日本最古の企業PR誌『學鐙』リニューアル
創刊から120年続く企業PR誌『學鐙』全面リニューアルして6月5日に発行!
1.リニューアルのポイント
●表紙と誌面のデザインを刷新
表紙と誌面は株式会社MIKAN-DESIGNの美柑和俊氏にデザインを依頼いたしました。表紙には「學鐙」の文字を大きく配置するなど、従来のイメージを刷新した大胆な構成です。今後も毎号デザインをアレンジしていきます。また誌面は、著者近影や略歴、書影を掲載するなど、読者に親しみをもって手に取っていただけるようにデザインを一新いたしました。
●毎号魅力的な特集テーマ、企画をお届け
リニューアルにあたってのコンセプトは、「未知に光をあて、先の見えない時代を照らす、小さな知の灯火となることを目指す」とし、毎号ここから導き出した特集テーマを設定し、各界ご活躍の方にご寄稿いただきます。また、今号から巻頭に新作の現代詩歌をご寄稿いただくなど、新しい企画を取り入れてお届けいたします。
●電子版での販売も開始
これまで印刷物のみであった『學鐙』を、丸善雄松堂の親会社である大日本印刷株式会社が運営するハイブリッド型総合書店「honto」( https://honto.jp/ )にて電子版を販売いたします。書店で入手できない場合でも、電子にてお読みいただけます。
2.學鐙 2023年夏号 (Vo.120 No.2)掲載内容詳細
雑 誌:A5サイズ/64頁/季刊(3、6、9、12月発行)/雑誌コード02447
発売日:2023年6月5日
価 格:250円(税込) ※冊子版、電子版とも
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◆特集 「いま私たちが学ぶべきこと」
学ぶということ ・・・ 養老 孟司 (東京大学名誉教授)
いま私たちが学ぶべきこと ・・・ 内田 樹 (神戸女学院大学名誉教授・凱風館館長)
「経」を棄てるか ・・・ 山口 謠司 (大東文化大学文学部教授)
現代版「和魂洋才」のすすめ ・・・ 尾島 巌 (ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校卓越教授)
人の創造性とテクノロジー ・・・ 礒津 政明 (株式会社ソニー・グローバルエデュケーション会長)
歌うピアノをめざして ・・・ 青柳 いづみこ (ピアニスト・文筆家)
◆連載企画
知の生まれる場所:
リレー連載で、書店、図書館、研究室、書斎など、新たな知や活動が生まれる現場を訪ね、場づくりの知恵や、知的活動の技法をご紹介いただきます。
○山村における「人文知の拠点」: 青木 真兵 (「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター)
科学と生きる:
毎号連載で、日々の出来事や暮らしに関連する身近な科学や、私たちの生き方、暮らし方、世界の見方を変える科学のトピックなどをご紹介いただきます。
○ブルーな気持ちって、ナニモノ? : 五十嵐 杏南 (サイエンスライター)
書物とともに:
毎号連載で、和洋の古書稀覯書、書物史、出版文化にまつわるエピソード、専門家による回想など、私たちと「書物」との関わりについてご寄稿いただきます。
○回想のビブリオフィル デイヴィッド・J・ホール : 髙宮 利行 (慶應義塾大学名誉教授)
◆書評企画
文芸季評:
季節ごとに新しい文芸作品をご紹介いただき、評論いただきます。
○子供のまなざしから地球を考える——『惑う星』 : 渡辺 祐真 (文筆家・書評家)
○子宮の戦争と女の人生——盛可以『子宮』を読む : 水上 文 (文筆家・文芸批評家)
これから読む本:
既に読んだ本ではなく「これから読む本」について、ご紹介いただきます。
○呪術と学術の東アジア——陰陽道研究の継承と展望 : 二村 淳子 (比較文化研究者・芸術学者)
横断書評:
特集テーマからの連想による分野横断的な本について、ご紹介いただきます。
○サイボーグになる——テクノロジーと障害、わたしたちの不完全さについて : 橋本 輝幸(SF研究家)
他に、丸善出版刊行物の書評記事も掲載いたします。
3.編集長コメント
『學鐙』は明治30年(1897年)3月に『學の燈(まなびのともしび)』として創刊され、2023年3月に127年目(※)を迎えました。『學の燈』とは、みずから灯火(ともしび)となってまなびの道を照らす、といった意味合いで、創刊時から脈々と受け継がれている一貫した編集姿勢は、今後も変わることはありません。発行元変更後、そして刷新後の初号となる本号の特集テーマは、「いま私たちが学ぶべきこと」といたしました。知りたい、学びたいという人が生まれながらに備える欲求、人間の本質的な営為としての「まなび」について、誌面を通じて読者の皆様と共に思料していければと存じます。是非皆様のご意見・ご感想をお聞かせくださいませ。
※第二次世界大戦の戦中から戦後まで7年の休刊を余儀なくされ、今年は発刊120巻となります。
【参考情報】
● 丸善雄松堂について https://yushodo.maruzen.co.jp/
丸善雄松堂は、大学をはじめとする全国の教育・研究機関への学術資料の提供や学習空間・商空間のプロデュース、図書館など教育機関・文化施設の運営支援等の事業を通じ、150年以上にわたり、日本の教育・科学・文化の発展に貢献してきました。現在、こうした知見をもとに、地域や社会に広がる「まなびのつながり」を育み、人びとの持続的なまなびを促進する環境づくりを支援しています。
※2016年2月に丸善(株)(1869年1月創業)と(株)雄松堂書店は経営統合し、丸善雄松堂(株)になりました。
● 學鐙について https://yushodo.maruzen.co.jp/corp/gakuto/
企業PR誌「學鐙」は、明治30年(1897)3月に創刊し、現在まで続く我が国最古のPR誌です。長く丸善(株)が出版していましたが、2011年に丸善(株)から出版事業を分社した際に丸善出版(株)が発行元となり、以後2023年3月まで発行してきました。今般、兄弟会社間で『學鐙』の発行に関して真摯に協議した結果、丸善雄松堂(2016年に丸善(株)から商号変更)が発行すべきとの結論にいたり、本年6月発行号から発行元を引継ぎます。
初代編集長は作家・文芸評論家として活躍していた内田魯庵で、執筆者には坪内逍遙、夏目漱石、井上哲次郎らが名を連ねました。創刊時から続く「広く日本の文化に寄与し、世界の文化受容の窓口となる」という一貫した編集姿勢は変えず、今後より複雑化していく未来に向けて、「未知に光をあて、先の見えない時代を照らす小さな知の灯火(鐙)となることを目指します。
【お問い合わせ】
●本件に関する問い合わせ
丸善雄松堂株式会社
担当:學鐙企画・編集委員会
Mail: gakuto@maruzen.co.jp
●丸善雄松堂株式会社に関する問い合わせ
丸善雄松堂株式会社
担当:経営本部 経営企画部
Mail: ml-mycc@maruzen.co.jp
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