メルク、Grzybowski Scientific Inventionsを買収、化学合成のサービスを拡大
• コンピュータを使った革新的な逆合成ソフトウェアにより有機合成の生産性を最適化 • メルクの業界を牽引するeコマースプラットフォームおよびビルディングブロック、触媒、試薬のポートフォリオを補完
2017年5月9日、ドイツ、ダルムシュタット発 - サイエンスとテクノロジーの分野における世界有数の企業であるMerck(以下メルク)は5月9日、コンピュータを使った革新的な逆合成ツールである「Chematica」を開発したGrzybowski Scientific Inventions (グリズボウスキー サイエンティフィック インベンションズ、以下GSI)の買収を発表しました。Chematicaは、高度な反応ルールと独自のアルゴリズムを使用して、ユーザーが定義した制約を満たす合成経路を特定します。本取引にかかる財務情報は開示しておりません。
メルク経営執行委員会のメンバーでライフサイエンス・ビジネス( http://www.merckgroup.com/en/products/life_science/life_science.html )CEOのウディット・バトラは、「メルクは製薬と化学の事業において350年の歴史があり、化学合成およびケモインフォマティクスのマーケットの魅力や、この買収が化成品や試薬の分野におけるリーダー企業としての地位を補完することを認識しています」と述べています。
バーチャル合成では、ラボの指定に基づき数百万のデータポイントをフィルタリングすることにより、ターゲット化合物の構想から経路の評価までの時間を大幅に短縮します。このツールは、短時間で効率的に最適な経路を提供し、特に医薬品化学および創薬の分野のすべての研究者に大きな利点をもたらします。
専門家が定義した何万という化学反応のルールと独自のアルゴリズムを備えたGSIのナレッジベースによって、プログラムにおいて何百万もの合成経路の精査と、最も費用効果の高い方法で希望するターゲットにつながる経路選択を行うことができます。
GSIの創設者であり、Chematicaの発明者であるバルトシュ・グリズボウスキー氏は次のように述べています。「シグマ アルドリッチおよびミリポアの製品とともにラボで学んできた化学者として、長い歴史があり、化学に対する真摯な関心を持つ企業によって買収されることを非常に誇りに思います。当社の革新的なプランニングツールとメルクの多くの利用可能な出発原料および業界を牽引するeコマースプラットフォームを組み合わせることにより、顧客に大きな価値を提供します」
Chematicaツールは、アカデミアおよび産業界のユーザー向けに限定販売しています。
グリズボウスキー サイエンティフィック インベンション(GSI)について
グリズボウスキー サイエンティフィック インベンション(GSI)は、革新的な化学物質に関する意思決定および合成のプランニングソフトウェア製品Chematicaの独占的ライセンス、開発、マーケティングおよび販売の権利を持つスタートアップ企業です。2013年12月の設立以来、幅広い業界のみならず世界中の学術および政府機関の顧客と良好な関係を築いています。現在、Chematicaは「化学的な思考」ができる最初のコンピュータープログラムとして広く認知されており、理論上の薬物分子だけでなく薬剤、天然物を含む複雑なターゲット向けの化学的に実行可能な合成経路を数秒のうちに設計できる唯一の専門システムです。
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。がんや多発性硬化症のためのバイオ医薬品を用いた治療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約5万人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指しています。2016年は66カ国で150億ユーロの売上高を計上しました。
メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立され、液晶や顔料などの化学品の研究開発・製造・販売や、試薬・分析機器などバイオサイエンス基礎研究や医薬品製造、創薬にかかわるライフサイエンス関連製品・サービスを手がけてきました。2017年1月より、日本国内におけるパフォーマンスマテリアルズ事業をメルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社に集約し、液晶材料や半導体製造用材料、顔料、特殊化学品・機能性材料などの製造・輸出入・販売などを行っています。メルク株式会社およびメルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社は、ライフサイエンスとパフォーマンスマテリアルズの両分野で高付加価値製品とソリューションを幅広く提供しています。詳細はwww.merck.co.jpをご覧ください。
メルク経営執行委員会のメンバーでライフサイエンス・ビジネス( http://www.merckgroup.com/en/products/life_science/life_science.html )CEOのウディット・バトラは、「メルクは製薬と化学の事業において350年の歴史があり、化学合成およびケモインフォマティクスのマーケットの魅力や、この買収が化成品や試薬の分野におけるリーダー企業としての地位を補完することを認識しています」と述べています。
バーチャル合成では、ラボの指定に基づき数百万のデータポイントをフィルタリングすることにより、ターゲット化合物の構想から経路の評価までの時間を大幅に短縮します。このツールは、短時間で効率的に最適な経路を提供し、特に医薬品化学および創薬の分野のすべての研究者に大きな利点をもたらします。
専門家が定義した何万という化学反応のルールと独自のアルゴリズムを備えたGSIのナレッジベースによって、プログラムにおいて何百万もの合成経路の精査と、最も費用効果の高い方法で希望するターゲットにつながる経路選択を行うことができます。
GSIの創設者であり、Chematicaの発明者であるバルトシュ・グリズボウスキー氏は次のように述べています。「シグマ アルドリッチおよびミリポアの製品とともにラボで学んできた化学者として、長い歴史があり、化学に対する真摯な関心を持つ企業によって買収されることを非常に誇りに思います。当社の革新的なプランニングツールとメルクの多くの利用可能な出発原料および業界を牽引するeコマースプラットフォームを組み合わせることにより、顧客に大きな価値を提供します」
Chematicaツールは、アカデミアおよび産業界のユーザー向けに限定販売しています。
グリズボウスキー サイエンティフィック インベンション(GSI)について
グリズボウスキー サイエンティフィック インベンション(GSI)は、革新的な化学物質に関する意思決定および合成のプランニングソフトウェア製品Chematicaの独占的ライセンス、開発、マーケティングおよび販売の権利を持つスタートアップ企業です。2013年12月の設立以来、幅広い業界のみならず世界中の学術および政府機関の顧客と良好な関係を築いています。現在、Chematicaは「化学的な思考」ができる最初のコンピュータープログラムとして広く認知されており、理論上の薬物分子だけでなく薬剤、天然物を含む複雑なターゲット向けの化学的に実行可能な合成経路を数秒のうちに設計できる唯一の専門システムです。
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。がんや多発性硬化症のためのバイオ医薬品を用いた治療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約5万人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指しています。2016年は66カ国で150億ユーロの売上高を計上しました。
メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立され、液晶や顔料などの化学品の研究開発・製造・販売や、試薬・分析機器などバイオサイエンス基礎研究や医薬品製造、創薬にかかわるライフサイエンス関連製品・サービスを手がけてきました。2017年1月より、日本国内におけるパフォーマンスマテリアルズ事業をメルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社に集約し、液晶材料や半導体製造用材料、顔料、特殊化学品・機能性材料などの製造・輸出入・販売などを行っています。メルク株式会社およびメルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社は、ライフサイエンスとパフォーマンスマテリアルズの両分野で高付加価値製品とソリューションを幅広く提供しています。詳細はwww.merck.co.jpをご覧ください。
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