれば、経済学者の分析力のすべてを駆使して警告を発した人もいる。本書の目標は、高まる懸念の合唱にべつの声を付け加えることだ。つまり、技術分野の企業家という視点から歌ってみようというわけである。(「導入(イントロダクション)」より)
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  • 膨大な所得格差を生むHFT(株の超高速取引)プログラム。その影響を抑えるために、著者は二つの解決策を提案する。ひとつは情報のリクエストに対してわずかな額を課金するという方法、もうひとつは人間でもコンピュータでも関係なく、あらゆるトレードを一秒遅延させるという方法だ。
 
  • ロボットなどの合成頭脳による犯罪を防止・抑制するためにどのような手立てを打てばよいか。著者は「法人」に対する処罰の方法を参考に、犯罪をおかした合成頭脳に対して、その目標達成能力を奪うという処罰の実行を提案する。自己の目標達成に向けて合理的にプログラムされている合成頭脳にとっては、犯罪行動の抑止と更正に大きな意味をもつはずだと著者はいう。
 
  • あらゆるものが自動化され、タクシーやトラックの運転手、調理や接客などのサービス業はもちろん、弁護士や医師といった職業もまた、失業の脅威は目の前に迫っている。大失業時代への対策として著者があげているキーワードは、「就活ローン」。その詳しい内容は、本書の中に。
 
松尾豊氏に「私の思考のずいぶん先を行っている部分もたくさんある」とまで言わしめた、本書『人間さまお断り』で示される未来への視座は、将来の制度設計に関わる多くの分野の方々にとって重要な羅針盤となるでしょう。


【主な目次】

 

はじめに
導入(イントロダクション)――これがあなたの未来です

第1章    コンピュータに釣りを教える

第2章    ロボットに治りかたを教える
第3章    こそ泥ロボット
第4章    神々は怒っている
第5章    おまわりさん、あのロボットが犯人です
第6章    送料無料(フリー・シッピング)の国、アメリカ
第7章    大胆なファラオたちの国、アメリカ
第8章    どんな仕事も自動化できる
第9章    ぴったりの方法がある
導出(アウトロダクション)――これがあなたの子供たちの未来です
謝辞/原注/日本語版解説(松尾豊)


【商品概要】

書名:人間さまお断り
著者:ジェリー・カプラン 著 / 安原和見 訳
定価:本体2,500円+税
発売日:2016年8月12日(金)より(発売日は地域によって異なります)
体裁:四六判ハードカバー/272ページ
ISBN:978-4-385-36059-1

本書の内容について詳しくは下記をご覧ください。
http://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gen/gen4lit_etc/ningnkotow/



【著者・訳者プロフィール】

ジェリー・カプラン
Jerry Kaplan

1952年生まれ。ペンシルヴェニア大学でコンピュータ科学の博士号を得たのち、名高いスタンフォードAI研究所に入所。その後いくつもIT部門の新興企業を興して成功、いまは古巣のスタンフォード大学に戻り、法情報科学センターのコンピュータ学部で人工知能の及ぼす影響と倫理について教えている。起業家、発明家として知られるだけでなく、著述家としても高い評価を受けている。著書に『シリコンバレー・アドベンチャー ザ・起業物語』(日経BP社)があるほか、2016年10月にはArtificial Intelligence: What Everyone Needs to Knowを刊行予定。

安原和見
Kazumi Yasuhara

翻訳家。東京大学文学部西洋史学科卒。訳書に『戦争における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫)、『これが見納め: 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景』(みすず書房)、『南シナ海: アジアの覇権をめぐる闘争史』(河出書房新社)など多数。


【三省堂について】

会社名:株式会社三省堂
本社所在地:〒101-8371 東京都千代田区三崎町2丁目22番14号
創業:1881年(明治14年)4月8日
代表取締役社長:北口克彦
従業員数:161名(2016年6月1日現在)
資本金:7,000万円
事業内容:辞書、事典、学習図書、一般図書、電子出版物、小学校・中学校・高等学校教科書の出版・販売、情報提供サービス
URL: http://www.sanseido.co.jp/


【本件に関するお問合せ先】

株式会社三省堂 営業局 宣伝広報部
Tel:03-3230-9562
E-mail:www-info@sanseido-publ.co.jp
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